日銀のETF買いについて

このQ&Aのポイント
  • 日銀のETF買いによるインフレと円安の効果は疑問視される
  • 日銀の金融緩和策は実質金利を下げて投資需要を創出し、デマンドプルインフレと海外投資促進を目指す
  • 日銀のETF買いが上記の目標にどのように結び付くのかは明確ではない
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日銀のETF買いについて

日銀の金融緩和策ですが、基本は建前はインフレ目標達成のため、本音は円安誘導だと思います。国債買い入れはまさにそれを実現する手段だと思います。 すなわち実質金利を下げて投資需要を創出することでデマンドプルインフレ(過剰設備によるデフレにフォローされそうですが(笑))、実質金利低下による海外投資促進による円安、円安による国内のコストプッシュインフレです。 話は違いますが、日銀の緩和は長短金利のフラットニングを誘導した(時間軸効果)のに対してFRBはリスクスプレッドを縮小させた(イエレンさん)といっていたような記憶があります。 で、本題に戻って疑問なのは日銀がETFを買ってもインフレにも円安にも結び付かない気がします。日銀は一体どういう経路で上記の建前(と本音)に波及するという主張なのか、あるいは何が起こると期待しているのか教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

あなたは通常のマクロモデルの論理を信じていない?国債の買い入れと変わらない、日銀の買いオペの一つでしょう。 日銀がETFを買い入れる⇒マネタリーベースが増える⇒通貨供給量(マネーストック)が増える⇒金利が下がる⇒実質金利が下がる⇒投資を刺激する⇒GDPを拡大させる という経路です。

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。信じていないかもしれませんね。建前上は確かにおっしゃる通りで債券でも株式でも現金と交換することによりマネタリーベースが増える事は同様ですね。愚問でした。 問題は株式のリターンがリスクスプレッドを割り込んでしまうとクラウディングアウトが起きてその分

その他の回答 (1)

  • prince
  • ベストアンサー率28% (52/182)
回答No.1

日銀の狙いは安定的な物価上昇で、円安もそのための一手段です。 ・日銀が日本株のETFを買う⇒リスクプレミアム縮小(株価が安定的に上昇)⇒企業が資金調達しやすくなる⇒設備投資増加⇒景気拡大⇒物価上昇、の狙い ・もう1つ、株価が安定的に上昇⇒個人投資家の資産価格上昇⇒個人消費拡大⇒物価上昇、の狙いもあります。

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。なるほどそう言う建前でしたか。 この建前の理解できないところはリスクプレミアムなんて縮小せずに、民間の株式買いがクラウディングアウトされるだけじゃないかって思うんですけれどね。 問題は本音の部分の円安誘導の経路もありません。 (クラウディングアウトされて海外投資に向かうから円安ですかね? クラウディングアウトされたらリスクプレミアム減らないし。そうか、建前だから達成されなくてもいいのか。。。賢い!)

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