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第二次世界大戦のイタリア
日独伊や第二次世界大戦関連の話になるとイタリアは弱い、無能、降伏早すぎ、など揶揄されてることが多い気がします。 それに対して日本とドイツはよくやったという意見があります。 (アメリカに喧嘩売った日本もなかなか酷いという意見もたまに見ますが) 他国に比べて弱かったのは理解していますがさっさと降伏したのはいい判断ではないのでしょうか?🤔 枢軸国からしたらいない方がよかったかもしれないし、かなり迷惑だったりただのお荷物でしかなかったかもしれませんが、早くに降伏してしれっと連合国側に寝返ったことで国民への大きな被害などを減らせて私は賢い判断だと思っています。 皆さんはどう思うか教えて欲しいです。 それと日独伊系の話になると日本人(特にネット)がイタリアをバカにしたり自分たちを過大評価するのはなんでですか? 日本は最後まで戦った!に対しての日本は諦めが悪かった。はたまに見ますがこれは捉え方の違いだと思ってます。
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- eroero4649
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>他国に比べて弱かったのは理解していますがさっさと降伏したのはいい判断ではないのでしょうか? はい。私もミリタリーマニアを25年くらいやってその境地に達しました。質問者さんはお早いですね・笑。 確かにイタリアは、ちゃっちゃと降伏することで国と国民の犠牲はだいぶ少なくて済みました。ムソリーニは処刑されましたが、どのみち(最終的にヒトラーも東条英機も死んだことを考えると)死ぬことは避けられなかったでしょうし、ムソリーニひとりの犠牲でイタリア国民何十万人(あるいは何百万人)が救われたと思うなら、ずいぶんと安上がりです。 イタリア降伏後もイタリア国内に残ったドイツ軍部隊と連合軍の戦闘が続く中にいたアメリカ軍の従軍記者が、降伏で部隊の解散が決まって戦争が終わり、家族の下に帰れることが決まったのでみなカンツォーネを歌いながら陽気に山を下りる「元」イタリア兵と、その横でまだ戦争が続いているので重い足取りの中で山を登るアメリカ兵を見て「いったいどっちが戦勝国なんだろう?」と思ったそうですからね。 イタリアを揶揄するネタは、ヘタリア以前からよく日本のミリタリーマニアの間でネタにされていましたね。 でも面白いことに、イタリア軍の「人間魚雷」は大戦果をあげています。 https://trafficnews.jp/post/102915 ここがイタリア人の面白いところで「個人の勇気」が試される場面だとイタリア人はとてつもなく勇敢です。そもそも「敵基地に潜入」なんて並大抵の度胸ではできません。しかもちゃんと生きてる。追い詰められるとやぶれかぶれに自殺行為に走る東洋のどっかの国の人とは違います。 ところが集団になるととんでもなくヘタレになる・笑。カッコいい俺に酔えない場面じゃやる気にならないんですかね。イタリア人が何人集まったらヘタレになるのでしょうかね。ラグビーは強いから、15人までは強そうです。 日本があそこまでズルズル戦争をやめられなかったのは「やり始めたことを途中でやめるのがすごく苦手」な民族性のためだと思います。現代の会社組織でもどこでも、日本人は「一度始まったものを途中でやめたり変更する」というのがとても苦手ですよね。コロナの時も世界からそう批判されました。 「やめましょう」と自分からいうと責任をとらされそうだから、お互いに顔色を見てみんな「言い出しっぺ」を嫌がります。最後は昭和天皇がほぼブチ切れる形で終戦の詔勅となりました。 でも日本人のメンタリティとして本当に不思議だなと思うのが、映画「日本のいちばん長い日」でも描かれているのですが、宮城事件といって終戦の詔勅の音声を強奪しても玉音放送を阻止しようとしてファナティック(狂信的)に戦争継続をしようとした人たちがいたのですが、玉音放送が流れるとパタッとみんなそれを止めるんですよね。「天皇陛下はああいってるけど、俺たちは山に籠って抵抗を続ける!」という人たちは1人もいなかったんですよ。宮城事件の畑中少佐も、玉音放送を阻止できないと分かったら自決するんですよね。仲間を引き連れて山に籠るとかはやらない。あれはなんなんだろうなと思います。
- HAL2(@HALTWO)
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Italy が第二次世界大戦の話で馬鹿にされるのは APH (Axis Powers HETALIA) という同人漫画に始まる Culture Movement のせいです。 国家を擬人化し、その Character (俳優、女優) を用いて「戦争ではなく」歴史的な国際関係や時事ネタを風刺するという漫画が大 Hit し、多くの Spin Off 作品が生まれた中で Italy ネタで Joke を作るとどうしても女ったらしの甘えん坊で喧嘩の弱い男 Character になってしまうんでしょうね……中世以前のネタならば強いのですけれど(^^;)。 韓国なんて韓国国会で対日国際関係の議論ネタにされたほど他国にも影響力を及ぼした Movement です……詳しくは Wiki 等で御調べください。 「戦争」という言葉に対して、その背景となる社会情勢といった複雑な歴史を鑑みる事なく単純に「戦争は悪だから止めるべき」という感情論で向き合うと「どんな理由があれ、とっとと止めた方が賢い」と思ってしまうのは第二次世界大戦で米国に敗戦して進駐軍に占領され、米国の望む日本人の存り様に洗脳教育されて以来、その考え方が多くの日本人の基本的な思考法、つまり性 (サガ) になっているからです。 日本が米国にコテンパンに負ける前に当初の計画通り何処かの時点で米国と停戦、休戦条約から平和条約への道を開く事に成功していたら、今の日本人の考え方は大きく異なるものになっていたでしょうね。 今の日本人の考え方は世界の中では極めて異例な (悪く言えば異常な) もので、米国は連合国 (United Nations:何故か日本語訳は国際連合) のために日本人がそうなるように教育指導しました。 だから日本は米国に頭が上がらず、ポチなんて呼ばれるのですが、当の米国は日本人の考え方を「米国のためにそう仕向けたものであって正しい考え方だなんてこれっぽっちも思っていない」んです(^^;)。 第二次世界大戦期の日本は対米戦争を始めるまではほぼ連戦連勝で、対米戦争を始めても最初の 1 年余は米国に対して互角以上の戦績を維持して第一次世界大戦で戦勝国として得た太平洋の領土との間に存在する欧米植民地のほぼ全域を占領して太平洋の覇権を握りました。 対米戦争を始めるにあたっては日本は 1 年ほど有利な戦局を維持しているうち米国と和平交渉を結んで欧米植民地を独立させ、Asia 域に大東亜共栄圏を構築するという壮大な計画を立てたのですが、何度和平交渉を打診しても米国は首を縦に振らず、結局 4 年余に及ぶ対米戦争で日本は資源も資金も底を突いて焼け野原にされたわけです。 日本は対米戦争を始める前に USSR と不可侵条約を結びましたが、まさかその USSR が英米中と結託して対日戦争に参加、戦勝の暁には日本の半分を USSR の領土として貰い受けるなんて密約をしていたなんて思いもよらなかったでしょう。 米国は USSR が参戦準備を整えるまでに対日戦争に決着を付けたかった事から原爆攻撃準備を加速させましたが、日本が米国に敗戦を認めて全軍に停戦と武器の破棄命令を出した 8 月 15 日 以降、USSR は満州と千島列島に攻め込み、島嶼守備軍は壊滅して多くの日本人婦女子が陵辱殺戮され、満州から引き上げてきた日本人婦女子は多くの子を中国人に託して中国残留孤児を生み、福岡には禁止されていた堕胎手術を行う病院が超法規的措置により準備されています。 https://www.sankei.com/article/20200812-ZHMSFBHVV5ODJGF2ST7B6V6KSU/ https://373news.com/_news/storyid/144146/ 御質問者さんが仰るように「さっさと降伏して」なんて必要は開戦当初の日本には全く必要なく、「降伏」ではなく「停戦して和平条約」が当初からの目的だったわけなのですが、この、日本の戦後処理計画 (戦争は戦争後の処理を考えてからでないと始められませんので) と米国の戦後処理計画とは根本的に異なりますので、結局、日本の計画は失敗したわけです。……この辺りも Web で調べれば多くの資料を得られますよ(^_^)/。 >他国に比べて弱かったのは理解していますがさっさと降伏したのはいい判断ではないのでしょうか?🤔 <Italy はそれで良かったのかも知れませんね。 日本も御質問者さんが「今の日本人の戦争に対する考え方」が正しいと思うのであれば、対米戦争で日本が焼け野原にされて米国による戦後教育を受けた事に何の不満もないでしょうからボロボロにされた上に洗脳された敗戦に「それで良かった」とするのかも知れません。 「敗戦する」「降伏する」という事はそういう事であり「停戦して和平条約を結ぶ」は全く異なる結果を導きます。 Italy に関しては、伊国王にして Ethiopia 皇帝、Albania 国王等の数々の称号を持つ Emanuele III が Fascist 党党首の Mussolini に共同統帥権を与え、Mussolini が独 Hitler と結託してしまったのが Italy 転落の大きな要因の 1 つなのでしょうが、Mussolini は Partisan に捉えられて正式な裁判を受ける事なく略式裁判で銃殺された、遺体は Milano の Loreto 広場に吊るされ公開されましたから、それが「当時の」Italy 国民の総意だったのかも知れません……尤も戦後、無記名の墓 (無名墓地) に放り込まれていた Milano の遺体は正式な葬儀 (Catholic 教会による葬儀) の下に故郷の墓に埋葬されるべきだという運動が国会を巻き込んで持ち上がって改葬されましたから Mussolini の処刑は Partisan の暴走であり、Italy 国民の総意ではなかったとも言えます……国王 Emanuele III は Egypt 王国に亡命しましたし……。 ちなみに Italy は湾岸戦争の際に Allied Force の一員として戦争に参加しましたが、Jet 戦闘攻撃機編隊を Arabia に空中給油機と共に向かわせた際、地中海上空で空中給油に失敗、全機 Italy に引き返すなんて御粗末な戦績を披露してましたね(^^;)。 対して UK は USA が対地誘導 Missile で空爆する中、Tornado 戦闘機が敵航空基地まで低空侵入して滑走路を爆撃して対空射撃により数機を失う過酷な戦闘法を行い「これも国民性の違いなのかな」と思いました。 まぁ米国も F111 や A10 が被弾した映像が YouTube にありますから決して楽な戦い方をしているわけではないのですが……。
- gunsin
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イタリア人は、賢いのです、ボロボロになるまで頑張る様な 事はしませんのです。 だから、国連安保理事会の敵国条項には名前が有りません。
お礼
回答ありがとうございます!
- candymint1120
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イタリアは早く降伏して良かったでしょう。 日本は降伏しなかったから原子力爆弾を広島、長崎に投下されて多数の死亡者が出ましたから。 日本人でイタリアをバカにしてる人がいたらその人がバカですね。
お礼
回答ありがとうございます!
お礼
漫画があることは知っていましたがイタリアが弱男化してるのはそれが由来なんですね…笑 やっぱり国民性の違いですよね…。イタリア人は戦争する気なかったとか聞いたことありますし笑 詳しくありがとうございます!歴史苦手なのでとても勉強になりました。