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工具がワークに進入する前の確認方法
- マシニングセンターでの加工において、工具がワークに進入する前の確認方法について知りたいです。最初に工具長補正が終わった後、工具長補正終了時のZ値とワーク上面から工具刃先までの距離を定規で確認する方法が一般的なのでしょうか。
- 定規で距離を確認するには、工具の回転が止まっている必要があります。シングルブロックの場合、工具は回転したままですよね。そのため、M01かM00をプログラムに入れておく必要があると思います。
- 皆さんは進入時のチェックはどのようにされているのでしょうか?
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ウチがやっている方法は、例えば 位置決めN10 G0 G54 X0Y0 M1 (ここでシングルブロックに) 工具長補正掛けながらZ位置決め G43Z100.H1 (スケールで確認) /●(オプショナルブロックスキップ) GOTO 20(次のツールの交換へ飛ばす) を使い位置決め~確認~次の工具と すべての工具長補正の確認を先にやり その後に/●のスイッチをONし GOTOを飛び越させます M1もオフです これで先に有人ですべての工具の補正を確認し(クーラントのノズル方向なども)後は連続で流します 後、追加するとすれば 早送りオーバーライド50%くらいでちょっと送り 一旦0%に落とし、(1)残移動量と実際の距離を目測で見て 25%でスタートでしょうね ウチのルールでは(1)を入れています
ドライラン機能がある機械であれば、ドライランを使うのが確実だとおもいますがいかがでしょうか? これなら最初から最後まで主軸停止のまま確認できますし切削送りもオーバライドスイッチで調節しながら確認できます。プログラム確認中にワークを削りたい場合は使えませんが。 主軸回転指令M3の前にブロックデリートを付けておき、動作確認時は/有効→加工時は/無効にすればスイッチ操作だけで確認作業と加工を切り替えられます。 言い忘れました。工具長だけ確認したいのであればMDIでツール呼出し後Z指令して本当に目的の位置まで来るかで判断しています。まちがって衝突するのは怖いのでオーバライドは落として行います。プログラムを走らせなくても全ての工具をあらかじめ確認できます。
補足
ありがとうございます。 >これなら最初から最後まで主軸停止のまま確認できますし 自動運転では工具が回転していないときはFの指令があっても 軸移動はしないが ドライランの時は 工具が回転していなくても 軸は手動切削送りのダイヤルのスピードで動くから 工具回転していなくても軸移動するということでしょうか? >切削送りもオーバライドスイッチで調節しながら確認できます 切削送りにオーバーライドがかけられるのは 自動運転中でもそうではないのですか?
一例ですが当社では 工程の終わりにオプショナルストップを入れています。 工具長補正の確認はシングルブロックで送っていますね。 O251(TEST) (シングルブロック) G90G98G80G40G49 (シングルブロック) G54 (シングルブロック) N1T1M6(FACE-MILL) (シングルブロック) S3200 (シングルブロック) G00X0Y0 (シングルブロック) G44G00Z50.0H1 (シングルブロック)此処で確認。OKなら以後通常運転 M03 (此処から回転なので危なくない) M08 G00X-70.0Y-55.0 Z-1.0 G01X260.0F1000 M09 G28G00Z50.0M19 G49 M01 (ここで一時停止) N2T2M6(CENTERING) (シングルブロック) S3500 (シングルブロック) G00X0Y0 (シングルブロック) G44G00Z50.0H2 (シングルブロック)此処で確認。OKなら以後通常運転 M03 (此処も同じく此処から工具が回転) M08 G99G81Z-1.8R5.0F100L0 M98P3251(2.5KIRI) G99G81Z-1.8R5.0F100L0 M98P4251(3.3KIRI) G80M09 G28G00Z50.0M19 G49 M01 (一時停止) 以下略 量産品の初品などは全ての工程の工具をチェックさせています。 単品でもしますから初品に関しては全てですね。 また段取り替えや工具交換後も同じ様にチェックさせています。 CAMを使用されているならばポストを編集すれば可能ですね。 また私個人はイニシャルレベルの高さは極力同じものを使用し 現場での確認手間を省く様にしています。 イニシャルレベルの出し方は人それぞれかとは思いますが マガジン内の一番長い工具から一番短い工具を引いた数値より 大きいものを使用すると衝突は減ります。 (理論的には最長工具に最短工具の補正が入っても当たりません) かと言え工具長さに差がありすぎれば使える方法ではありませんが・・・。 ま、一例です。 縦型で言うと高さは Z軸原点 ↓ G00 イニシャルレベル ↓ G00 R点 ↓ G01やG73など切削エリア G99,G98で復帰高さを選べますが CAMにより色々な呼び方しますのでファナックの呼び方だと イニシャル点ですね。 G44はプラス補正ですが最近はG43を使われる事が多いでしょうね。 単純に工具補正を機内ではなく外段取りする事が多くなったからだと思いますよ。 プラス補正は機内でしか取れませんが マイナス補正はツールプリセッターを用いて機外で取ることが出来ますので。 使用するツールの本数や段取り替えの作業性や能率でしょうね。 当社の様にツールプリセッターも無く、使用するツールも限られている状況で在ればどちらの補正でも問題はありません。 マイナス補正も機内で取ることも勿論出来ますし。 あと早送りのオーバーライドを0にしても送りは0になりませんよ? 送りを止めたい時はジョグオーバーライドを0にしないと。 通常ファナックなら早送りオーバーライドは 1→25→50→100の4ポジションです。 1にしても遅くはなりますが止まりません。 ジョグオーバーライドはF値に対して有効ですね。 こちらは0に合わせると停止します。 混同して憶えていると止まらず痛い目に会います。 無回転時の軸移動に関しては15Mとかは普通に出来ましたが 最近のiシリーズに関しては試したことが無いのでわかりません。
補足
ありがとうございます。 イニシャルレベルとは退避高さのことですか? G44は工具長 プラス補正でしょうか? ありがとうございます。 >最近はG43を使われる事が多いでしょうねうございます。 マイナス補正を使うのが多くなってきたというのは どのような理由があるのでしょうか? 工具をZマイナス方向に補正することによってプログラムの位置に 工具先端がくる様にというものですよね? ありがとうございます。 >あと早送りのオーバーライドを0にしても送りは0になりませんよ? >送りを止めたい時はジョグオーバーライドを0にしないと。 プログラムFで司令した切削送りに関しては 切削送りオーバーライドでということですね? あとファナックも工具が無回転の時には F司令と軸移動指定があっても軸は動かないように出来ているのでしょうか?
確認後の主軸回転プログラムは、それで良いです。 回転を止めて測る場合は、プログラムではありません。 自動運転モードを手動モードに切り替えて、主軸を停止させて行います。 機械によってやり方がさまざまです。
補足
ありがとうございます。 そのやり方をしているのは どこの制御装置でですか? ファナックでしょうか?
私の場合は試削りする時シングルブロックにて 工具長補正が終わったところで モードを手動にして、 回転を止め、スケールで確認します。 確認がOKなら主軸回転させ引き続き 動きを確認しています。 M0やM1をいれておくと連続加工の時は 消さなくてはなりませんからね。 M1であればオプショナルスキップで消さなくてもよくなりますか? オプショナルストップのスイッチで有効、無効の切り替えが 出きるので消さなくてもよいですが、他にもM1を使う所があれば 消さなければなりません。 一般的に一本目の工具の進入時のみですか? 全ての工具において確認します。 なぜなら工具長が工具により違うからです。 補正値を間違えていれば衝突するかのうせいもあります 手動モードに切り変えたらプログラムとは関係なしに主軸を停止できるのですね。 出来ますよ。 OSPの場合は確か手動介入を押してから手動にしたような? オークマコールセンターに電話すれば教えてくれますよ ファナックの場合は私の知っているかぎり リセットボタンを押さない限り工具長補正など キャンセルされません。 工具長がキャンセルされたか確認するには プログラムチェック画面で H=00となっていればキャンセルされた事になるので 参考にして下さい
補足
ありがとうございます。 そういえば 手動モードに切り変えたらプログラムとは関係なしに主軸を停止できるのですね。 >M0やM1をいれておくと連続加工の時は >消さなくてはなりませんからね M1であればオプショナルスキップで消さなくてもよくなりますか? ちなみに このような進入時チェックはひとつのプログラムで工具交換が何回かある場合でも やるのは一般的に一本目の工具の進入時のみですか? そうですね。 オオクマの場合は自動運転やMDIから 手動運転にするとNCリセットがかかって工具長補正などがキャンセルされて しまう用ですが、 ファナックなどは違うのでしょうか? 手動割り込みモードというのがありますが、 そう考えるとこのやり方はややこしく感じてきました。 ありがとうございます。 >ファナックの場合は私の知っているかぎり >リセットボタンを押さない限り工具長補正など >キャンセルされません。 手動モードに切り替えたからといってNCリセットがかかるよりも ファナックのようにリセットボタンを押すまでキャンセルされない方が 便利なように思うのですが、 なぜそのようにつくられたのだと思われますか?
対話でプログラムを組まれているのですか? 定規等で測るなら、工具長補正をかけて工具を回転させないでアプローチを行う。 定規で確認後に、回転をプログラムすれば良いでしょう。 安全です。 機械の動作上、加工時間がわずかに長くなりますが。 もしくは、アプローチ時に主軸の回転を止めて定規で確認する。 主軸を回転させて、プログラムを継続する。 どちらかでしょう。
補足
ありがとうございます。 >対話でプログラムを組まれているのですか? CAMです。 >定規等で測るなら、工具長補正をかけて工具を回転させないでアプローチ>を行う。 >定規で確認後に、回転をプログラムすれば良いでしょう。 これはシングルブロックで T1M6 G00x0y0 G56Z100H1 はかる S1000M03 Z2.0 G1F30Z-10 ということでしょうか? >もしくは、アプローチ時に主軸の回転を止めて定規で確認する。 >主軸を回転させて、プログラムを継続する。 すいませんこちらのサンプルプログラムを 教えて頂けないでしょうか。
補足
ありがとうございます。 工夫がありますね。 参考にさせていただきます。 >位置決めN10 G0 G54 X0Y0 M1 (ここでシングルブロックに) >工具長補正掛けながらZ位置決め G43Z100.H1 (スケールで確認) やっぱりここで言ってる位置でM1をして シングルブロックに切替えてやっていくのが一番 安心な気がします。 M1でとめシングルブロックに切り替え オーバーライドスイッチに手でつまみながら長補正が終わるブロックまで 動かす→確認→シングルブロックを切る→起動 危なかったら停止ボタンでなく 早送りオーバーライドをそのまま0パーセントにして とめる。これがよさそうな気がしてきました。 ありがとうございます。 マシンを動かす前に忘れないように プログラムを呼び出した段階で オプショナルストップボタンをオンにしておくとよいでしょうか。 そこで止まってくれたらシングルブロックにすることは忘れないでしょうから。 残移動量が-25だとすると Zマイナス方向にあと25ミリ すすみますよという意味でしょうか? 逆に 復帰点などに戻るときは 残移動量+25となるのでしょうか?