• ベストアンサー

国産ニンニクと中国産ニンニク

ニンニク好きの私の地元のスーパーでは、ニンニクの 相場が日本産・・・1玉198円、中国産・・・3玉100円 なのですが、安い中国産のは1片が小さく、料理に使用 しにくいのが難点です。中国産のニンニクがこのような 形態のまま生産を続けている理由は何でしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • bhoji
  • ベストアンサー率53% (1514/2852)
回答No.3

日本で栽培されているニンニクの品種は、九州の地名などがついた暖地系と ホワイト六片などの寒地系があります。 ホワイト六片は名前のように鱗片数が6個前後ですし、色も白いので 見た目の市場評価が高いです。 そのため以前に比べて市場占有率が徐々に上がって、暖地系が少なくなっています。 暖地系は鱗片数が多く、色もついています。 国内の農業を守る立場で言えば、ホワイト六片などの高品質品種が国外に 流失する事は好ましい事ではありません。 すでに流失しているかもしれませんが? ただ、ニンニクは球根ですから、基本として鱗片で増やすので鱗片数の少ない 六片種では多量の種芋が必要です。 最近では種芋に使う物は、メリクロ(ー)ンで増殖されたウイルスフリーの物を ベースにしているので高価です。 中国の状況は判りませんが、品種があまり選抜されてないとか、改良が 進んでないのではないかと思います。 また、ウイルスフリーの苗が普及しているかも判りませんが、少ないと思います。 暖地系ニンニクの品種の画像を見つける事ができませんでした。 品種名だけなら http://park12.wakwak.com/~tkt/page034.html 総合的な経緯などは http://www.takushoku-hc.ac.jp/soma/soindex/ninniku.htm 日本の食糧戦略や遺伝子戦略がしっかりしていない(遅れて後手になっている) ので最近、品種をめぐる問題や係争が増えている。

参考URL:
http://lib.ruralnet.or.jp/cgi-bin/ruraldetail2.php?DSP=taikei!Y!Y080!Y0800440.htm
dr_awkward
質問者

お礼

ありがとうございます。なるほど、鱗片で増やすので一 気に6片種の大規模生産へ切り替えるのは困難、メリク ロン苗の導入環境が整っていないなど、大分納得できて きました。今後これらの課題がクリアされれば、丸々と 太った中国産ニンニクが市場に出回ることもあるのでし ょうかね。"ホワイト六片などの高品質品種が国外に流 失する事は好ましい事ではありません。"はもっともだ と思いますが。あと、法的な問題(特許)ないのでしょ うか。

その他の回答 (3)

  • bhoji
  • ベストアンサー率53% (1514/2852)
回答No.4

日本は遅れていると書きましたが、私の想像以上に遅れているようです。 参考URLでは、つい最近「品種保護Gメン」なる専門家の設置が決まったようです。 アメリカの遺伝子研究プログラム http://www.ars-grin.gov/ その中の植物関は↓で、世界中のあらゆる植物の遺伝子をかき集めています。 http://www.ars-grin.gov/npgs/ 日本の同様のプログラム http://www.gene.affrc.go.jp/plant/index_j.html 品種改良や医薬品となる成分などの可能性を探しています。 アメリカは数十万種の植物を収集していると言われています。 農林省の品種登録情報ページ http://www.hinsyu.maff.go.jp/ ニンニクは無いようです。

参考URL:
http://ch.kitaguni.tv/u/1429/%B2%CA%B3%D8%A1%A6%B0%E5%CE%C5/%B2%CA%B3%D8/0000114402.html
dr_awkward
質問者

お礼

再度ありがとうございます。やはり知的財産同様、 権利が認められているようですね。南アメリカの 薬用植物が軒並みアメリカに製品化されてしまう ことに地元民が怒りを露にしている番組を見まし たが、優良品種においても保有者は法的整備を進 める必要がありそうですね。大分勉強になりました。

noname#29428
noname#29428
回答No.2

値段は人件費等の総合ですからコメントは差し控えます。 1片の大きさに関しては,#1さんご指摘の品種の違いが原因です。日本や韓国で栽培されている品種は「6片種」と呼ばれるものです。必ず6片とは限りませんが,数が少なく,1片が大きなものです。日本ではかなりが「ホワイト6片」という品種ではないかと思います。 中国では,12片の品種が多いのではと思います。これは中国ではニンニクの芽を好んで食べます。そのようなニンニクをどの様な形で食材にするかの違いも,普及している品種に影響するのではないでしょうか。

参考URL:
http://www.cfqlcs.go.jp/technical_information/consumer_consultation_case/new.htm
dr_awkward
質問者

お礼

ありがとうございます。利用方法の違いが品種の違 いに関係してることは考えられますね。確かに国内 消費が大部分を占めてるのでしょうが、日本での中 国産ニンニクの普及度を考えると、輸出用に6片種 を栽培したほうが利益が上がりそうに思います。 私が疑問に思うのはそこの所なんです。

noname#14189
noname#14189
回答No.1

中国産のにんにくは従来からある品種ではないでしょうか。 にんにくに限らず、国内で生産される農産物は、バイテクや絶え間ない新種改良のおかげで、外国産とは比べものにならない高品質な物になっています。 大粒のにんにくが良いというのは、誰もが考えるわけで、高品質であるからこそ高い値段でも売れるわけです。 にんにくの国内ブランドとも言える田子町のHPにも出ていますので、ご覧下さい。

参考URL:
http://www.ja-takko.or.jp/products/garlic/history/4.html
dr_awkward
質問者

お礼

ありがとうございます。国産のは大粒で良い品種で あるから高価であると。中国があまり良くない品種 を栽培している理由は何なんでしょうね。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう