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キリスト教の行事
キリスト教の行事で、先祖の礼拝などは、突然参加したりできないですか?しないほうがいい?
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- furamanko
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回答No.1
16世紀ぐらいに日本にきたキリスト教の宣教師が「神を信じれば天国に行かれる」と説いて回りましたが「俺たちの死んだじーちゃんやそのご先祖様は信じていなかったから天国にいないのか?」と返され「そうだ。でもあなたは信じることによって天国に行かれる」と言いました。そこでほとんどの日本人は「ご先祖さまのいない天国なんかに行きたくない。地獄でいい」と答えたそうです。 カトリックや東方教会には聖人崇敬がありますが、先祖崇拝はありません。 「先祖崇拝」は厳密にはありません。 キリスト教の葬儀(前夜式・告別式)では、「遺体(遺影)を礼拝する」わけではありません。形式的に、棺は会衆の前に配置しますが、「故人と共に神を礼拝する」という理解です。なので、仏式の葬儀ですと参列した方で、挨拶をされる方が遺影に対して呼びかけたりする事がありますが、キリスト教では上記の理由から、遺影に対して呼びかけたりすることもありません。 キリスト教の儀式は基本的に礼拝の延長線上にあり、葬儀だけでなく結婚式もそうですが、そうした式典・礼拝の対象は「神」だけであって、それ以外のものを礼拝することは「偶像崇拝」として、神の前において正しくない行為であると認識します。 その代わり、プロテスタント教会では、毎年11月第一週目の日曜日を「召天者/永眠者/(記念)礼拝」として守っている教会が多いのでないかと思います。あるいは、ペンテコステなどの時に、墓前礼拝をしたりしますが、この場合も基本的には「故人と共に神を礼拝する」という意味合いであって、「故人を礼拝の対象とする」ことはありません。