石鹸はなぜ泥汚れを落とせるのか

このQ&Aのポイント
  • 自然素材の石鹸から合成物質の洗剤まで、様々な洗剤が存在します。石鹸は界面活性剤を含み、油汚れや食べこぼしといった油溶性や水溶性の汚れを浮かせる働きがあります。
  • しかし、石鹸が不溶性の汚れである泥汚れや黒ずみを落とす仕組みは異なります。石鹸に含まれる界面活性剤の親油基が泥と馴染み、親水基が水と馴染みます。これにより、泥汚れが浮き上がり、水と一緒に流れ落ちます。
  • また、泥汚れが石鹸で落ちる理由として、石鹸によって泥の表面がヌルヌルになり、摩擦係数が小さくなることがあります。このため、泥が滑りやすくなり、水と一緒に流れ出るのです。
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泥汚れがなぜ石鹸で落ちるのか

世の中には自然素材の物から合成物質のものまで、多様な種類の洗剤があります。まず、前提として石鹸は界面活性剤を含むものとします。 通常、油汚れや食べこぼしなどは界面活性剤の親油基が油と馴染み、親水基が水と馴染むことで汚れを浮かせて落とします。これって油溶性を持つ汚れか水溶性を持つ汚れにのみ適用される話ではありませんか? なぜ泥汚れや黒ずみといった、不溶性の汚れまでが石鹸で落ちるのでしょうか。ヌメヌメ感が強くなる(摩擦係数が小さくなる)という理由だけで不溶性の汚れが落ちているのですか? どなたか詳しく教えてください。よろしくお願いします。

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回答No.1

泥汚れはほとんど水洗いだけで落ちます。 でないと昭和初期以前の人は新調した服以外は 常に泥だらけのものを着衣していたことになります。 しかしながら泥の成分の中には動植物由来の 油成分が少ないですが存在します 別名「黒ずみ」なのかも知れませんね・・ なので、それらは水洗いに比べて 石鹸や洗剤で洗うほうがよく落ちるのです。 本当に不溶性のものが物質に固着すれば、 何をもってしても分離不能ですが、 そもそも、固着も難しくて、何か 親油性や親水性のものを介在して 付着している場合が大半なのではないでしょうか。

XPERIA5_User
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまいすみません。 とてもわかりやすい回答をありがとうございます。参考にいたします。

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