計測値のバラツキを小さくする方法

このQ&Aのポイント
  • 計測値のバラツキを小さくするためには、計測器を高精度のものに更新し、試験条件を統一し、試験作業を自動化することが効果的です。
  • 他にバラツキを小さくするための方法として、試験室の温度管理を徹底し、試験環境を安定させることも有効です。
  • また、同様の経験をした人からは、バラツキを減少させるためには、計測器の校正を定期的に行い、計測条件の変化に敏感に対応することが重要だという意見もあります。
回答を見る
  • 締切済み

計測値のバラツキを小さくする方法

現在、誘導モータの損失を測定し、効率評価をおこなっています。 損失は、 [モータ損失]=[入力電力(電力計の値)]-[モータ出力(2πTN/60)]-[管路抵抗損失] で求めます。 その損失測定結果が計測の度にバラツキ(バラツキが大きく)真値がどこにいるのかわからない状況です。 バラツキを小さくするには、 ・計測器を高精度のものに更新する ・試験温度管理等の試験条件を統一する ・試験作業を自動化し、作業ムラをなくす が思い浮かぶのですが、他にバラツキを小さくするために効果的な作業方法、機器設定等あれば、教えてください。また、同じ様な経験をしたことがある方、その時の対処方法を教えてください。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

動力計を使って計測してるのでしょうか? それとも [管路抵抗損失]と有りますが、実プラントなのでしょうか?

noname#230358
質問者

補足

試験モータへの入力電力は、交流電力計で測定しています。 管路抵抗損失=電力計~モータ間のケーブル抵抗による損失 となります。 モータ出力は、トルク計、回転計の測定値から、2πTN/60の式で 算出します。 これより、 [モータ損失(W)]=[入力電力(電力計の値)]-[抵抗損失(I^2R)]-[モータ出力(2πTN/60)] で得られます。 ・抵抗値の測定方法:モータを装置に搭載した際の相間抵抗値を計ります。           次にモータ単体での相間抵抗を計り、上記測定値から           減算します。           抵抗値は、抵抗温度係数、温度変化分での温度補正をか          けています。          ・トルクの測定方法:モータ搭載しない場合で、装置を駆動し、装置自身の引          き摺りトルクを測定します。           モータを搭載した損失試験時に、この引き摺りトルクを          減算し、補正をかけています。           また、メーカ取説記載の温度補正式を使い温度補正            も実施しています。 言葉足らずですいません。できる限り情報開示させて頂きますので、 よろしくおねがいします。              

noname#230359
noname#230359
回答No.1

厳しい言い方で失礼しますが、バラツキが大きいと漠然と嘆いているので は、一般論しか出てきません。 バラツキをもう少しつっこんで分析することで、どこに対して対応すれば いいか見えてくるはずです。電源電圧、周波数、負荷の重さなどを系統的 に変化させて、[入力電力] [モータ出力] [管路抵抗損失]の各項が どのように変化するか、バラツキの出方を分析すると傾向が掴めるのよう に思います。 また、具体的なデータを提示して頂ければ、アドバイスできる可能性もあり ます。 お問い合わせの損失測定法は、入力電力から機械的出力を差し引いて求める 「直接法」と呼ばれる方法ですが、無負荷試験、拘束試験にを行って 電動機の等価回路を決定し、機械的な出力の測定を省いて入力電力と回転数 から効率を求める方法もあります。まずは、損失の真値がどのあたりにある のか見当をつけるために、等価回路を作ってみては如何でしょうか。 用語の問題で恐縮ですが、お問い合わせの内容のうち、[管路抵抗損失]の 意味がよく分かりません。ご面倒ですが、内容をご教示頂ければ、ヒントが あるかもしれません。 一般的に、電力計とトルク計の精度を比較すると、トルク計の方が精度が 劣ると思いますので、攻めどころは機械的な出力の測定の方と推定します が、実際のデータで判断しましょう。インバータ駆動の場合は、高周波ノ イズで電力計の指示値が不安定,不正確になることも考えられます。 また、負荷の性質も測定に影響を与えます。トルクリップルのない負荷を 掛けられれば、測定の面からみたら望ましいはずです。 実験環境で、電動機単体を評価するようなことを想像しましたが、#2回答 者さんがご指摘になったように、実プラントにおける損失を測定したいので しょうか? 電力はクランプ電力計で測れますが、機械出力(トルク)を測れるような 状態が実現できればいいのですが。 [入力電力] [モータ出力]は、安定して測定できているでしょうか? 数値が一定値を示さず、ふらついていることはありませんか。 ふらついている場合、本当に入出力が変動しているケースと、測定上の 問題が生じているケースがありますので、切り分けが必要です。

参考URL:
http://www.jeea.or.jp/course/contents/12129/ http://www2.cc.oshima-k.ac.jp/~ito/lecture/textbook/3_4_2IMotor.doc http://
noname#230358
質問者

お礼

電力計は横河のもので、精度は0.2% of reading+0.2 of rengeです。 直接商用交流に接続する方法は、大変参考になりました。 しかし、今回のモータは電圧をかけてECUからのトルク指令を貰わないとトルクがかからないのです。無負荷での検証はできるかもしれません。 [管路抵抗損失]はご指摘の通り”線路損失”の表現が適切でした。 電力計~モータ間の電線による電力損失を意味します。 パワー系の基本構成は、DC電源→インバータ→電力計→モータです。 試験は、モータ損失を評価しているので、モータコイルの銅損、その他鉄損は、"モータの損失"になります。 現時点の”バラツキが大きい”は、あくまでモータに起因する要素は除外して 考えています。勿論モータ(ワーク)側の要因もあるかと思いますが、そこまでたどり着いていない現状です。

noname#230358
質問者

補足

参考資料ご紹介頂きありがとうございます。 まだ、目を通しきれていなのですが、難しい内容ですね・・・ ですが、役に立ちそうです。 損失測定試験は、実験室(ベンチ)で行っています。 [管路抵抗損失]については、#2さんへの補足回答を確認頂けないでしょうか。 モータはインバータ駆動で、ダイナモ負荷になります。 ダイナモ:速度制御 モータ:トルク制御 です。 主な計測項目は、 ・トルク ・回転数 ・電力(モータ入力側) ・電圧・電流(電力計への入力側) 試験は、0~10000rpm間の1000rpm毎、0~40Nmの10Nm毎に 行っています。試験結果としての損失値は○○rpm、○○Nmで○○Wと表します。 損失のだし方は各回転数、トルクの条件でN数データを取り、その測定値からトルクを説明変量とした近似(回帰)式を導きます。その近似式に目標トルクを代入し、損失値を算出しています(推定値になってしまってますが・・・)。N数試験を行っても、指示トルクに対し、実トルクがずれるため、 損失式の各項のバラツキ(σ)も出してあります。 一見すると、トルクよりも、電力計の誤差比率が大きく見られました。 変動(=σ/平均値)[%]は小さいのですが、電力計フルスケールが大きいがために、σが大きくなっているみたいです。 計測器をより高精度のものに交換すれば、改善効果が期待できますが、コストが高くつくのがネックです。 そこで、作業手順、計測方法の改善、測定条件の統一化、データ平均化処理の追加等でのバラツキを抑える方法を模索している次第です。 >なお、実験室環境における測定で、モータと電源を接続する電線の損失分 >を考慮する必要があるのでしょうか?モータへの入力電力を100%と >おいたとき、この損失の割合は何%程度ですか? 割合的には、モータ損失の2%弱程度ですが、”より正確な計測”を行いモータの効率UP設計にフィードバックしたいのです。そのため、些細な経路損失も気にするのです。そのため現状のモータ損失の真値を見極め、次期モータの開発につなげたいのです。バラツキが大きいと次期モータの試作設計で要素変更しても効果がわからないのです。 >#2さんへの補足内容を参照すると、モータ自体の巻線抵抗のことを対象 >としているようにも思えます。モータの巻線抵抗による損失は、電力計の >測定値に含まれますので、モータの損失を求めることが目的ならば、この項 >は不要のように思います。 [モータ損失(W)]=[入力電力(電力計の値)]-[抵抗損失(I^2R)]-[モータ出力(2πTN/60)]の式の抵抗損失=経路損失です。分かりづらくてすいません・・・ 電線の両端で抵抗測定すればいいのではと思われるかもしれませんが、電線長さがあるので、難しいので、電力計~モータ間にある端子台部でモータ搭載時の抵抗値からモータコイル抵抗を減算することでUVWの経路電線抵抗を算出しているのです。 >現時点の”バラツキが大きい”は、あくまでモータに起因する要素は除外して考えています。 モータ(インバータ)の制御ムラによるバラツキ、モータ内部のベアリング等の引き摺りによるトルクムラを一切無視し、ベンチ(試験装置、システム)側 のバラツキととらえ分析しているということです。 >”バラツキ”がのどの程度の大きさなのか バラツキが大きいときで、 ±2σ/損失値平均値[%]で±25%程度 ばらつきます。 目標値はこれが±2.5%に収めることです。 損失値の一例は、10000rpm,40Nmで約2kWです。 この運転条件でのバラツキとしては、±2σ/損失値平均値[%]で400Wくらいです。

関連するQ&A

  • ヤング率のばらつきはどのくらい?(SS、S**C…

    ヤング率のばらつきはどのくらい?(SS、S**C、FCD、SKD) 初心者ですが、宜しくお願いします。 現在、ひずみゲージを使用した機械の評価の準備をしています。 準備段階において、ひずみゲージの貼付方法によって、誤差(=真値-測定値)がどのようになるか検討しようとしています。 測定値と真値を以下のようにしました。 ?ひずみの測定値=ひずみゲージによる測定値 ?ひずみの真値=「引張試験機による荷重」と「ヤング率」と「断面積」から算出 ここで、「引張試験機による荷重」と「断面積」の誤差は、1%以下とします。 「ヤング率」はどのくらいばらつきがあるのがで、ひずみの真値が大きく変わることが予想されてきました。引張試験機の担当者に聞くと、引張試験機で求めるヤング率は、測定誤差が大きくておおよそ±10%と聞きました。 実際、ヤング率はどの程度のばらつきがあるのでしょうか? 知りたい材質は、SS、S**C、FCD、SKD、です。 SSやFCDはばらつきがありそうですが、S**CやSKDは少なそうな気がします。

  • 分散の検定方法について

    現状実験室で三相モータの電力測定を行っています。 この測定値のバラツキ(σ)が大きく困っています。 バラツキは同試験をN数行いそのσを取ります。 そこで測定方法の改善(条件を変えた測定)を行い、その効果があったかどうかを検定を行って評価したいと考えています。 バラツキの検定方法は現状の測定方法での分散(σ^2)と改善した測定方法の分散の比較になると思うのですが、この場合は ?F検定でいいのでしょうか?それとも ?χ^2検定になるのでしょうか? 両者の用途が明確に理解できていない状況です。 検定について詳しい方、ご教授お願いします。

  • 鋳型の精度計測方法

    現在1つの鋳物を鋳込むのに、鋳型を6分割(上下と横4つ)し、ケミカルウッドで製作しています。その後、型に砂を詰めて反転砂型を作り、砂型にアルミを流し込んで鋳物を作る方法を取っているのですが、ケミカルウッドで製作した鋳型の精度が悪いのか、砂型がうまく組み合わさらない(ダボにうまく入らない)という不具合が出てしまいました。 そこで、鋳型の精度測定をいたしたいのですが、精度の良い計測方法を知りたいので今回質問させていただきました。 分割した型は1型につき3~6個のケミカルウッドの板で組み合わされてできており、累積加工誤差なのか、組立誤差なのかもわかりません。 そこで、できれば組み立てたままの状態で測定したいのですが、スケール計測は精度がでず論外、MCでの計測は型が大きいもので幅1m、深さ400mmを越すものもあり難しく、どうすればいいか悩んでいる現状です。 以上、よろしくお願いします。

  • モーターの消費電力の計測方法

    購入した12Vのモーターに消費電力(W)が書いてないので知りたいのですが測定方法ありますか? よろしくお願いします。

  • 測定者の精度管理について

    滴定測定の精度管理について質問させていただきます。 測定者の測定精度を管理したいと思うのですが、方法がよくわかりません。 測定結果に統一性をもたせるのを目的とした場合、真値のわかっている 試料液を測定し、測定者全員の測定値と比較をすればいいのだと思いますが、 真値のわかる試料液を準備できません。(計算で理論値であれば出すことは できますが、それが真値といえるのかがよくわかりません) 適当な試料液を測定者全員で測定し、測定値をあわせるのは難しいので しょうか? この場合、基準の決め方がわかりません。 全員で何度も繰り返し測定して真値に近づけるとすると、測定者の精度管理には なりませんよね? ご意見のほど、よろしくお願いいたします。

  • 電流計測で困っています。

    電流計測で困っています。 プリント基板実装状態のTO-220リードに流れる電流を計測したいのですが、 市販の電流プローブでは大きく入りません。 測定方法または測定機器をご存知でしたら教えてください。 ちなみに、測定対象物はモータ制御用HブリッジのFETのドレイン電流、通電電流30A、 駆動周波数20kHzで、FETのスイッチングロスを計測しようと考えています。 よろしくお願いします。

  • F検定とカイ二乗検定の違い

    現在、三相モータの電力測定を行っています。 この測定値のバラツキ(σ)が大きく困っています。 バラツキは同試験をN数行いそのσを取ります。 そこで測定方法の改善(条件を変えた測定)を行い、その効果があったかどうかを検定を行って評価したいと考えています。 バラツキの検定方法は 現状の測定方法での分散(σ^2)と 改善した測定方法の分散 の比較になると思うのですが、この場合は (1)F検定でいいのでしょうか?それとも (2)χ^2検定になるのでしょうか? 私見では(1)だと思うのですが・・・ 両者の用途が明確に理解できていない状況です。 とくにカイ二乗検定の用途が・・・ 両者の検定について詳しい方、ご教授お願いします。

  • ミツトヨ計測学院の講座 「三次元測定機の日常点検…

    ミツトヨ計測学院の講座 「三次元測定機の日常点検 について どうもこんにちは 以前 ミツトヨ計測学院などいかがでしょうか? 計測に関する 様々な講習が用意されています。 私も、三次元測定器の精度点検の担当となった際、 「三次元測定器の日常点検」というのを受講したことが有りますが、結構役に立ってます。 というのを読みました もしよろしければ 具体的にどのように役に立っているか教えて頂けないでしょうか? ミツトヨのホームページを見たのですが ?三次元測定機の精度検査の考え方 ?検査における規格値の設定 ?精度検査の方法 ?検査結果の分析 ?精度検査の要領 との説明ではイメージがいまいち湧かなかったので宜しくお願いします

  • 直流モータの出力の測定方法は

    家庭用電源から基盤を経由して直流モータを動かしていますが、実際のモータ出力を測定する簡単なデバイスはありますでしょうか。 クランプメーターで家庭用コンセントから機器に入る間の電流は測定できますので、入力電力は簡単に計算できます。しかしこの機器の制御ボックスには整流回路がありまして、直流に変換し、直流モーターを動かしています。 整流回路とモーターの間の電圧と電流値が測れれば、より近いモータへの入力電力は解ります。それでモーター内の損失の%が解れば、概ねのモータの出力が解るのではないかと思いますが、直流モータの内部損失%はどの程度と考えればよろしいでしょうか。 また直流の電流値を図るにはなにか簡便なデバイスがありますでしょうか。

  • 自宅消費電力の計測について

    先日、テレビでやっていたのですが自宅の消費電力を測定する機械を取り付けてグラフ化してました。 電力メーターのところに送信機を取り付けて台所などでモニターできるという機械です。 夜間なのでの消費電力も経時的に計測できていました。 だれか、そんな機械を購入する方法知りませんでしょうか? よろしくお願いします。