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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:自動車用ラジアルタイヤ内側の模様)

自動車用ラジアルタイヤ内側の模様とは?

このQ&Aのポイント
  • タイヤの内側には斜めのラインや細かい網目のような模様がありますが、その中にはワイヤーが入っているのか疑問です。
  • ワイヤーが入っているのなら、ネジが刺さった場合の断線確率は高くなるのか気になります。
  • ラジアルタイヤの内側に入っている模様について詳細を教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.3

タイヤの内側についている細かな模様であればワイヤーが見えているわけではありません。一番内側はインナーライナーと呼ばれる気密を維持するための層でそこにはワイヤーなど入っていませんからねぇ。タイヤを成型する際にまずは円筒状にゴムを成型するのですが、その時に使う金型に刻まれた空気抜きのための溝の痕です。一番内側は先にも述べたように気密性の高いゴムですのでつるつるの金型では内部に空気が入り込むと抜けてくれずに、気泡などがはいいたままになってしまいます。その状態で成型すれば確実に不良品が出来上がってしまいますので、金型に細かな溝を作り空気が抜けて金型とゴムが完全に密着するようにしているのです。タイヤに限らずゴム製品や樹脂製品に一見無意味に思える模様などがある場合は結構あるのですが、多くの場合こうした成型上の都合で着いたものです。 もちろんタイヤのカーカス(タイヤのベースとなる部分でタイヤ全体を形どる部分、タイヤは大きく分けてトレッド(地面と接する部分)ビード(リムと接する部分)とカーカスでできています。)には、ある方向に対しては柔軟である方向に関しては強固であるように設計されたワイヤーや強化繊維ベルトなどがか言っています。例えばラジアルタイヤではタイヤ側面に中心から外側に向かってまっすくに放射状に繊維が入れられていて、タイヤにかかる上下方向の力には柔軟に、しかしタイヤに対して横方向に掛かる力には強靭であるように設計されます。これはカーブなどで横方向に力がかかった時にタイヤが大きく変形して操縦性を落とすことを避けるためです。またトレッド面の下にも繊維(ラジアルタイヤではカーカスの上にもう一層、ベルトと呼ばれるスチールや強化繊維の帯状の部分があります)が入っていますが、これは内部の空気圧や回転した時の遠心力でトレッド面が変形したりせずに、安定した形状を保つために入っています。タイヤが空気を入れても風船のように膨らんでしまわないのはこうした構造があるからです。ちなみに貨物車など以外ではほとんど用いられないバイアスタイヤにはトレッド面のベルトはありません。またカーカスの繊維は放射状ではなく、斜めになるように配置されていて横方向にも縦方向にも柔軟性を持つようになっています。悪路などで低速での運用が主である場合はこちらのほうが良い場合もあるのですが、舗装路を走る場合は圧倒的にラジアルのほうが優れているので、現在ではほとんどがラジアル構造ですね。また、大型車などの特殊なものを除けばほとんどがチューブレス構造ですね。

noname#241602
質問者

お礼

とても詳しく説明して頂きましてありがとうございます。 ご説明いただいた内容からすると、凸部分にワイヤーは入っておらず、金型にある空気抜き用の溝の跡という事なのですね。 先に回答頂いた方々と違うご説明でしたが、たしかに金型の跡と考えれば、色々なデザインがある事にも納得できました。 ミシュランパイロットスーパースポーツなんて、内側がツルツルですもんね。 あと量販カーショップ等で、タイヤ内側に斜めの凸ラインが入った物をよく見てみると、凸ラインが途中で押し潰されたかのように凹んでいる部分もあるので、ワイヤーが入ってるのならそこだけ切れているのではないのかと思えていました。 金型の空気抜き用の凸凹が、均等な斜めラインや網目ラインをタイヤ内部に作り出していると考えると、全て合点がいきました。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5253/13739)
回答No.2

単なる模様では無く、中にワイヤーが入っています。 金属製のワイヤーの場合もありますが、最近はナイロンやポリエステル、アラミド繊維のモノが主流だと思います。 釘やネジが刺さった程度では切れる事は無く、ワイヤーとワイヤーの間を突き抜けていきます。

noname#241602
質問者

お礼

やはりワイヤーの類が入っているという事ですね。 とても参考になりました。 ありがとうございました。

  • gongorogon
  • ベストアンサー率16% (706/4250)
回答No.1

タイヤの構造は、ファブリック(ナイロン糸を斜めに編んだものにゴムを練り込ませた布)を何枚も重ねて作ります。斜めに編んだものをバイアス構造と言います。 斜めに編んだものを交互に重ねることにより、弾力性(乗り心地)と耐荷重性を生んでいます。 多分そのことでしょう。 さらに斜めではない(ラジアル構造)スチールワイヤーを編んだものを一部入れたのがスチールラジアルタイヤと言います。これは横方向の踏ん張りを強くするもので、今は主流になっていますね。

noname#241602
質問者

お礼

そうすると、あの凸のラインには、ワイヤーの類が入っているという事ですね。 とても参考になりました。 ありがとうございました。

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