一般に「足の裏のほくろは癌になる可能性がある」と、よく言います。またテレビなどの特集があるとその翌日には数人の患者さんが来院されます。
それならば足底の「ほくろ」はすべて「癌」なのでしょうか?ここでいう皮膚癌とは先にも述べられているように「悪性黒色腫」を指します。これの型分類については、すでに述べられているので省略します。
問題は悪性を疑うかどうかです。足底の黒色もしくは茶褐色のホクロのようなものには色素性母斑(単なるホクロです)、単純性黒子(ホクロの子供のようなもので色素がついているだけです)、血腫(単なる内出血です)そして悪性黒色腫(malignat melanoma)もしくはmalignant melanoma in situが考えられます。他にも数ヶありますがここでは省きます。
その鑑別として最も重要なのがその外観です。
境界明瞭か?。
色ムラがないか?。
左右対称か?。
大きさは?直径5mmを越えないか?。(まれに4mmで悪性のことがありましたので、一応疑われれば皮膚科専門医受診を勧めます。)
いつからあるのか?ここ半年、1年以内に急に出現したのか?それとも子供のころからあり徐々に大きくなってきたのか?。
疼痛はないのか?。
出血はしないか?。
これらである程度の判別を行い、少しでも疑えば、可能ならば摘出して病理組織検査を行ったほうが良いでしょう。
その場合、開業医ではやはりされないことがありますので、病院の皮膚科を受診されたほうがよいでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。 痛くも痒くもなくても 色むらはあるし、左右対称ではないし、7mmくらいあるんですから 悩んでいるならやっぱり一度皮膚科に行ってみた方が いいのかもしれないですね。