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石けん(両親媒性分子)はなぜアルカリ性?

両親媒性分子というのは、親油基と親水基をどちらも含む物質であるというように習いました。 アルカリの語源が灰で、灰に動物の皮脂が落ちたものが石けんといわれると経験則としては納得できるのですが、なぜ、アルカリ性物質(正確には水に溶かしたときに水酸化物イオンを放出することで水溶液をアルカリ性にする物質)は両親媒性分子になって、酸性物質はならないのかが分かりません。 詳しい方がおられましたらご教授下さい。

  • 化学
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  • 2benzene
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回答No.4

No.3です。 >それとも、逆性石けんの存在が示しているように、両親媒性分子=アルカリ性というわけではないのでしょうか?  両親媒性というのは、親水性と疎水性の両方の性質を示す、ということでしかありませんので酸性とかアルカリ性とかは全く関係ありません。さらに言えば両親媒性を示すのは石鹸だけではありません。例えば中性のエタノールだって水にも油にも溶ける両親媒性分子です。 >私達が油を落とす目的で使っている両親媒性分子がたまたまアルカリ性であると理解するとよいのでしょうか?  そうですね。脂肪酸由来の石鹸がアルカリ性を示すだけで、そのほかにも両親媒性分子は存在します。

kissflyer
質問者

お礼

長年の悩みが解消しました! 私の知識があまりに断片的で語彙が拙いせいで、化学の分野では納得がいく回答が得られることがとても少ないのですが、今回はとてもすっきりしました。よく眠れそうです(^^) 本当にありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

界面活性剤は、その分子中に親水基と疎水基を合わせもつ両親媒性物質。 親水基としては、陰イオンとなるカルボキシ基(-COO-),スルホン基(-SO3-),硫酸基(-OSO3-),陽イオンとなるアンモニウム基(-NH3+,-NH2R+,-NHR2+,-NR3+),非イオン性基のポリオキシエチレン鎖-(CH2CH2O)n-OHなどがある。 疎水基としては、アルキル基CH3(CH2)n-,アルキルアリル基CH3(CH2)n-C6H4-などが用いられる。 界面活性を示すためにはアルキル基の長さはある程度以上(nは7以上)なければならない。 界面活性剤の水への溶解性は、分子中の親水基による親水性と疎水基による疎水性のバランスにより決まる。親水性/疎水性のバランスはHLB(親水、親油バランス)により数値化されていて、この値が大きいほど親水性が大きく、水によく溶ける。

  • 2benzene
  • ベストアンサー率74% (90/121)
回答No.3

 所謂石鹸というのは高級脂肪酸のナトリウム塩やカリウム塩などを指します。高級脂肪酸というのは炭素鎖の長いカルボン酸で、弱酸です。ナトリウムやカリウムの水酸化物は強塩基ですから、石鹸は弱塩基性になります。  ところで、逆性石鹸というものがあり、殺菌剤や柔軟剤、リンスなどの成分として利用されています。この逆性石鹸は高級アミンの塩酸塩です。強酸と弱塩基の塩なのでこれは弱酸性を示します。

kissflyer
質問者

補足

回答ありがとうございました。 実用を兼ねて自分で石けんを作ることがありますが、私は極単純に、油+苛性ソーダ(=水酸化ナトリウム=NAOH)で作ります。油が脂肪酸とグリセリンに分解し、その脂肪酸がナトリウムと結びついたものが石けんであると高校時代に習いました。 弱酸性+苛性ソーダが強アルカリ性でアルカリ性になるというのは分かるのですが、なぜ、この二つが結びつく時にのみ両親媒性分子が出来るのかが分かりません。 それとも、逆性石けんの存在が示しているように、両親媒性分子=アルカリ性というわけではないのでしょうか?私達が油を落とす目的で使っている両親媒性分子がたまたまアルカリ性であると理解するとよいのでしょうか? アイコンからこの分野にお詳しい方とお見受けしました。どうか補足回答をお願いします(><)

noname#232800
noname#232800
回答No.2

石鹸が酸性だと、手を洗うと痛いから。 (わかりません)

noname#230414
noname#230414
回答No.1

石鹸は科学的には高給脂肪酸の塩の総称。 高給脂肪酸は中錆脂肪酸が12個のものを中錆脂肪酸。 純石鹸と呼ぶ場合は脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムだけで添加物を 含まないもの。 多くは炭酸塩や香料などの添加物を含む。 アルカリの種類。 脂肪酸ナトリウム塩とカリウム塩が使用される。 カリウム塩はナトリウム塩よりも溶解性が高く、固形石鹸・粉石鹸には ナトリウム石鹸、液体石鹸にはカリウム塩が使われる。 欧州など硬度の高い地域ではカリウム石鹸も浴用とされる、 日本はナトリウム石鹸。 界面活性在中の脂肪酸ナトリウム(純石鹸)の割合。 合成石鹸 洗濯用70%未満・台所用60%未満。 複合石鹸 洗濯用70%以上・台所用60%以上100%未満。 石鹸   100%。 洗濯石鹸70%以上・台所石鹸60%以上が脂肪酸塩であることが義務付けされている。

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