ボディーソープの成分、アンモニア水について

質問

水溶液のリトマス紙実験でボディーソープは酸性を示しました。
ある生徒から「成分にアンモニア水とかかれているのになぜ酸性なんですか」と質問がありました。
なぜですか？
生徒の疑問に答えたいのでよろしくお願いします。

回答No.2

sailor · ベストアンサー

他の成分が判らないのでたぶんですが、アンモニアは洗浄成分のアニオン系の界面活性剤をつくる過程で必要であると考えられますので無関係ではないでしょう。ただ、人の皮膚や髪などは弱酸性である状態が望ましいので必要な反応が得られた後で他の成分によって弱酸性の状態にされているという事でしょう。

ちなみに界面活性剤とは平たく言えば元々は混ざらないはずの水と油を混ぜてしまう働きを持ったものです。ボディーソープに限らず普通の石鹸でも洗濯石鹸でも台所の洗剤でも油汚れ（ボディーソープの場合は皮脂の汚れ）を水で洗い流すためには水とは混ざらないはずの油を水と混ざりやすくする必要があるので、この界面活性剤というのを使っています。基本的な仕組みは界面活性剤には二つの面があって片方は油と馴染みやすく（疎水性と言います）片方は水と馴染みやすい（親水性と言います）ような構造を持った分子なんですよ。本来混じらないはずの水と油の間にこの界面活性剤が入ると、互いを上手いことつなぐ働きをして油汚れを水で洗い落とせるようになるんです。これはたぶん貴方も好きなマヨネーズを作るときも使われています。マヨネーズは酢と油と卵で作るのですが、卵の黄身に含まれるレシチンという成分が海面活性剤なので普通なら混ざらない酢と油が混ざったままで分離しない状態になるのです。このような作用を乳化と言います。

お礼

とても詳しい回答ありがとうございます。
生徒にもわかりやすいように説明できそうです。

回答No.4

bekky1

特に、成分上の問題と言うより、製品として仕上げるためのph調整
CMで言うところの「弱酸性」のためではないでしょうか？

クエン酸をキレート剤として使う都合上、、調整にアンモニア水を使うからではないでしょうか？
おそらく、必ず使うとは限らないけど、製品に全成分表示義務なので、乗せてある。

界面活性剤云々の個々の性質・特質と言うよりも、工場生産品の出荷条件として、水の硬度、粘土を一定にするためです。

ロットとして製品の安定性検査の一つにph領域を最終調整するために必要とあれば多少、動かしたいので、使う。

全成分表示なので、洗浄成分として必要なものと、製品の調整上必要なものが並びます。

最初にこのph範囲と決めているので、アンモニア水で最終調整する。
クエン酸のフリーの濃度が季節と、工場の使う水条件で違うからでしょう。
調理と同じ、味見？調整。

お礼

回答ありがとうございます。

回答No.3

nagata2017

成分のひとつだけを取り上げて　それが全体を指すかのように考えることを　間違いだと指摘することが正解です。

回答No.1

sailor

なんの不思議もありません。使ったアンモニア水のアルカリを中和する以上の酸性の物質が成分として使われていれば、当然酸性をしますでしょ。

水酸化ナトリウムに塩酸を注いでいくと最初はアルカリ性ですが、そのうち中性になりさらに注げば酸性を示すのと何ら変わりません。

お礼

そうですよね。
私もそう思いました。
だとするとアンモニア水は添加する上で特に肌への作用とは関係のないものなのでしょうね。
ありがとうございました。