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バブル景気で消費税を導入していたら
どうなりましたか?
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80年代バブル当時に消費税を導入していたら、バブル景気そのものは賃上げやボーナス増で続いたでしょうし、当時はビデオデッキ、ビデオカメラ、8ビットパソコン、大型テレビなどの新技術が販売され始めた時期なので、大きな違いは無かったでしょうが、消費税が足枷になって、消費の低迷に繋がる結果になっていたでしょうね。 今のように、消費税が10%だったら、10万円の8ビットパソコンを買うと、11万円払わなければならなかったわけですし、大型家電や大型家具などを揃えると、相当な消費税を払わなければなりません。消費税が一番大きい住宅を購入すると、当時は1200万円~2400万円ぐらいかかりましたから、消費税は120万円~240万円にもなり、住宅建設に影を落とす結果になったでしょうね。 消費税は経済成長が続いている時には有効ですが、経済成長が止まっている状況では景気の足を引っ張るだけの税金です。1世帯が1年間に400万円ぐらい使っているとすると、消費税は40万円にも達するわけで、デスクトップパソコン、液晶ディスプレイ、外付けHDD、複合プリンタ、デジカメなどの周辺機器を揃えた1セットを購入したのと同じぐらいの金額が毎年、税金に消えている計算になります。消費が落ち込むのは無理も無いでしょうね。 バブル景気の時は賃金上昇が続いていたので影響は少なかったかもしれませんが、金融危機と貸し剥がしで企業が追い詰められた後は、内部留保を増やし過ぎて賃金が低迷し、現在のような状況に陥っています。 バブル景気が30年以上も続いていたのでなければ、消費税を続けてはいけなかったのに、馬鹿と気違いしかいない日本では、最悪の失敗を続けた結果になっています。 たとえ、今からバブル景気になったとしても、馬鹿と気違いが消費税の大増税を始めて景気を失速させようとするでしょうね。