• ベストアンサー

国債を発行してもインフレにならない?

Twitterで日本は今かなり深刻なデフレが続いているため「京」なみの国債を発行しないとインフレにならない、だから補償のため国債を発行するべきだと拝見しました。 そこで質問が3つほどあります。 1:実際国債を発行してもインフレにならないのか。 2:なぜインフレにならないのか。(ならないのならなぜ国債を発行しないのか) 3:そもそも国債を発行すればインフレに近づきデフレが脱却できるならコロナ前からなぜ発行しないのか。 あまり経済には詳しくないためわかりやすく解説していただけると助かります。 回答お待ちしています。

  • 経済
  • 回答数5
  • ありがとう数8

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.5

> 1:実際国債を発行してもインフレにならないのか。  国債を発行すること自体は、インフレを招きません。  国債を発行して、それを民間の会社や個人が買う(これが正常な国債発行スタイル)なら、インフレになりにくいです。  もともと市中にあったお金(例えば1億円)を政府が回収して、それを公共事業などの費用として(1億円を)市中に吐き出すだけですので、プラスマイナスゼロになるわけです。  問題は、国債を日銀が買い受けて代わりにお金を発行し、政府がそれ公共事業などの費用として市中に吐き出すと、国債分がもともと市中にあったお金にプラスされますので、インフレになります。 > 2:なぜインフレにならないのか。(ならないのならなぜ国債を発行しないのか)  今は市中の個人や企業が国債を買ってくれないので、上記「国債を日銀が買い受けて代わりにお金を発行する」場合に該当します。  なので、理屈としてはインフレになります。  これまでインフレにならなかったのは、市中にあるお金がタンス預金などになっていて、事実上「お金(1億円)がナイのと同じ」状態になっていたからです。  みんなが隠し持って、1億円がない状態だったところに1億円を増刷して流し込んでも、形の上では±ゼロで、インフレにならずに済んでいました。ラッキーだったのです。  これ(タンス預金など1億円)がなんらかの事情で市中へ吐き出されると、国債分の1億円が余りますので、トタンにインフレが始まります。  マスク騒動でよく分かると思いますが、付和雷同する国民性の日本では、「インフレだぁ」となるとトタンにすさまじいインフレ(お金を品物に替える、買い物競争)になります。いったん競争が始まると、政府の力では収拾が付きません。法律がないからです。  ついでに言うと、日本には大昔から「言霊思想」というのがあって、緊急事態を予想して法律を作ろうとすると、「縁起でもない」と言って反論が出て、対処が遅れるのです。第二次世界大戦の時でさえそうでした。悪い事態の予想はよそう、なのです。  タンス預金が市中に流れ始めるのが何時なのか、きっかけが分からないので、政府は日銀引受による国債発行を自重していました。  今でも、自重して、恐る恐るやっているんですよ。信じないかもしれませんが。 > 3:そもそも国債を発行すればインフレに近づきデフレが脱却できるなら > コロナ前からなぜ発行しないのか。  すでに回答してしまいましたね。  国債を引き受ける民間がなくて、日銀が引き受けていますが、これをやり続けるとその結果、市中にお金が余る状態になります。  そこへタンス預金などが市中に流れ込んで、収拾がつかないインフレになるのが怖いのです。  だから、簡単には国債発行はできません。

Kiyo08280721
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。わかりやすく説明していただきありがとうございます。

その他の回答 (4)

  • cse_ri3
  • ベストアンサー率25% (165/640)
回答No.4

大事なことなので、なるべく丁寧に書きます。 1について。 理論上は、国債を発行して政府が使えば、それだけ景気が良くなります。 景気が良くなる一方で、副作用としてインフレが発生します。 アメリカではリーマンショックから立ち直り、既にそのループ(景気が良くなる→インフレ)になりつつありました。コロナ禍の前までは。 日本は、そのループに入れません。デフレ圧力が強いからです。 2について。 日本がインフレになれないのは、デフレ圧力が強いからです。 じゃあ、何故国債をもっと発行しないかというと、財務省が嫌がっているからです。 財務省の立場としては、これ以上国債を増やして政府の赤字を増やすと、財政再建できないと考えています。 まあ、市場はそうは思っていないようですがね。 (国債の金利が史上最低→日本政府が破綻するとは考えていない) 3も上記と同様。 諸悪の根源の財務省が、国債発行を嫌がっています。 以上。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10478/32952)
回答No.3

いやもう第二次安倍政権はずっとお金をじゃんじゃん刷っているのです。「日銀の異次元金融緩和」ってどこかで聞いたことがありますでしょ。アベノミクスって乱暴にいうと「お金をじゃんじゃん刷ってそのお金で株をどんどん買って株価を釣り上げる」ってことでしたから(ツッコミどころ満載の解説ですが、間違ってはいません)。 インフレつうのは良いインフレと悪いインフレがありまして、良いインフレというのは経済が成長して所得が増え、所得が増えるのでそれが生産コストに反映されて物の値段が上がる、というものになります。 一方悪いインフレというのは、経済が成長しないのにお金の流通量だけが増え、お金の価値が下がることによって結果的に物の値段が上がることです。所得は増えないどころかお金の価値が下がるので実質的に手取りは減るようなもので、それなのに物価が上がりますからどんどん庶民は生活が苦しくなるのです。 デフレはよろしくないので、なんとか「良いインフレ」にしたい。そのためには経済が成長しなければなりません。けど国内での製造業だと中国などにコスト競争で勝てないから、頼りにしたのがインバウンド需要だったのです。

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2020/7540)
回答No.2

 国債を買うのは誰でしょうね。国からの公共事業を請け負っているゼネコンや金融機関ではないですか。  国債を大量に発行してもインフレにはなりませんが、国民に多額のお金を配れば、貨幣価値が下落してインフレになります。もっとも、特別定額給付金のような10万円程度のお金では影響が少なく、一時的なものでしかありません。インフレを継続するには、地価高騰や金利引き上げなどの政策が必要となります。  今の状況は新型肺炎対策で外出が激減し、消費が壊滅的に落ち込んでいるので、お金の流通量を増やす為に特別定額給付金を渡しているわけで、何もしなければ、消費が落ちてデフレが深刻化する為です。国債を発行するのは、国が1200兆円の負債を抱えていて、予算を工面出来ないからです。

  • qwe2010
  • ベストアンサー率19% (2129/10795)
回答No.1

インフレにならないのは、消費者が、貧乏だから、値段を高くすると、買ってくれない。 その原因は、派遣制度でしょう。 働く人の給料を、ピンハネする制度。 働けど働けど、お金に余裕がないから、生きていくのが精いっぱいだから。 結婚できない、子供を作れない、消費が伸びない。

関連するQ&A

  • 国債はどんどん発行して良い?

    足りない分は国債で賄うなんてことをいつまでもやってると、その内、利息の支払いだけで国家予算の○%を占めることになったりして(なってますが)、それが大きくなると最終的には払えなくなって破綻(超インフレ、円安等)するしかない、大雑把に言うとそういう認識でいたのですが、あるヲタ系友人に「足りなかったらばんばん国債発行してしまえばいいんだよ。問題ない」と言われました。根拠を聞いても今はデフレで円高だからいいとか、ばんばん紙幣刷ればいいとか、イマイチ理解出来ませんでした。 円高・デフレ前提なのか? だとしたらその手を使うにしても限度があるのでは? もし他の色んな要因によって予想より早めにデフレ脱却してしまえば借金だけは残るけどその手はもう使えないのでは?? 借金を全部返すことを考えたらその限度額(っていうのか知らないけど)はとうに超えてるのでは? 買い手がいる限り発行しても問題ない、そこまでは理解出来なくもないです。 でも、買い手も無限ではないんだから、発行しまくってるとその内に買い手も付かなくなりますよね?それが1年後か20年後かはさて置いたとして。 自分らの生活に例えると、ローンの限度額までまだ余裕があるから限度額まで借りてしまえ、と言ってるようにも取れます。 だとしたら非常に危険な気が・・ 更に紙幣刷って円安・インフレ起こす??・・余計大変なことになる気しかしないのですが・・ どなたか私のような経済オンチにもわかりやすく説明出来る方おられるでしょうか? 何で国債をどんどん発行しても問題ないんでしょう?

  • 国債をこれからもたくさん発行し続けると?

    国債をこれからもたくさん発行し続けると? A インフレになる B デフレになる

  • 赤字国債の発行

     赤字国債の発行→通貨の増発→インフレと本に書かれていたのですが、 なぜインフレを引き起こすとわかっていて、特例として国債を認めているのかがわかりません。 また、インフレではなく、現在デフレ不況とよばれているのはなぜですか?

  • 国債発行と物価の関係

    相関関係のレベルでいいのですが インフレ、デフレ 国債発行の関係を知りたいです。 僕のイメージは 国債を発行すると、国内の貨幣量が減少する為 デフレになるというイメージです。 マクロ経済学のモデルの中にこの関係は 記述されていますか?

  • 国債を発行するとその後どうなるかでわからないところがあります。

    経済の勉強をしているのですが、 国債の発行のところでわからないところがあります。 結論として政府が国債を発行して日銀が引き受けると、 インフレになるということは知っているのですが、 その理由がわかりません。 考えてみたのですが、 政府が発行した国債を日銀が購入すると 日銀のお金が政府にいく→日銀にあるお金の量が減少→市場にでまわるお金が減少→お金の価値が上がる→物価が下がる となるかなと思うのですが、これではデフレになっています。。。。 お詳しい方 どこが間違っているのか教えてくださいM(_ _)M

  • なぜインフレにならないのでしょうか

    日本は国債を大量に発行したうえ、量的緩和と称してお札をすりまくって国家のレベルでその国債を買い込んでいます。さらに巨額の予算を経済振興の目的と称してつぎ込んでいるため、信じられないほどの赤字を抱えています。 それなのになぜインフレが起こらず、デフレ状態が続いているのでしょうか? 普通に考えると、これだけの事をすれば貨幣価値が下がり、インフレとなるのではないでしょうか?

  • インフレと国債の金利

    最近、日本国債の金利が下がっているようですが、 もし今後デフレが解消され資産のインフレが起きたとすると、 国債の金利は上がりますか? (この場合日本の信用不安から来る金利上昇は除外していいです。) また、金利が上がったとするとその頃に発行される個人向け国債 の利率も同程度上がった利率になるんでしょうか? よろしくお願いします。

  • 脱デフレ策としてのインフレターゲット

    デフレからの脱却のためにインフレターゲットを設定する、 これに対してかなり違和感を感じています。 好景気の末期には確かに物価高(インフレ)になりますが、 それはあくまで結果だと思います。 インフレにすれば景気が良くなるということではないですよね? そもそもインフレターゲットって、 インフレを抑えるためのものではないのでしょうか? どうも古い経済学(ケインズ)を、 序論的にしか学んでいない人間にとってはよく分かりません。 価格(物価)は需要と供給によって決まる。 デフレから脱却するためには、有効需要を増大させればよい。 しかしその有効需要の増大とインフレターゲットが、 どう結び付くのか分からないということなのです。 どなたか分かりやすくご教示願えませんでしょうか?

  • 国債、貿易黒字、インフレの関係

    貿易黒字がある限り、いくら国債を発行してもインフレにはならないといっている経済学者は正しいのでしょうか?

  • なぜ赤字国債を発行しないのか

    安倍首相は「脱デフレ最大速度で」と言い、脱デフレに意欲を示し、28.1兆円の事業規模の経済対策を示しています。奇妙なのは赤字国債を発行しないという方針です。当初予算の範囲内で赤字国債を発行できる特例を5年間延長する改正公債発行特例法を今年3月に成立させており、新たな国会の承認なして赤字国債を発行できるようにしたはずです。それなのに赤字国債を発行しないというのであれば、なぜ特例法を成立させたのかという疑問が出てきます。更に、内閣府の試算では、国債を発行して景気対策をすれば債務のGDP比は減ってきて財政は健全化することは示されています。同様の考えは6月27日の読売新聞の「地球を読む」で伊藤元重氏も述べられています。財政を健全化したいなら赤字国債を発行すべきなのに、それでも赤字国債を発行しないという政府の方針はなぜなのでしょう。