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化学 塩素の製法
化学 塩素の製法 「酸化マンガン(IV)に濃塩酸を加えて過熱する。」 酸化剤 : MnO2 + 4H+ + 2e- → Mn2+ + 2H2O ・・・1 還元剤 : 2Cl- → Cl2 + 2e- ・・・2 目的の式は MnO2 + 4HCl → MnCl2 + 2H2O + Cl2 ですが 1と2を足すと MnO2 + 4H+ + 2Cl- → Mn2+ + 2H2O + Cl2 となってしまいました。 どうすれば目的の式になるのでしょうか?
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No1さんは3式が酸化還元反応ではないと言っただけですよ。 全体の化学反応は間違いなく酸化還元です。 なにせ、1式2式がそれぞれ、還元反応・酸化反応を示してますからね 1+2式までできたのですね。もうあと一息ですよ。 1+2式のH^+やCl^-は元々どの物質から発生したイオンでしょうか。 HClの電離によるイオンですよね。よって、次式に書き直してみましょう MnO2 + 2HCl + 2H^+ → Mn^2+ + 2H2O + Cl2 H^+4つとCl^-が2つなのでH^+が2つ多いわけですが、 この余ってしまうH^+だって元はHClのはずです。 よって片割れとして足りないCl^-を2つ、左辺に増やしてあげます。 そして増やしたCl^-は化学反応をしておらず、反応後もCl^-のままだったわけですから右辺にもそのままCl^-を入れておきましょう。 MnO2 + 4HCl → Mn^2+ + 2H2O + Cl2 + 2Cl^- もうあとは説明不要でしょう。
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- Tacosan
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おまけのところで 2F2 + 2H2O → 4Hf + O2 は 2F2 + 2H2O → 4HF + O2 の間違いですね. もちろん水が還元剤として作用しています (水の中の酸素が酸化されている). 逆に水 (の中の水素) が酸化剤として作用する反応として, たとえば 2H2O + 2Na → H2 + 2NaOH を挙げることができます.
- OverNightFlight
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この反応では、お考えの通りの酸化還元反応の他に、塩の生成反応が起きます。 目的の式と導出した式を比べると、右辺の MnCl2 が Mn2+ になっていることに気づくでしょうか。 Mn2+ は Cl- と以下の反応をして塩 MnCl2 (塩化マンガン(II))を生成します。 Mn2+ + 2Cl- → 2MnCl2 ・・・3 この反応は酸化還元反応ではありません(酸化数を調べてみれば分かると思いますが)。 3式を足せば、目的の式になるはずです。 ちなみに、左辺の H+ は濃塩酸由来のものなので、 Cl- と合わせて HCl とすればよいです。
補足
回答ありがとうございます。 目的の式である MnO2 + 4HCl → MnCl2 + 2H2O + Cl2 が分かれば、酸化数を調べて「これは酸化還元反応ではない」と分かるかもしれませんが その目的の式を作れという問題の時、つまり目的の式が分からないとき 酸化還元反応であるのか違うのかどうやって見分けるんですか? また、酸化還元反応のときは酸化剤の式と還元剤の式を足せば目的の式が出てきますが 今回のように、それ以外の反応の時はどうやって式を導くんですか?
お礼
皆様回答ありがとうございました。
補足
皆様回答ありがとうございます。 この式については分かりました。 同じような質問なんですが 水とハロゲンの反応について F2とH2Oの完成した式は 2F2 + 2H2O → 4Hf + O2 で、F2は最強の酸化剤を書いてあったので F2 + 2e- → 2F- かと思ったんですが 水は酸化剤でも還元剤でもないと書いてあったので どうやって式を作ったらいいのかが分かりませんでした。 目的の式はどうやって作るのでしょうか? 同じハロゲンでCl2、Br2、I2との反応式も分かりません。