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安保法制はなんで攻撃された?

安倍政権の安保法制の閣議決定のときに、野党が散々攻撃したのって、なんででしたっけ? 普通に国会のルールに基づいて法案を通してるはずですよね? 法案そのものが違憲の疑いが残ってたわけですか? 違憲の疑いが残ったまま、内閣が無理やり国会審議を急かせて成立させた、という辺りが問題視されたわけですか?

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  • ww_s
  • ベストアンサー率38% (43/112)
回答No.1

大分前のことですよね。 あの時は野党だけでなく、世論の大半が反対してましたよ。大きなうねるようなムーブメントになってました。 回答としては、質問文の最後の一文が相応しいと思います。 これです。 ↓ > 違憲の疑いが残ったまま、内閣が無理やり国会審議を急かせて成立させた、という辺りが問題視されたわけですか? それ以前とは異なる憲法解釈を内閣法制局長官を無理やり挿げ替えて安倍晋三の思い通りに変更させてしまってその後に、国会内反対派と膨大な反対世論を抑えて度重なる【強行採決】によって可決したという顛末でしたから。 当時のことに対応して日弁連の反対意思表明の声明文が残ってます。 https://www.nichibenren.or.jp/activity/human/constitution_issue/ikenkokoku.html しかし利口な人達も政権内部にはいて、当時からまるで子供じみた安倍晋三とその一味を愚弄するかのように、この大騒ぎになった「集団的自衛権の行使」を憲法解釈上で齟齬なく昔通りの規範により処理しました。 以前通りに集団的自衛権の行使は引き続き違憲である旨、変化されてない状況です。(私から見れば) 安保法制の、集団的自衛権と憲法の関係については、 個別的自衛権の行使の中に含まれる集団的自衛権の行使は、個別的自衛権が合憲なのであるから、合憲です。 簡単に言えばですね。 個別的自衛権の中に含まれる分野(A)と集団的自衛権の中に含まれる分野(B)にはお互いに重なり合っている部分(C)があって、C部分は個別的自衛権でもあれば集団的自衛権でもあるわけです。 安保法制はこのCを行使できるとしてあるだけで、B全体を行為ししようとするものではありません。 CをAとして行使するから合憲なのです。 ただし、CがそもそもAの中に含まれるから合憲なのであって、CをBであると言い張って立法(や行使)するなら「それは違憲である」と言わざるを得ません。 Bの中のCではない分野は違憲なので、現行憲法では行使できませんし、安保法制でも行使できないとしてあります。 こういう理屈を安倍晋三は理解できなかったのとちゃいますかね。 法案成立後、安倍晋三一味は「集団的自衛権行使は合憲になった」とギャーギャー騒いでいましたが、安保法制をそう主張するならば、それは(その意識は)違憲であると糾弾する必要があります。 なお、防衛分野は色々ややこしい事態があるので、上のように絵に描いた餅みたいにならない場合も多いことは念頭に入れておいてください。 ちなみに、Cは昔は違憲扱いされていたが、その後は合憲扱いになった、ということでもないと思います。

rameznaam
質問者

お礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

rameznaam
質問者

補足

>CをAとして行使するから合憲なのです すみません、それなら安保法制は全く問題ないんじゃないですか?その後なんで安倍批判が続くんでしょうか?

その他の回答 (4)

回答No.5

>安保法制の内容が、どう憲法違反だったんでしょうか? 前の回答でURL記載した日経新聞の記事に書いてあるので、それを読んでください。

rameznaam
質問者

お礼

ありがとうございました!

回答No.4

法律の内容が憲法違反だからです。 国会の仕組みは憲法で決まっていて、どういう法律を作るのかという方針も憲法に記載がある。 安保法制はこれまでの憲法前文や9条にの解釈に違反するものでした。 閣議決定のときはもちろん批判はされました。 法律を作るプロセスは議員から起案するパターンと政府から起案するパターンがありますが、安保法制は政府から起案で、まず最初に閣議決定します。 そのあと国会に出てきて、審議をしたあとに衆参で法案を通します。 審議の最初の方で専門家に意見をききます。 自民党が呼んだ憲法学者すら安保法制は違憲だと判断しました。 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H3U_U5A600C1PP8000/ 野党に力を与えたのは反対世論です。 それまでは「秘密保護法もとめられなかった。もしかしたら戦争法(安保法制のこと)も止められないかもしれないけど、この少ない人数でなんとかしなければ」という雰囲気だったのですが、このときから反対世論が本格化しました。 秘密保護法に反対する活動をしていた学生団体が学者さんたちからも応援されてSEALDsになり、それまでは中高年か労働組合かネット右翼か原発に反対する人々が行うものだったデモを若い人が主催して行える感じになりました。 なお、安保法制が通ってしまったあと、若い人が連日国会のまわりなどに通いつめ、今までとちがう、新しく投票してくれる人が増えそうっていうことで、民進党も動いてくれて野党共闘がはじまりました。

rameznaam
質問者

補足

安保法制の内容が、どう憲法違反だったんでしょうか?

  • kuni-chan
  • ベストアンサー率22% (678/3074)
回答No.3

 憲法との整合性が大きかったと思います。  憲法解釈で変更可能は限界という考えからでしょう。  また、法案に不十分な点もありました。  反対するにしてもやり方が悪かったというのがあります。  野党は反対党ですから、基本的に何でも反対です。  反対デモや集会に多くの外国人を動員した疑惑が残りました。参政権の無い人まで使って反対するなら支持は得られません。  反対集会に何万人集まったとしても外国人を動員して数を増やしたと見られたら正当性を失います。  日米安保のような波にはなりませんでした。

  • seto2004
  • ベストアンサー率23% (160/691)
回答No.2

安倍政権の安保法制も、1970年代の日米安保条約締結時も 日本が揺れるほど反対デモが起こりました。 今振り返るとあれはいったいなんであったのか? 国民がまさに国際関係の無知をさらしただけ。 ウクライナを見ているとそう思います。

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