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【ウイスキー・バーテンダーさんに質問です】バーテン

【ウイスキー・バーテンダーさんに質問です】バーテンダーにこの店に置いてあるウイスキーで1番おすすめを1杯くださいと言ったら、「シェリー大丈夫ですか?」とか「カスク大丈夫ですか?」と聞かれました。 シェリーとかカスクってどういう意味で聞いて来ているのですか? ネットで検索したら、シェリーカスク樽とヒットしました。 シェリーとカスクって同じ意味ですか? 自分は「ノーマルタイプの1番のおすすめでお願いします。店で1番人気の定番でお願いします」とお願いしました。 でも、バーテンダーは当店で1番はシェリーです。と言われたのでシェリーでお願いしました。 味と舌触り、香りは普通のノーマルウイスキーとあまり変わらなかった気がします。

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回答No.1

バーテンダーだけじゃなくて、ただの酒飲みのオッサンで申し訳ないけど。 シェリーというのはシェリー樽で熟成させたウイスキーのことで、カスクというのはシングルカスクウイスキーのことです。以下詳しく説明します。 ウイスキーの製造工程では、蒸留したモルト原酒を樽に詰めて熟成させますが、この熟成用に使う樽は新品の樽を使う以外にも、一度他のお酒を造るのに使った樽を敢えて再利用することがあります。原酒に独特の香りをつけるのが目的です。シェリー酒樽が代表的ですが、他にもマディラ酒とか、ポートワインとかの樽を使うことがあります。 ところで、シングルモルトウイスキーという言葉をご存じとは思いますが、これは一つの蒸留所だけで造られたモルトウイスキーをヴァッティング(混ぜ合わすこと)させたものをいいます。これに対して、複数の蒸留所のモルトを混ぜたものは俗に「ピュアモルトウイスキー」とも言われることがありますが、これは日本でしか通じない表現で、普通は「ブレンデッドモルト」と言われます。また、グレーンを加えれば、ブレンデッドウイスキーとなります。 ウイスキーというのは、一つ一つの樽で味が違う物ができるので、多くの樽や多くの地域の原酒を混ぜ合わせるというのは、ウイスキーの味を安定しておいしくさせるためにはとても重要なことだったのです。だから、ウイスキーの歴史はブレンドの歴史といってもいいくらいにブレンドが重要視されたのですが、一方で、シングルモルトのように長期熟成で産地限定で造られたモルトは、その土地のウイスキーの特徴的な味があるということで、マニアに人気なのはご存じのことと思います。 さて、最初に「シングルモルトウイスキーは一つの蒸留所だけで造られたモルトウイスキーをヴァッティングさせたもの」といいましたが、これは要するに、一つの蒸留所でもそれぞれの樽の原酒の味は違うから、こういう作業をして味を揃えるということなのです。そして最後に割水をして度数を調整します。ところが樽の中には、一つの樽だけでも、十分に美味しくて、むしろ他の樽と混ぜたりしない方が味の特徴を生かせる原酒ができてしまうことがあるのです(製造技術者に言わせれば、当然狙って造っているのでしょうが)。それをそのまま飲んでもらおうというのがシングルカスクです。カスクとは樽のことです。 つまりシングルカスクは樽から出した原酒そのもののことなのです、シングルカスクは割水もしていないので、度数が55~60度くらいになることが多いです。この濃度を「カスクストレングス」と言って、「カスク大丈夫ですか?」というのは、この濃度だけど飲めますか、という意味で言ったのだと思います。

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質問者

お礼

ありがとうございます 勉強になりました

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