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高校化学の質問です。

高校化学の質問です。 陽イオン分析の問いで、鉄IIIイオン、アルミニウムイオン、亜鉛イオンの混合液から亜鉛イオンだけを取り分ける操作は「アンモニア水を加える」という解答でした。過剰に加えれば亜鉛イオンだけ錯イオンになり、残りは沈殿することはわかるのですが「過剰に」の記述は要らないのでしょうか?詳しい方、説明お願いします。

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回答No.2

ここでは、各イオンの(少量の塩基による)沈殿に、さらに何を加えればいいのかを問うているのだと思います。 つまり、参考URLにもあるように、「水酸化ナトリウム水溶液」ではアルミニウムイオンと亜鉛イオンの一旦は生成した沈殿が、ともに錯イオンを形成して再び溶けるので、「アンモニア水」でなければならないということではないでしょうか。 もちろん、「過剰に」の記述があった方がより明確になるとは思いますが、既に各イオンの(少量の塩基による)沈殿が生成したという前提で、「さらに」という意味合いから自明だということかもしれません。 一般的な会話の中では、「過剰に反応した」と言えば、「大げさに」というような意味合いになるかと思いますが、化学においては、例えば塩化ナトリウムの溶解度(g/水100g)は、20℃において35.83なので、塩化ナトリウムの質量が50gであろうが40gであろうが36gであろうが、35.83gを僅かでも超えていれば全て「過剰」であって溶け切れずに残り、「過剰に」は必ずしも「多量に」という意味にはなりません。 ただし、現実的には、少量(数滴)の塩基に対して、「アンモニア水」は「多量に」加えることになりますが。

参考URL:
http://examist.jp/chemistry/metal/metal-ion-tinden/
回答No.1

高校の化学でしたら、「過剰にアンモニア水を加える」がより良い回答でしょうね。大学の化学でしたら、「〇〇 mol/lのアンモニア水を××~△△ ml加える」が正解でしょう。なぜなら、「過剰」とは何かの定義は、あらかじめ決まっていませんから。高校化学の「お約束事」として、こういう場合には「過剰」と書くようです。現実世界の化学としては「アンモニア水を加える」も「過剰にアンモニア水を加える」も、どちらも同じくらいに曖昧な書き方と言う事です。受験技術としては正解は1つだと思いますが、現実世界では正解が1つとは限らないのです。

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