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塩素の製法について
塩素の製法についてたずねたいです。 式ではMnO2+4HCl→MnCl2+Cl2+2H2O となっているんですが 高校の教科書に載っている装置での実験だと 濃塩酸+酸化マンガン(IV)とし加熱したのちに、水の入ったびんのあとに濃硫酸の入ったびんをとおして、下方置換でびんに塩素を あつめています。 水の入ったビンでは、塩化水素を吸収し、濃硫酸の入ったびんでは水を吸収するそうです。 でも、水の入ったビンで、疑問なんですが MnO2+4HCl→MnCl2+Cl2+2H2O では、塩化マンガンはできていますけど、塩化水素はできていませんよね? ここはどう考えればいいのでしょうか? 塩化水素は右辺の式には入っていないので、悩んでいます。 教えてもらえるとありがたいです おねがいします。
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- htms42
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#1のご回答に付け加えさせていただきます。 余計なことかもしれませんが参考にしてください。 よく出てくる反応で考えます。 Mg+H2SO4→MgSO4+H2 マグネシウムが激しく反応し水素ガスが発生します。 この反応の起こっている試験管の近くに鼻を持っていき、よくやるように注意して匂いをかぎます。どんな匂いがするでしょうか。 水素ガスは臭いの無い気体です。硫酸は不揮発性の酸です。普通なら臭いはしないはずです。でもやってみてください。臭いがします。どうしてでしょう。 硫酸の代わりに塩酸なら匂うというのは予想がつくかもしれません。でも硫酸だと「?・・・」となりますね。希硫酸は匂いません。でも硫酸しか理由は考えられません。 水素が発生するときに生じた泡がはじけます。この時に希硫酸のしぶきが飛び散ります。これが理由でしょう。硫酸を含んだ霧状のものが漂うことになりますので匂います。硫酸を使う工場では問題になることです。 化学反応式は新しく生じた物質は何かを示しています。しかし実際にやってみたときには存在する物質全体が合わさった現象が見られることになります。はじめからある物質と新しく生じた物質の合わさった現象です。
塩化水素は気体なので、左辺のHClの一部が未反応のままCl2とともに出て行く可能性があるからです。 反応中は反応物と生成物が混在しており、そのどちらかだけを取り出せるとは限らないということです。