SUS304とSUS304Lの絞り性の違いは?

このQ&Aのポイント
  • SUS304とSUS304Lの材料を比較し、絞り性の違いについて調べました。
  • 絞り後の残留応力や材料の歪みについて考慮しながら、SUS304LからSUS304への変更の可否について検討しました。
  • 試作前に情報を集めるために投稿し、アドバイスを頂ければと思いました。
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SUS304とSUS304Lの絞り性の違いは?

現在、SUS304L(板厚5mm)でφ310xH200(パンチ頭部R310 パンチ肩R31 ダイR25) の絞りを行っていますが、材料をSUS304に変更しても絞り性・絞り後の 残留応力等に違いは出ないのでしょうか?(絞り後にツバ面をカットしますので、カット後に材料が歪みすぎるとNGになってしまいます) 試作をする前に情報を頂ければと思いまして、投稿しました。 宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

後尾にLが付くものはいわゆるL(Lowの略)材と称して、カ-ボンの含有量が少ないという意味です。 普通のSUS304よりはプレスの曲げ、絞りはし易いです。その為に私が以前プレス金型を設計していた時計のバンドにもよく使用されています。機械加工もし易いです。 従ってSUS304に変更する多少条件が悪くなります。 L材よりカ-ボンが多いので絞り、曲げ加工硬化も大きいです。 参考 :逆に用途によってカ-ボンの含有量が多いH(Highの略)も存在します。 少し参考に成れば幸いです。

参考URL:
http://fac9999.web.fc2.com/
noname#230359
noname#230359
回答No.2

聞く待ち時間で、SUS304LとSUS304の成分の差と、何故SUS304Lができたかを調べると、 SUS304Lの特色が解ります。 すると、元素等から他に応用も効ようになるので、できれば習慣つけしましょう。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

回答:SUS304とSUS304Lでは、応力は大きく違います。 理由:残留応力は、大きく分けて?塑性変形により発生 ?組織の変態により    応力の発生があります。    更に ?その他いろいろな要因もあります。  ?塑性変形量は同じため、材料の違いは無いものと仮定します。  ?組織の変態とは、加工誘起マルテンサイト変態です。   オーステナイト組織fccから加工誘起マルテンサイト組織bccへと結晶構造が変化します。   このため歪(残留応力)の発生が変態部分的に発生してきます。    結論:加工誘起マルテンサイト変態を防ぐ絞り(温間絞り)を行えば、残留応力    は、低減できます。 質問 パンチ頭部 R310とは?    ツバ面をカット?→ フランジをトリミングする?    5mmの板厚で絞る?  ◎ 過去のログで、残留応力や温間絞りを書いてありますので確認するしてください。                    ◎参考 ?加工誘起マルテンサイト変態(以下変態と略す)と絞り性  変態誘起塑性は、オーステナイト組織 →(加工誘起)マルテンサイト組織へ変態することであり、深絞り性を上げる現象です。つまりこの変態は、深絞り加工には、優位な現象です。  SUS316などの完全オーステナイトステンレス鋼では、この変態がほとんど起きないため、深絞り性が悪い理由の1つです。  程よく変態するSUS304やSUS304L材が、深絞り性が良好な理由です。 ?変態量と時効割れ発生の限界値  SUS304の深絞り製品をフェライトスコープで測定し10%で5年後に割れ発生という文献が1つだけ見たことがあります。某県の工業試験場の指導でも、10%以下と指導していますが、私は、この数値は疑問と考えています。  変態量と時効割れの限界値は、参考値であると考えております。 ?SUS304で深絞りを行うには(教科書的で、ご存知のことかもしれませんが) ?.絞り比を2.6以下 ?.ダイRを板厚5~10倍程度(大きくして材料を流れ込み易くしない) ?.1STと2ndの工程をすぐに行う。 ?.絞り油は、塩素の入ったものは使わないこと ?SUS304で深絞りを行うための材料は ?.Niの多いメーカーを選ぶ ?. Crは少ない方が有利 ?.Cも少ない方が有利 ?.表面仕上げは、No2B<NoB<D(ダル) *BAは不可 ?.硬さは、出来るだけ柔らかいメーカーを選ぶ ?.絞り時、保護ビニールシートを使う。            今後の対応  SUS304材の成分は、JISで定められているが、メーカーにより差がある。  特にプレスの絞り性に影響ある 

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