• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:マスターON(運転準備)の入れ方について)

マスターON(運転準備)の入れ方について

このQ&Aのポイント
  • マスターON(運転準備入り)の概念と重要性について理解できない。
  • マスターONには条件があるのか?手動モードが必要か?
  • 古い設備ではマスターONが存在しなかった。歴史的背景を知りたい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.2

運転準備の目的は”起動時のリスク低減”です 機械を安全に設計するための要求事項をまとめた規格がISO12100を頂点とするSafety of machinery(機械類の安全性)の規格群になります。 機械を製作する方は絶対知っていなければならないものです。 その規格の多くはJIS化されていて、下記より参照できます。 機械類の安全性で検索してみてください。 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html ISO12100はJISB9700になっています。 この規格では、リスクアセスメントで洗い出すリスクの1つに起動があり、リスク低減を行うことを要求しています。 その中に、予期しない起動の防止やサイクル中断後や非常停止後の再起動なども含まれています。 予期しない起動の防止 JISB9714 という規格があります。 電気制御については、JISB9960-1 機械の電気装置-第1部:一般要求事項 があります。 でも、これらの規格には運転準備という表現は出てきません。 運転準備は工作機械の業界が採用したものと思われます。 工作機工業会が作るJISB6015工作機械-電気装置通則に運転準備があるからだと思います。 工作機械は、運転準備という回路を作ることで起動に関するリスク低減を図っています。 運転準備回路は選択スイッチでなく運転準備釦を自己保持する回路にしています。(この自己保持が肝です。) 運転準備回路の条件には非常停止や保護停止の信号を入れています。 また、サーマルやヒューズの電気回路を保護するものや、PLCやCNCのRUN信号や気圧の圧力確認など機械を安定して制御するための条件なども入れたりします。 運転準備回路がONしていないと機械を動かす動力を供給しないようにして(動力遮断状態)、起動操作を受け付けないよいうにもしています。 そうすることで、下記の操作時に機械が安易に起動するリスクが低減出来ます。  1.電源を入れる→電源を入れることが目的  2.非常停止の解除→非常停止を解除することが目的  3.ドアスイッチ、ライトカーテンなどの人と機械を隔離する保護装置の解除→保護装置を解除することが目的  4.サーマルなどの過負荷保護装置を解除→保護装置を解除するのが目的  5.異常の解除のため異常解除釦を押した→異常を解除するのが目的  6.エアーの元圧を入れた→エアーを供給するのが目的  7.機械の運転モードを変える→モードを変えるのが目的 1.2.以外は運転準備回路以外で目的が達成できるなら運転準備回路にインターロックする必要はありませんが、それだけで起動しない回路構成にする必要はあります。 大型の機械では一つ異常で機械全体を止めると、再起動の準備で作業者が機械の調整をしたりすることでリスクが発生するからです。 3.は工作機以外の機械では運転準備とうい表現ではなく”リセット”という表現を用いているものあります。 ご質問にある運転準備のない機械はこれに該当するか、リスクが低い機械か、安全の事がしっかり考えられていない機械と思います。 ちなみに、電気制御を用いないエアーシーケンスでも同様な考えは必要です。 もう一つのご質問の運転準備を入れる手順ですが、上記の1.2.が解除されてだけが絶対条件であとは、機械メーカがリスクアセスメントによってリスクを洗い出し適切な保護方策をすることとです。 お客さんの要望で条件が追加されることはあるかと思いますが、その追加する理由がわかっていないお客さんも多くあると思います。 とにかく機械を作る人はそれが商売ですので、しっかりした知識を持って対応することが重要と思います。

noname#230358
質問者

お礼

T様 ご回答ありがとうございます。 『リスクの低減』が目的であることがよくわかりました。 規格等の説明も取り入れてくれて納得いたしました。 しっかりとした知識と常識を持って設計を行いたいと思います。 大変ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.1

>あと、古い設備(1980年代)はマスターONがなかった気がします。マスターONの歴史的背景が最も知りたいです。 まさかご存じないハズはないと思うのだが? ただ単にIEC安全規格です http://www.fa.omron.co.jp/product/special/safetynavigator/safety_standard/international.html http://www.fa.omron.co.jp/product/special/safetynavigator/safety_expert/index_case.html http://jp.idec.com/ja/technology/safety/safetyconcept/index.html 蛇足ながら 80年代中ごろにセンサー類のケーブル線色が変わったのもIECに統合されたから 赤白黒 → 茶黒青 この頃に運転準備を含む安全規格も統合された 現在でも純粋国内向けでは安全回路は必ずしも統一されているとは言い切れないですが (多くの工場では20年以上昔の古い設備が混在してるので) 海外向けの新作では統一されているハズ?

noname#230358
質問者

お礼

lumiheart様 ご回答ありがとうございます。 マスターONはIECから来ていることがわかりました。 マスター0Nの入れ方には基準があるのでしょうか? メイン電源ON→OFFモード→マスターON→操作手動、自動切り替え。 や メイン電源ON→操作手動に切り替え→マスターON→操作自動に切り替え。 といった方法を目にしたことがあります。 教えていただいたURLからはマスターONの入れ方まで記載がありませんでした。ただ、セーフティーリレーを使った場合にマニュアルスタートと記載があったので、これがマスターONをするためには主操作を手動にしてからでないと入れられないと解釈されたのでしょうか? 以上教えてください。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 3相モーター 換気扇について

    電気工事士見習いです。 動力についての知識があまりなく困っています。 三相モーター(0.4kw)のついた換気扇を動かしたいのですが、お客様の要望でブレーカーの入り切りのみで動かしたいとのことなんですが、、、 取り扱い説明書などを読むとマグネット及びサーマルを用いてON.OFFのスイッチを取り付けましょうとなっていて困っています。 単純にブレーカーの入り切りで換気扇を動かした場合どのような問題が出てきますか? またブレーカーの入り切りのみでこの換気扇は動かすことができるのでしょうか?勉強不足で申し訳ありませんが教えていただけないでしょうかよろしくお願いします。

  • 【電気】漏電ブレーカーはブレーカー自身の漏電測定回

    【電気】漏電ブレーカーはブレーカー自身の漏電測定回路の電源を二次側から取っているので二次側で相間をあたるとOFF状態でも絶縁がありません。 二次側から電気を取ってると電源がオフでも相間は絶縁にならないってどういう意味ですか? 動力モーターのブレーカの絶縁抵抗測定はブレーカをオフにして1次側で測っても動力モーターの絶縁抵抗測定はできないのでは? 正しい絶縁抵抗測定はブレーカーをオフにして2次側を測定して動力モーターの絶縁性能を確認するんですよね?

  • 小型DCブラシレスモーターを直接運転したい

    それぞれリード線が、4本と5本のモーター2台が装置基板に接続され運転しています。装置に制御されず電源ONで常時運転させるにはどうしたらよいでしょうか。リード線はそれぞれ、赤黒青黄と赤黒白黄青です。4本のモーターは、D1350Y12CXCP-43で5本のモーターは、DR-738-546です。できるだけ簡易な方法をご指導ください。

  • モータが起動しない

    客先より 「モータが起動しない。  電磁開閉器のR端子部の被覆が焦げ取付ネジが緩んでいたので  電磁開閉器とケーブルを送ってほしい。」 と連絡がありました。 漏電ブレーカ及びサーマルは正常とのこと。 動力回路は 漏電ブレーカ→電磁開閉器→モータです。 他に原因があるような気がしているのですが モータが単相状態になっている。→先にサーマルが働くから考えられないか? モータが短絡している。→先に漏電ブレーカが落ちるから考えられないか? 私の考えすぎでしょうか 経験がある方ご教授願います。

  • 過負荷アラームにて運転準備できない

    MCが過負荷にて運転準備できない現象が起きてしまいました。原因が解らず何かヒントでも教えて頂けないでしょうか。 MC:新潟鉄工所 タテ型MC NC装置:ファナック 15M 現象: 朝一、MCの電源を投入。NC装置をON。運転準備ボタンを押し起動。 先ずX軸の原点復帰を行い、次に、Y軸の原点復帰をした時、Y軸が早送りにて移動中、過負荷アラームが出て停止する。 次にMCの電源を再投入しても過負荷アラームが出て、運転準備ボタンを押しても起動しない。 NC装置のDGNアラームコードには「3:SPINDLE UNIT」と 表示されています。 原因が全く分からず何卒お知恵を貸して下さい。

  • PASトリップの原因

    ある工場内で設備を増設後、試運転中に起こった事ですが原因がよく分かりません。どなたか教えてください。 37kWスターデルタ起動のモーターを起動しスターからデルタに切り替わって数秒後に、構内第一柱上気中開閉器がトリップしました。 モーターの結線を調べるとデルタ結線の2相がてれこに接続されていました。(単独試験では回転方向確認のため寸動しか行なっていませんでした。)デルタに切り替わった時にブレーキがかかり過電流が流れたとしても、動力盤の主幹ELB、分岐MCCM(モーターブレーカーを採用)、サーマルリレーはトリップしていませんでした。 工場内の系統保護協調がとれていないのでしょうか?

  • DCモーターの ON/OFF スイッチの容量

    DCモーターをスイッチでON/OFF する際のスイッチの電流の容量についてお尋ねします  モーターの規格; DC12v 定格12A  起動時100A この場合スイッチは20A程度のもので良いのでしょうか?それとも起動時の電流に耐えられ物にすべきなのでしょうか? モーター保護の為サーキットブレーカーも付けようと思うのですが、サーキットブレーカーは短時間は突入電流に耐えられると聞いたことがあるのですが定格電流程度のものでいいでしょうか? リレーなどではサージ用にダイオードを入れますが必要になりますか? よろしくお願いします。

  • 電動機の分岐回路に使用するブレーカーについて

    内線規定 3705-10 電動機回路の簡易設計の 3705-1表の〔備考4〕に この表は電動機保護兼用配線用遮断機(モーターブレーカー)は、電動機の定格出力に適合したものを使用すること。 とありますが、上記のブレーカーは モーター保護兼用配線用遮断機(モーター保護兼用サーキットブレーカー)も含むのでしょか? 日東の電動機分岐回路用ブレーカーの選定表では モーター保護兼用サーキットブレーカーも 通常のサーキットブレーカーと同じ定格電流の設定になっています。 例えば 2.2KWの場合 モーター保護兼用サーキットブレーカーも 通常のサーキットブレーカーも ブレーカー定格電流⇒30Aとなっています。 サーマルリレーなど過負荷保護装置のある回路で 分岐回路用ブレーカの定格電流を選定する場合 モーター保護兼用サーキットブレーカーも 通常のサーキットブレーカーも 同じに考えても良いのでしょうか? 宜しく御願い致します。

  • 活線状態でブレーカとエリアを確認する方法

    建物の電気(動力200V)について、活線状態のまま各ブレーカが対応するエリアを特定するにはどのような方法があるのでしょうか?図面との整合性を確認するのが目的です(あるいは図面の無い状態で、確認する場合)。 高圧の受電設備内のトランスで低圧(動力、電灯)にし、工場内の数箇所に配電用の盤が設置してあります。受電設備には動力のブレーカが多数並んでおり、どのブレーカがどの配電盤に繋がっているか活線状態のまま確認したいのです。高所に電気配管がされているので、電線を追いかけるのも難しいし、ブレーカの裏側に結線されているため、受電設備内に入らなければならないです(開放型受電設備)。資格も無いので入れない。 当方、機械系技術者です。簡単な装置の制御盤なら設計できる水準です。 よろしくお願いいたします。

  • 電気回路(シーケンス)がどうなるか教えてください。

    現在、モーターをONとOFFの押しボタンで入り切りしています。 運転中は赤ランプが点灯、故障時オレンジランプが点灯します。 その回路にタイマーを入れて、例えば朝6時から夜9時までの間、 モーターが動くようにして、その他の時間帯は止まっているようにしたいです。 ON、OFFの押しボタンではなく、入り切りのセレクトスイッチが良いと思います。 どのような回路になるか?何が必要か? 初心者ですので出来ましたら詳しく教えていただけると助かります。 よろしくお願いいたします。