石油の無機成因論と石炭・天然ガスについて

このQ&Aのポイント
  • 石油が無機成因論によって生まれるという説の正当性について検証します。
  • 石油の無機成因論が事実であれば、石油の枯渇は考えにくいです。
  • 天然ガスや石炭も無機成因論によって誕生した地下資源である可能性があります。
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石油の「無機成因論」と石炭や天然ガスについて

石油の「無機成因論」と石炭や天然ガスについて質問です。 よく化石燃料として挙げられる石炭や天然ガス、石油は生物の死骸からできた地下資源だと説明されている。 しかし、石油には、生物の死骸ではなく、 ・惑星が誕生する際には必ず大量の炭化水素が含まれる ・炭化水素は地球の内核で放射線の作用により発生する ・この炭化水素が惑星内部の高圧・高熱を受けて変質することで石油が生まれる ・炭化水素は岩石よりも軽いので地上を目指して浮上してくる といったプロセス、「無機成因論」という説があるのですが、ここで以下の質問です。 1.石油が「無機成因論」によって生みだれるという説は正しいのでしょうか? 2.1の問いが事実なら、石油は枯渇しないということなのでしょうか? 3.石油だけではなく、天然ガスや石炭も「無機成因論」と同じ、誕生した地下資源なのでしょうか? 4.映画「エイリアン」のノストロモ号の積載貨物は、アラン・ディーン・フォスターによる公式ノベライズでは、積載貨物は石油であると記載している。 では石油の「無機成因論」のように、地球に似た環境の惑星あるいはスーパー・アースといった岩石惑星にも、石油が存在してもおかしくないでしょうか?

noname#241543
noname#241543

質問者が選んだベストアンサー

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  • f272
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回答No.4

(1) 完全には正しいと言えないかもしれないが,おおむね間違いではないと考えてもよいだろう。しかしそれは有機成因論が間違っているということではなく,どちらも有効な理論だということです。 現在の主流の考えは有機成因論であって,石油の探鉱もそのれも基づいており95%はそれで発見されています。無機成因論をもとに発見された油田は5%程度にすぎません。しかしそれでも無機成因論は実績があって,上部マントルでの石油生成が可能であることは室内高圧実験でも実証されています。 (2) 現在発見されている分だけでも40年分はあります。そして未発見の分を入れると80年分にはなるだろうと見積もられており,さらに技術の進歩によって既発見油田からあと40年分は生産可能になるだろうと思っても不思議ではありません。合計で120年分です。 今後石油の消費量が今の2倍になったとしても60年はもつということであって,そのころまでには,他のエネルギー源が主流になっているかもしれません。過去のエネルギー源の主力であった石炭も枯渇したわけではありませんし,さらに過去のエネルギー源の主力であった薪も枯渇していません。枯渇したエネルギー源など存在しないのです。 (3) 石炭については,無機成因論を唱えている論者はいません。 (4) スーパー・アースであっても,地球と同様の環境下にあれば同様に石油が存在するでしょう。

その他の回答 (3)

  • dragon-man
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回答No.3

石油や天然ガスを化石燃料と呼びますが、無理があります。天然ガスが古代の植物の炭素化合物から生成されたとすると、これだけ膨大な量が生成できるはずがありません。桁違いの量です。無機物から生成されたと考えざるを得ません。そうであれば枯渇はしないでしょう。現に今のところ枯渇しそうな気配はありません。いくら消費量が増えても、毎年推定埋蔵量が増え続けています。 これは生物の遺伝子に似ていますね。遺伝子のきわめて複雑で大規模な構造はたった数億年の間にダーウィン的な偶然の積み重ねで出来上がるわけがない。なにか大本の構造(意思)があって、それが変化したとしか考えられない。それがどこから来たのかは分かりませんが、神様が作ったとしか思えない。無機成因論もそれと同じでしょう。 自然科学の基本原理はエントロピーの法則です。エントロピーはなにか意図が介入しなければ必ず増大する方向に進みます。つまり混沌に向かいます。化石燃料説、進化による遺伝子の複雑化は混沌の対極であり、エントロピーの減少そのものです。自然界の基本原理に反します。

  • simotani
  • ベストアンサー率37% (1893/5079)
回答No.2

全くゼロでは無いとは思いますが、それだけで枯渇しないとは思えません。つまり生産と消費がアンバランスです。 油田が空になったら地圧が掛かり生産に結び付くとは思うが、出来る迄にはそれなりな時間が必要です その間は当然他の油田に頼る事になります。そこで北米の油田をある程度開発するのは有効です。

  • cse_ri3
  • ベストアンサー率25% (165/640)
回答No.1

興味のある話題なので、回答します。 私は、石油の無機成因論は、事実だと見ています。 理由は、枯渇した油田が、時間を置くと再び採掘可能となるからです。 従来の、生物由来説では、この現象を説明できません。なぜなら、生物の死骸が石油になるには、天文学的な時間がかかるとされているからです。 まあ、私が勝手に思っているだけなので、本当かどうかはわかりません。 好きなだけ、学者に議論させれば良いと思います。 この説では、天然ガスは無機成因論で、石炭は重来の生物由来と見ています。 石炭は、採掘後に、再び採掘可能となった事例を聞かないからです。

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