金属表面硬化処理について

このQ&Aのポイント
  • 金属表面の表面硬化処理については、種々手法があるが量産品を最も安価に下記条件を満足させる手法についてアドバイス頂きたく。
  • 材質はS45C,S20C、SCM440等一般鋼材を検討中。ワークサイズは外形φ110×内径φ60×10t(単重約0.3kg)、総生産数は約2000個です。
  • 表面硬化の仕様はHs60以上、全硬化層深さ1.5以上となります。
回答を見る
  • 締切済み

金属表面硬化処理について

金属表面の表面硬化処理については、種々手法があるが量産品を最も安価に下記条件を満足させる手法についてアドバイス頂きたく。 【表面硬化仕様】:Hs60以上、全硬化層深さ1.5以上 ・材質はS45C,S20C、SCM440等一般鋼材を検討中 ・ワークサイズ:外形φ110×内径φ60×10t(単重約0.3kg) ・総生産数は約2000個

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

S45C+高周波焼入 が最も平均的。   http://www.denkikogyo.co.jp/business/hf/technology/adoption.html   S45C 油焼入 HS57-71 (HRc43-53) 焼入深さ(目安)4mm 前処理:焼戻し(無印も可) この厚みなら、硬く入りやすいが歪の大きい水焼入でなくとも油焼入で充分可能。 但し焼入部に鋭い凹の形状があると割れる危険があるのでSCM440に替えた方がよいでしょう。 凹の形状 があるギアでも S45C を使います。歯底硬さは若干低くなる(ようにする)   http://www.dhf.co.jp/products/treatment/gear.html   http://jp.misumi-ec.com/pdf/fa/2012/p1_1249.pdf 【表面硬化仕様】は S45C と高周波の組合せで過不足無くピッタリです。 >S45C高周波焼き入れで、Hs60以上、全硬化層深さ1.5mm以上の内面条件は、結構ギリギリの条件です。   JIS B6912 鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工     http://kikakurui.com/b6/B6912-2010-01.html   加工品の規定範囲の中央値について,表 14 の許容値を超えてはならない   表 14 硬化層深さのばらつきの許容値   有効硬化層深さ 1.5を超え2.5以下  単体内0.2 同一ロット内0.4   全硬化層深さ  1.5を超え3以下  単体内0.5 同一ロット内0.8 破壊試験だしマイクロメータを使うのでないから、規格値の公差も甘い。これを外すことは無いだろうし、僅かの違いは問題にするなというお達しだが、知らない人は違う解釈をしがち。 もっと大事なのは試料の測定位置の取り決め。一般にこれをサボること多いから後で問題になる。   表 13 表面硬さのばらつきの許容値(ショア硬さ) も同じような考え方で決められてます。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

【表面硬化仕様】:Hs60以上、全硬化層深さ1.5以上 の深さ1.5mm?以上が問題です。 SCM440の高周波焼き入れが良いと思います。 S45Cは、安価ですが、焼き入れ深さや安定性で??。 S20Cは、浸炭が必要でNG。ボロン鋼のような特殊鋼での浸炭も、SCM材の浸炭も?? 以上のような考察で、熱処理業者さん等に見積を取ったり、材料等での価格低減の提案を してもらったりして、最終決定してください。 熱処理業者さんも、5社以上が理想です。 事前の知識確認は、 http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/guide_info.html のP.D.F.資料の熱処理項目を確認して、熱処理業者と打ち合わせしてください。 【表面硬化仕様】:Hs60以上、全硬化層深さ1.5mm以上、 しかも、内面の硬化を第一の目的としております ですか。 熱処理業者さんに、Hs60以上、全硬化層深さ1.5mm以上の条件が、S45Cで安定的に出せれるか を確認して、決めてください。 S45C高周波焼き入れで、Hs60以上、全硬化層深さ1.5mm以上の内面条件は、結構ギリギリ の条件です。 製作数量が多いので、硬度条件がもう少し低ければとは思いますが、熱処理業者によっては、 問題ないと云う技術の高い(管理技術の高い)処もあり、やはり数社確認することが大切です。

参考URL:
http://www.fujidenshi.co.jp/japanese/seimitu/data/HRC.pdf#search='SCM440%20%20高周波焼き入れ硬度'
noname#230359
noname#230359
回答No.1

>全硬化層深さ1.5以上 深さを示す単位はmm 或いはμmでしょうか? この深さにおける硬度が Hs60以上ということでしょうか? ご面倒を掛けますが、補足して下さるようにお願いします。 >内径φ60 と記載なさっているので、パイプ状の品物かと思いますが、パイプ形状の 内表面も硬化させることが必要でしょうか? 他の回答者さんのご指摘の「S45C+高周波焼入」が最適のようですが、 高周波焼入の業者さんが、内面の焼入に適合するコイルを持っているかが 若干コストに影響するかもしれません。(持っていなければ、新規製作) 高周波焼入業者さんに、内径φ60であることを伝えて。見積もりを依頼 なさることが良さそうに思います。

noname#230358
質問者

補足

深さについて、単位記載を失念しておりました。 単位は「mm」です。 また、内面の硬化を第一の目的としております。 宜しくお願いします。

関連するQ&A

  • 硬化クロームメッキについて

    皆さんお疲れ様です。 硬化クロームメッキについて教えて頂きたいのですが。 材質S45C 内径Φ75H8交差 長さ230mm に硬化クロームメッキの指示が。 ?HV800とありましたがこんなに硬くなるのでしょうか? ?メッキ厚 50μ 研磨代 20μ の指示があり均一に研磨代分取れる程メッキが均一になるのでしょうか? ?外形との肉厚が9mm程しかないのですが、メッキ処理による熱膨張などは無いのでしょうか? ?外形・端面・貫通横タップ穴にはメッキ指示が無く、どの様に内径だけメッキするのですか? ?HV800との事なので、かなり硬いとは思うのですが、内径研磨20μ研磨はどの様な砥石を使うのですか?CBN?WA? どなたかご教授願えますか?御願いします。

  • イオン窒化の硬化層深さについて

    材質はSCM435、SCM440を使い硬化層深さ0.2mmでHV450以上をイオン窒化で確保することは可能でしょうか?可能であればどのような条件が最適なのかご存じの方教えてください。

  • リーマ加工について質問

    材質SCM420H(硬さHRC60) 内径Φ24+0.020/+0.007 表面粗さ3.2S、 真円度0.004以下 加工長40mm 以上のワークの加工にリーマ加工は適していますでしょうか?

  • 金属材料の材質の違いと特徴

    設計で材料選定をしているのですが、どのようなものを使ったらいいのかわかりません。候補はS45C,SCM415,SCM435なのですがそれぞれどのような用途に使用すればいいのか教えてください。 S45CなどS□□CとSCM415などのSCM□□□では材質的にどのような違いがあるのでしょうか? S45C,SCM415,SCM435はそれぞれどのような特徴や違いがあるのですか? (硬さや熱処理などでどう違うのか?)教えてください。よろしくお願いいたします。

  • ステンレス材の旋削で加工硬化を少なくするには

    毎々お世話になります。 取引先からある製品の荒加工のみの依頼を受けました。 材質はSUS303で仕上げは取引先で加工するので、焼きが入らないよう 注意するようにとのこと。 φ50の材料で外形、内径を加工するのですが、 V=150、切り込み=1.5~2、送り=0.2 で考えていますがいかがなものでしょうか。 調べたところ、SUS303は加工硬化しにくいので、快削材であるとのことですが見た目でわからないので心配です。 加工費が決まっているのでなるべく早く加工したいのですが、仕上げは 抑えて加工したほうがよろしいでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • 浸炭焼入れで部位別に硬化層深さは違うものなのでし…

    浸炭焼入れで部位別に硬化層深さは違うものなのでしょうか? 熱間鍛造の素形物を加工し、浸炭焼き入れをおこない仕上げ研削で完成する量産品です。 熱処理に対し素人です。御教授をお願い致します。 材質 : SCM420H 熱処理: 浸炭焼入れ      硬化層深さ1.01.4(図示) 問題点・・ ・熱処理をおこなう製品形状で小さいところと大きいところがある為、硬化層深さの差が約0.17?あることです。(確認ロット数:2ロット) 教えて頂きたいこと・・ ? ヒートマスの異なりで硬化層の差が生じたと思われるのですが、どうしても硬化層の差が発生してしまうものなのでしょうか? ? 浸炭硬化層指示が1.01.4?(範囲0.4?)の量産管理は不可能でしょうか? 参考 ・製品形状の小さいところと大きいところは出来る限り別工程として別けたくはありません。

  • 適正なる溶接棒のご教授願います

    SACM645内径φ65外径φ140×1600の外周にM130×4の雄ねじにs45cの丸フランジφ250×m130×4でねじ込み片側バレルφ140部に溶接をしたいのですが、適切なる溶接棒の種類型式等がございましたらご教授いただきたく宜しくお願い致します。  ちなみにSACM645は窒化表面硬度HRC64以上、深さ0.5  又s45cでは無くSCM440に材質が違ったら溶接棒は違ってきます か?ご教授切にお願いいたします。  又別途注意点がございましたらお知らせ下さい!

  • アルミ製ドリブンスプロケットの寿命

    社外品でA7075の材質でアルマイト処理で表面硬化している物の市販されていますが,S45C( 表面硬化しているかどうか知らない)と比べて寿命はどれほど違いがありますか?

  • H材の荒切削

    皆さんの良きアドバイスを頂けたらと思い、質問させて頂きます。 SCM440Hを切削加工することになったのですが、このワークは 凡庸タイプの鋼用ネガチップで切削しても大丈夫でしょうか? 以前、焼入れしたコレットの内径を切削するときはCBN工具で削りましたが、今回もやはりCBNで切削するのでしょうか? ワーク形状は引き抜き材の外形Φ140.0 内径Φ100.0で、 これを外形Φ133.0 内径Φ127.0まで削ります。 ワーク表面はデコボコしています。

  • ベアリング取り付け軸の表面処理について

    ベアリングを取り付ける軸を表面処理します。 軸はフレームに溶接してあり、軸の材質はS45Cです。 軸にメッキ処理をして、ベアリングは入らなかった経験があるのですが、 今回も錆びやすいところの部品ですので、表面処理をしなければなりません。 処理は、ダクロタイズドです。 すきまばめ程度の加工をすればベアリングははまるでしょうか? 無理でしたら何か良い方法があれば教えていただきたいと思います。