現在の会津と萩との関係について

質問

山口県萩市の歴史愛好家40人が、吉田松陰の旅した道のりを辿り、会津若松市を訪問した、と新聞に載っていたのですが、その記事で気になることがありました。
それは、「わだかまりは未だ残っていますが、互いに行き来することで～。」という、一行を受け入れた会津の民俗研究会の方のコメントです。
100年以上経った今でも、会津戦争は会津の歴史に深く刻まれているのだなぁ、と思いました。

そこで、会津（福島県）の方や聞いたことがある方、今でもそのようなわだかまりは実際にあるのでしょうか？
例えば、山口県出身の人の悪口や、ご年配の方から叩き込まれた話などありましたら、教えて下さい。

ちなみに、私の先祖は幕府の者だったので、観光で上野の西郷像を見に行ったと年配の親戚に話したら、「西郷は敵だぞ！」と冗談交じりで言われた経験があります。(^^;)
これが会津だったら、もっとこのようなことがあるのではないでしょうか？
みなさま、よろしくお願いします。

回答No.2

greenbird · ベストアンサー

会津ではなく長州人ですがよろしいでしょうか……。

以前、大学の下見で娘と会津を訪ねた時のことです。
宿泊先（名は忘れましたが温泉街でした）の町並みを散歩していて
土地の方と触れ合いたくて、一軒のお菓子屋さんに入りました。
そこの店主（男性・４０才位）らしき方に「どちらから？」と聞かれ、「山口県です」と言ったとたん
「長州人は未だに許せない」と言われビックリした経験があります。。
こちらはこちらで、長州人としての言い分（ちとオーバー…）はありましたが、
なにせ勉強不足のため、その瞬間は、つい、ことばを飲み込んでしまいました。

歴史愛好家であれば日常的に考える機会も多いでしょうが
我々一般レベルの一長州人は「会津」「薩摩」にわだかまりは
まったくといっていいほどありませんでした。
その店主も「長州人は未だに許せない」と言ったあとすぐ穏やかに
別の話をされ、和やかな雰囲気を取り戻して下さり、
逆に会津人、長州人として、その後会話を楽しみました。
ある意味では「会話のきっかけ作り・糸口」だったような気もします。
でも、１４０年余りたった今日でも、会津の方（一部）はわだかまりというよりは
怨念に近いものがひょっとしておありなのかなあ、とふと感じています。
犠牲者の数を考えただけでも致し方ない事かも知れませんね。

質問者さまのご先祖が幕府のかたであれば、寝返った西郷ドンは憎き相手でしょうね。W

勝手ですが個人的には薩摩のかたの思いも聞いてみたくなりました。

いい質問に出会い、久々に長州人であることを思い出しました。

お礼

greenbirdさん、ご回答ありがとうございました。
山口県民の方が会津を訪れたという貴重なお話を聞けて満足です！
それにしても、いきなり「長州人は未だに許せない」と言われたら、二の句が継げないですよねぇ。
でも、逆に話の糸口として話題にしてくれたなら、暖かさを感じますね。

＞勝手ですが個人的には薩摩のかたの思いも聞いてみたくなりました。
高校時代の鹿児島好きな先生が、「鹿児島県人は西郷どんに熱い！」、「鹿児島に行って西郷どんの悪口を言うととんでもない目に遭う。」（←とんでも無い目って・・・！？）と言っておりました。

やはり、その土地ならではの教育をするのでしょうかね？学校での授業やお年寄りのお話で、その土地の精神は伝えられて行くのかな、とまた興味を持ちました。

丁寧なご回答をありがとうございました。

回答No.5

junt

大手資格予備校TACの社長である斎藤博明氏が書き、文芸春秋社ベストエッセイ賞をとった風の記憶にこんな事が書いてありました。大学4年の時、法学部に福島県の会津出身のK君がいたと。K君と一緒にS社の面接を受けに行ったらしいんですが、K君が面接担当者に変な質問をしたんだね。それは、頑張れば会津出身の自分でも社長になれるでしょうか？と　突然の質問にそこにいた会社側の役員の人達の視線がK君に注がれ、同じ質問をするK君に年配の担当者が困った顔をして　もちろんそれは本人の実力次第だよと答えるんですね。でも、K君は、東北大卒で会津じゃ社長になれないからやめる。
　斎藤社長は内定後、質問の事を年配の役員の人に尋ねるんだけれども意外にも、担当者の人は会津を気にしてたんですね。
　その時初めてみんな平等とは掛声だけで、現実の世界では、祖先の働きや回りの人達の働きが力をもち、そういうもの全てを含めたものが本人の実力だ気付いたと言う事です。

回答No.4

ytakachin

星亮一氏の書籍を読むといいかと思います。
会津関係の書を多く書いています。
私もいくつか読みました。
いくつか誤解している点も多いようです。

参考URL：

http://www.mh-c.co.jp/index.html

回答No.3

greenbird

おはようございます。

あれから、我が家ではこの話でちょっと盛り上がったんですよ～。
話の一部をご紹介します……。

過去、萩から会津若松へ和解（友好都市に）を提案したそうですが
時期尚早ということで一蹴された……。ということがあったそうです。
これまでの歩み寄りは常に萩側からのようです。
会津の方は想像以上のわだかまり（？）があるようですよ。
過去のアンケートでも市民の３０％以上が「山口県は許せん！」と
いう結果がでているみたいです。
山口県人だと知ると乗っていたタクシーから降ろされた。という話も…。

我が家の独断と偏見での結論は、
・藩主を含む会津藩VS下級武士（藩主はかやの外）　の色濃い中、
　会津の人のプライドを傷つけた？
・明治に移行後も含め、どこか山口県人は「勝ち組意識」があるのかも…。
　（この部分は会津に対してではなく、過去総理大臣を多く出したという
　　変な優越感）
会津の方、ごめんなさい。お叱り受けそうですね。

＞やはり、その土地ならではの教育をするのでしょうかね？学校での授業や
お年寄りのお話で、その土地の精神は伝えられて行くのかな、と

家もそこそこ古く（四百年強）明治生まれの両親の元で育ち、
ご近所にも明治生まれの方はたくさんいました。
特に父は教養のあるひとでしたが、
会津に対して抱く、悪い感情は一言も聞いたことはありません。
だから、この質問の投げ掛けで自分なりに調べた結果、
会津の方の根強く、深い感情に、正直、ショックも受けましたし、
許してもらえない悲しみも芽生えました。
歴史は消せないことを痛感いたしました。

知識が乏しい上に長々と素人レベルでの回答で申し訳ありません。

回答No.1

zasikineko

あるアーチスト（ロックシンガー）のライブでの話しです。
彼の父の故郷は山口県、ライブ会場は福島県。
長州と会津の話になりまして・・・・。
会津から長州に訪問が決まったとき、握手をするかどうか市議会にかけられて、結局握手なしの訪問になったと話されてました。

そこまで、こだわるのかなあと思いました。

お礼

早いご回答ありがとうございました。
その結果にも現れていますが、市議会に取り上げられる程、確執は強いものなんですね。
平成の世なのに、驚きです。