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気体発生の実験室的製法(高校無機化学)

高校無機化学で気体の発生反応として、いろいろな反応が挙げてある受験参考書を見ているのですが、その中で、加熱が必要な反応に対して、なぜ加熱をする必要があるのかがわからない反応が4つあります(下に挙げています)。自分としては反応速度(収率)を上げるためかなと考えていますが実際はよくわかりません。1つでもいいのでお願いします。 1.2NH4Cl+Ca(OH)2→CaCl2+2H2O+2NH3 2.2KClO3→2KCl+3O2(触媒:酸化マンガン((4))) 3.MnO2+4HCl→MnCl2+2H2O+Cl2 4.NaCl+H2SO4→NaHSO4+HCl

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nabla
  • ベストアンサー率35% (72/204)
回答No.2

1 一般に固体同士の反応は液体や気体同士、液体や気体と固体の反応にくらべて試薬同士の接触面積が小さいため加熱し続けないと反応が進行しません。 2 たぶん活性エネルギーの関係でしょう。 3 加熱することでCl2はどんどん気化します。 HClも同様に気化しますが、上からどんどん補充されるためその濃度は一定です。 従ってルシャトリエの原理からCl2を作る方向に反応が進みます。 4 3とほぼ同じです。自分で考えましょう。

ryoppa
質問者

お礼

大変有用な回答ありがとうございます。 全て納得できました。接触面積や塩素の揮発性などを考えておらず、なるほどと思いました。つまり、全ての反応に共通して加熱をすることで反応を進行しやすくするために行い、加熱しないとその反応に対する収量はとても低いものになってしまう(別の表現だと過熱しなくてもできないことはない)ということですね。

その他の回答 (1)

  • 12m24
  • ベストアンサー率23% (193/817)
回答No.1

 一般に、反応は温度が高い方が早く進むため、安全な範囲で加熱して取り出すのが一般的です。  特に触媒を使っている場合は、触媒作用がある程度の温度範囲でないと発生しない場合もあります。

ryoppa
質問者

お礼

早々にお返事をいただきありがとうございます。 なるほど、触媒にそのような効果が・・・。知りませんでした。今から触媒の効果と温度との関係について調べようと思います。有用な意見をありがとうございました。

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