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昨今の賃上げについて
初任給を引き上げるニュースが相次いていて、クレディスイスが初任給2割引き上げというニュースを見ました。 1)30代、40代の給料はどのくらい上がるのでしょうか?そもそも本当に給料はあがるのでしょうか? 2)新卒はもともと戦力になっておらず、教育に経費が掛かるので赤字と言われています。新卒の給料を上げるのは合理的ではないのではないでしょうか? 3)今後新卒一括採用は崩れていくと思われますので新卒の給料は給料の指標になりにくいのではないでしょうか。意味がなくなるからこそ、今後の会社の財務に影響が少ないので各社は新卒の給料を上げて給料アップのアピールに利用しているのでしょうか?
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1 そこはその企業次第でしょうね。しかし最近テレビでやたらと「ハイクラス転職」のCMが流れていますよね。「あなたのキャリアは、想像以上だ」なんてね。 つまりハイクラスの30代、40代は好待遇で受け入れたいという企業が多いということなのだと思います。「ハイクラスでなければお呼びでない」というのが少々厳しいですが。 2 今の日本企業は若い人が不足していますからね。どのような業種業界であっても、「若いやつ」ってのは一定数必要じゃないですか。 そして新卒の給料を上げている企業の多くが、若くて「優秀な」若い人に来て欲しいと願っています。この「優秀な」がポイント。 頭が良くてコミュニケーション能力が高く、少々のストレスでもへこたれない、ガッツある若者が欲しい。その若者を手に入れるためなら好待遇を用意しますということなのです。つまりハイクラス転職と同じで、ニーズが高い人材にはオファーが殺到するけれど、そうじゃない人はどこからも相手にされないというのが今の就活事情です。 だから今の就活世代も過酷といえば過酷なのです。質問者さんがどの世代に属するか存じませんが、就職氷河期くらいまでなら「とにかく手足がついてりゃなんでもいい」というニーズはあったんですね。オール3みたいな目立たない子でもちゃんとしてそうならとりあえずウチで働いてくれやというのはありました。 でも今は大手企業といえど割と人材育成を破棄したところも多く「最初から完成された人材」を求める傾向が強いです。ある企業から評価される人材って、大抵別の企業からも同じように評価されるじゃないですか。だから内定がもらえる学生には内定が殺到し、企業は自社に就職してもらうために好待遇を用意します。一方で内定がもらえない学生はどこからも内定がもらえず、企業側も「人数を確保するより、必要な人材と思える子がいなかったら無理に採用しない」という流れになっているのが現状だと思います。 プロ野球では学生時代の評価が低い「育成枠」からも出世する選手がしばしばいますけれど、今の日本企業ではそういう育成枠から戦力にする人材育成能力が失われているのだと思います。それはおそらく就職氷河期の影響でしょうね。 3 「新卒一括採用」なんて、時代遅れのガラパゴスの象徴だと思います。海外の学校を卒業した人なら秋に卒業している人もいますし、日本人の若者の絶対数が減っているのに留学生を採用しないというのもおかしいです。複数の言語と文化に精通している人材を雇わない企業には先がないでしょう。こんなにグローバリゼーションが進んでる社会で「日本生まれ日本育ちで外国語に疎い日本人を4月に一斉採用する」なんて愚の骨頂だと思います。 しかし今の日本企業の「偉いおじさんたち」がみんな「日本生まれ日本育ちで外国に疎く新卒一斉採用されてその文化の中で他社の文化を知らず社会人キャリアを築いて出世してきた人」なので、時代遅れを改善することができないのです。 ま、否が応でもいずれ時代の変化に対応しなきゃいけなくなると思います。
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- MT765
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1) 給料は会社の業績によって決まります。 上げられるかどうかは会社次第ですね。 2) 他の人の言う通りより優秀な人材を呼び寄せるためです。 就職後の昇給はしょぼいかもしれません。 3) すでに年功序列が崩れて久しく、新人はすぐに辞めていきますし転職を何回もするのが当たり前ですからね。 会社側としては昔みたいな高額な退職金を払わずに済むメリットもあります。 しかし初任給額が高いというのは会社をアピールする効果は変わらず高いと思います。 まぁ結局今の賃上げは物価の上昇に対応している姿勢を示すためのものだと思うので、あまり中身はない気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- okvaio
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クレディセゾンが初任給2割アップは新卒の確保が目的ですね。 新卒初任給の大幅アップは、ここ数年、大卒で20万円程度が 推移していましたが、やっとそれを打ち破ることができたので 経済成長の面では非常にいい出来事だと思います。 一方、既に入社のベテランの人たちの給料は、6%アップ程度 だと思いますが、人材確保のシステムがアメリカ型の実力主義に 変化していく中では、転職も視野に入れないといけないのかも しれません。 今や、定年まで雇ってくれる企業も減り、自力をつけることが 重要な要素かもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >一方、既に入社のベテランの人たちの給料は、6%アップ程度だと思いますが、 私もそんな事だろうと想像しています。メディアは上がった上がったばかり言いますが、その分失業率も上がるかもしれないし、週s郷社数減るかもしれないし、長期的に労働分配率や総支給額を追いかけないと実のところはよくわからないので、実際に上がっているのかどうかに興味があります。
- BABA4912
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初任給を引き上げるニュースについて、3つの質問に答えます。 まあ、当たり前の回答で分かってるよとおっしゃるかもしれません 1) この質問には一概に答えることができません。企業や業界によって給料の水準や上昇率は異なります。しかし、一般的には、新卒採用の初任給を引き上げることは、中途採用や既存社員の給料も引き上げる必要があることを意味します。 また、人手不足や人材流出防止などの理由から、多くの企業が賃金改定を行っています。 したがって、30代や40代の給料も上がる可能性は高いと言えます。 2) 新卒採用は短期的に見れば赤字ですが、長期的に見れば黒字です。新卒社員は教育や研修にコストがかかりますが、その分将来的に高いパフォーマンスや忠誠心を発揮する可能性があります。 また、新卒採用は企業文化やビジョンを共有する人材を確保することも目的です。 新卒社員の給料を上げることで、優秀な人材を獲得しやすくなりますし、離職率も低下させられます。 したがって、新卒社員の給料を上げることは合理的だと言えます。 3) 新卒一括採用制度は日本独自の制度ですが、近年では多様化する働き方やキャリアニーズに対応するために見直されています。 しかし、それでもまだ多くの企業は新卒一括採用を継続しています。 新卒社員の給料は、企業の経営方針や人材戦略を表す重要な指標です。 また、新卒社員の給料は、他の年代や職種の給料にも影響を与えます。 したがって、新卒社員の給料は給料の指標として意味があると言えます。 各社は新卒社員の給料を上げて、人材確保や競争力強化につなげようとしているのでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。当たり前のことを踏まえた先に真実があるので、それをおろそかにすることはありません。 1)新卒を上げれば当然2年目もそれだけあげないと逆転現象が起きます。だけど10年目、20年目はもともと高いので影響ないかもしれない。本当に波及しているのか興味があります。 2)おっしゃる事はその通りですが、全体的に見たときに本当にこれがいい事なのかという疑問があります。海外では若者の失業率が高いのですが、これは新卒が赤字社員だからです。海外は新卒の給料が高い代わりに即戦力になる優秀な学生しか就職できません。新卒の給料アップ=新卒就業率低下となるのではないかと思います。 3)実際に一括採用ってどのくらいの割合なんでしょうね。これはデータ見るしかないのかもしれませんが。
お礼
ご回答ありがとうございます。読んでて自分の違和感の正体がやっとわかってきました。 つまり「クレディセゾンが初任給2割アップ」など、マスコミが報じるのは全体の給料底上げのように聞こえるけれど、実際には全然全員対象でもないし、優秀な人だけわれ先に採りますと、だから格差付けますと、つまりむしろ横並び破壊の象徴として報じるべきなんですよね。 それをインフレに対応して各社が給料上げてます、よかったですね的な言い方してるのがおかしくて違和感もったというのが回答読んでよくわかりました。