黒染処理後の表面に茶粉が発生する原因と対策方法

このQ&Aのポイント
  • 黒染処理後、表面を拭き取り乾いてくると茶色い錆みたいなものが発生します。これは苛性ソーダの残りが表面に付着し、空気に触れることで発生しています。
  • 黒染業者によると、この茶粉は防錆油を使って拭き取ることで改善することができます。
  • 現状では、処理後に防錆油をしみこませたウエスで擦り拭きしているが、この作業は大変です。より効率的な対策方法を模索する必要があります。
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  • 締切済み

黒染処理後、数日経つと表面に茶粉が

黒染処理後、表面を拭き取り表面が乾いてくると茶色い錆みたいなものが発生します。黒染業者に聞いたら苛性ソーダの残りが表面に残ったものが空気に触れ表れたものだとのことですが、対策の方法はないでしょうか?現状、処理が終わった後に一つづつウエスに防錆油をしみこませて擦り拭きとっているのですが大変な作業です。

  • 101S
  • お礼率100% (3/3)

みんなの回答

回答No.3

炭素量が多いと茶色になりやすい印象があります。 工具用の特殊コーティングと見間違うきれいな茶色になった事例を見た記憶があります。 被膜厚さが薄く、干渉色が出ているのか、被膜自体が変色しているのかを確認してみたいと思いましたが、機会に恵まれませんでした。 処理直後が黒く、次第に茶色くなるというなら、化学反応の可能性が高そうです。 特にふき取り可能な茶色の粉が出てくるのなら被膜へのピンホール発生を疑います。 可能性としては 1.地金の中のセメンタイト相が黒染液と反応せずピンホールのなっているもの 2.表面正常の凹部についた油が脱脂しきれず、マスキングになって処理を阻害、処理後はピンホール内の残留液が油分を石鹸化し赤錆びを発生させているもの があり得そうです。 処理後の洗浄と乾燥をしっかり行い、処理駅の残留を抑えることと、クレ556のような水置換能力を持ち浸透性の高い油で防錆処理をすることが効果的と考えます。 通常の防錆油は長期の防錆能力を優先し、被膜が厚くなるよう高粘度なので浸透性に劣る欠点があります。このため、ピンホール内に浸透できず、油膜下残留液の溶存酸素によって赤さび発生に至ることがあります。 浸透性強化型である556DXにどぶ漬け・揺動が一番簡単な処理だと考えます。

101S
質問者

お礼

ありがとうございました。 参考にして対応してみたいと思います。

  • ohkawa3
  • ベストアンサー率59% (1325/2228)
回答No.2

>苛性ソーダの残り もし、「苛性ソーダの残り」が原因であれば、黒染処理後の水洗(湯洗)が不十分なのではないでしょうか? 参考URLに「黒染処理」の工程が記載されている資料を貼っておきますので参照になさってください。「黒染」工程直後の「油洗」は、たぶん「湯洗」が正しいと思います。「湯洗」で苛性ソーダを十分に取り除き、その後防錆油を塗布することが適切な工程と思います、 参考URLでは、防錆油について「水性油」と記載されていますが、より防錆性能が高いのは油性の防錆剤と思います。この場合は、湯洗後に水分を乾燥させることが必須なので、防錆性能(製品の見栄え)を重視した場合、ある程度工数が増えるとお考え頂いたほうがよさそうに思います。

参考URL:
https://www.sanwa-p.co.jp/report/bk.pdf
101S
質問者

お礼

お忙しい中、ご回答ありがとうございました。

回答No.1

  黒染めとは四酸酸化鉄を表面に付ける事ですが、字の如く「酸化」させてます。 四酸酸化鉄は非常に緻密で薄く素晴らしい表面処理ですが酸化なので錆には注意が必要です、だから黒染め直後に表面保護のために油での防錆は必要です。   写真の物はバイトホルダーの様に見えますが、黒染めを選ぶほど寸法変化を嫌うのですか? 黒染めの厚みは1ミクロンほどですが黒染めより防錆能力の高い黒クロメート処理はどうでしょう、膜厚は15ミクロン程度です。  

101S
質問者

お礼

お忙しい中、ご回答ありがとうございました。

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