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2^n -1 の性質
2 以上の自然数 n について 2^n -1 が n で割り切れない ことの証明を教えてください。
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2 以上の自然数 nで、2^n≡ 1 (mod n)を満たすものがあるとする。明らかにnは偶数ではないので、nは奇数とする。 nを除する素数で最小のものをpとすると、2^n≡1 (mod p)が成り立つ。これは、pを法とする2の位数 ord_p(2)がnを除することを意味する。 * 「pを法とする2の位数」とは、「 2^m ≡ 1 (mod p)を満たす最小の正整数m」の事 ところで、Fermatの小定理から、2^(p-1) ≡ 1 (mod p)(pは奇数であることに注意)であるゆえ、 ord_p(2) ≦ p-1であるが、 * nを除する最小の素数がp (つまり、p-1以下の正整数でnを割り切るものは1しかない) * ord_p(2) は nを除する * ord_p(2) ≦ p-1 であるから、ord_p(2) = 1となる。つまり 2^1 = 2 ≡ 1 (mod p) となり、これは 2 - 1 = 1をpが除することを意味するが、これは矛盾である。(qed)
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- asuncion
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回答No.1
2^nは偶数だから2^n - 1は奇数。よって2を素因数として持たない。 したがってnが偶数のとき、2^n - 1はnで割り切れない。 nが奇数のときは、2^nと1がnを法として合同でないことが 言えればよいが、この証明を書くには制限字数が足りないので 識者にお任せします。
質問者
お礼
nが偶数の場合、参考になりました。
お礼
n>1の最小の約数>1をp(素数となる)とすると、 modpにおける2の位数ord_p(2)もnの約数だが、 それは最小のはずのpより小さくってしまう、 ということなのですね。 とても分かりやすかったです。有難うございました。