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バラの美しさととげの関係について
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一般に知られるバラでも棘が無い品種はありますよ。ただあまり多く生産できないために一般には出回りにくいだけです。園芸植物全般で珍しい品種を扱う通販のお店や、規模の大きいバラの専門店やバラ園などで探すと扱っているかもしれません。ただバラ園での苗の販売まではなかなか無いと思いますが・・・。 棘の無いバラというのは突然変異由来で出来る物で偶然枝変わりで出てくれるか種子を蒔いた時に稀に出現する程度で人が作ろうと思っても作れないものなんですね・・・。棘無しの枝は滅多に出てくる物でも無いし見つかるのも偶然であることが多くて、もし出来ていても見逃されてしまうこともありますし(枝変わりだと棘無しの性質が安定していない事もありうる)バラの種子を蒔くという作業も品種改良を行っている人でない限りはバラの株の体力を消耗させてしまい易く滅多に行う事ではありませんし(発芽能力を失っている物もある)狙って出てくる物でも無いので棘無しのバラと言うのは滅多に出現せず、見つかっても種子から生えた物はどんな花が咲くかも分かりません・・・。特に実生は過去の交配親の特徴がランダムに混ざり易いので花を咲かせてみたら色が綺麗では無かったり花弁の形が悪かったりもあり得ますから品種としての価値が低く流通させられない物である事も。そういう場合は更に別の品種と掛け合わせて花が綺麗で棘の無い個体を作ろうと交配するのですが、棘が無い性質と言うのは必ず次の代にも出現してくれるとは限らず・・・。 結果、運良く枝変わりで出現したのを見つけられれば花は従来の品種の特徴のままなので挿し木が成功すると3年くらいで開花株へ育てられますが(それが殖やすための原木となる)挿し木で苗を繰り返し殖やすことを繰り返すうちに挿し木の孫世代くらいから多少先祖返りで棘のある株へ戻った苗が出てしまう事も有ります。 種子で出現した個体だと開花を確認してから殖やすことになるので場合によっては10年以上かかるうえに結局思う様な物が出来ないじまいで終わる事も・・・。もし優良な個体が出来たとしても、それを原木として挿し木を繰り返し沢山殖やして流通に載せられるまでの数にしていくには大手の種苗会社がメリクロン技術を使って殖やすのでなければ10年以上はかかりますし人工的に殖やせばそれだけ値段も高くなり一般には手に入りにくい物になる事も・・・。既に棘の無い品種はいくつか発表されているはずですが販売も多くなくまだまだ一般向きではないだけです。確実に購入できるのも珍しい植物を多く扱う通信販売業者のカタログに何年かに一度くらいの頻度で載っていたりする程度。 あと、新しい品種は登録の関係で早くは出回りにくいという場合もあります。これはバラの棘がある・無しに限らず「新しく出来た品種」全般に言える事。バラの新品種のほとんどは「品種登録」されるので(著作権の様な物)権利を持つ人と契約している人でないと殖やしたり販売したりが出来ません。登録した品種は権利者が権利を放棄しない限りは最長50年権利が守られますから自由に栽培できる古い品種以外は数があまりたくさんは出回らないのです・・・。 実は自分の家には庭で種子から生えてきた棘無しのバラがあります。これは全く偶然の産物で、以前から庭にあるツルバラが房咲きのものでとても沢山実を付ける品種で(植えたのは先住者なので品種名不明)野鳥が実を食べた後に落としていったフンに種子が混ざっていたらしく近くにある庭木根元の手が届きにくい陰でいつのまにか芽生え人知れず育っていました。見つけた時にはそこらに良く生えてきていた棘があるのと同じだと思い、これ以上育ってしまえば邪魔になるなと苦労しながら潜り込み抜いてみたら茎に全く棘が無い株でした。 今は鉢に植えて育てていますがずっと棘がないままで育つのか、どんな花が咲いてくれるのかまでは確認できていないので、もう何年かは様子を見るしかありませんが元の親株は一重咲きの可愛い花が咲くので似た花が咲くといいなと思っています。
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- cactus48
- ベストアンサー率43% (4480/10310)
かけあわせは今でも世界中で行われていますが、簡単に出来る事では ありませんから、これは直ぐには無理だと思います。 既に流通している物としてはモッコウバラ(黄と白)、南部ザクラ、 シャラパール、スムースベルベット、アレッサ、マダムプランティエ などがあります。
お礼
いろいろあるのですね。勉強になりました。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6931/20496)
モッコウバラ以外にも きれいなトゲなし薔薇がたくさんあります。 https://matome.naver.jp/odai/2143882314168318801
お礼
そうなのですね。ご教示をもとに自分でこれからいろいろ調べてみたいと思います。
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7249)
バラというのがどのように生えているのか観察したことはおありでしょうか。 ものすごく大量の種類のバラがあって現在350以上あるでしょう。だからいろいろ違うことは違いますが、ぴしりと枝として出ている樹木であるような、胡蝶蘭のような生え方をしていますか。それとも、あやめカキツバタみたいに、葉っぱの上にするりと茎がでるような草本ですか。そもそも背丈はどれだけですか。 ものすごく背が高い植物ですね。そして、桜みたいな枝のある樹木じゃありませんね。あれ、どうやって立っていたいと思いますか。 もし樹木があったら、そこにピッケルをさすようにして自分が折れないように伸びていきたいと思いませんか。つまり、蔓自体は伸びなくてもいいからその先をのばしたいと思いませんか。 そこでトゲが発生したんです。あれはピッケルなんです。風かなにかで揺れたとき触ったものがあればそこに差しこんで命を保っているんです。 別に花をきれいに見せたいなんて、茎は全然考えていないはずです。 それを無理にむしって飾ろうとした人間が、邪魔だからトゲを抜いているだけです。 品種改良でトゲを軽くする操作をしている研究者はいるかもしれませんけど、普通は花の色とか見た感じを変えるためにやっていますから、トゲは二の次になります。 しかしまあ、本当にこんな名前つけたんだ、というようなバラは毎年見ますね。 アイコ、なんて出現したときは、いったい何者の名前を使ったんかと驚きましたけど、あのアイコ様なんですね。
お礼
興味深い新説をうかがいました。まったく誰にも思いつかない奇抜な発想ですね。
- silverakun
- ベストアンサー率26% (657/2480)
一番ポピュラーなのは、”モッコウバラ”です。 参考のURLです。 https://matome.naver.jp/odai/2143882314168318801
お礼
モッコウバラは地味な感じがしますね。
お礼
なるほど、知識も熱意もそれほどないものには近寄りがたいほど貴重なトゲなしバラなのですね。よくわかりました。