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無電解ニッケルメッキの動向:環境に対応した技術の進化
- 無電解ニッケルメッキは環境に対応したメッキ技術として注目されています。
- 無電解ニッケルメッキの動向は、環境負荷の軽減と高品質なメッキ層の実現に向けた取り組みが進んでいます。
- 無電解ニッケルメッキは、電解ニッケルメッキに比べてリサイクルが容易で、廃液処理のコスト削減にも貢献しています。
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各社からRoHS対応のエネルギー分散型蛍光X線分析装置が市販されていますが、ニッケルなどのめっき皮膜中の鉛量1000ppmという閾値に対しては、有効ではないと(私は)判断しています。なによりも誤差が大きいです。私は、やはり、めっき皮膜を溶解し、ICPや原子吸光で測定する方が、正確で信用性が高いと判断していますし、各社の分析マニュアルには、上記分析装置での評価方法となっています。 (スクリーニング程度であれば、X線でもいけるかもしれません) また、膜厚も測定できて、含有量分析も出来るというものも市販されていますが、解析ソフトの出来がもう一つで、膜厚測定専用機のような正確なレベルでの、膜厚測定はできませんでした。
タン ⇒ターンのことですね。 無電解めっき液の老化度の指標として、ターン、またはMTO(メタル・ターン・オーバー)という言葉が使用されます。 例) 100Lのめっき槽で、5g/LのNiを含有する無電解ニッケルめっき液の場合 ⇒補給によって、500g分のNiが補給された時点を1MTO又は1ターンといいます。槽内のNiイオンが補給によって、1回分全て入れ替わる分が補給されたところのことです。以下2回分を2ターン・・・・。 無電解めっきは、老化に従って亜燐酸などの老廃物が生成するので、通常は、6ターン前後までの使用になります。また、鉛含有のめっき液では、ターン数が進むほど、皮膜への鉛含有量が多くなっていきます。 Ni濃度やpHは、そのメーカーが求める皮膜物性やめっき速度、安定性などから決められています。酸性の汎用無電解めっき液について言えば、ノウハウというよりは、そのメーカーの開発者の好みといった部分が強い気がしますね。
OA関係ということは、RoHS指令に基づいた対応を行っているC社、PA社などの大手向けが対象になってくると思います。 鉛、6価クロムについてのRoHSの指令の閾値は、1000ppm以下ですが、これを意図的とするかどうかで大きく変ってきます。ある会社は、鉛1000ppm以下を推奨していますし、ある会社は、現在600ppmで、本年度中に0とする意向を表明しているようです。クロムについても、クロム酸処理された皮膜中の6価クロムは数ppm程度ですが、これを「意図的含有」として、クロム酸処理を規制するメーカーもあります。 したがって、その客先の要求使用を明確にしてから、めっき液の選定、後処理の有無を検討する必要があります。また、クロムフリーなどの要求がきた場合に備えて、代替後処理を持っていることがベターといえると思います。 要求特性は、基本的には「塩水噴霧」での評価が一番多いですが、後は、2次加工時の「接着性」や「変色性」が問題になると思います。
お礼
エノキボリ様追加で教えて下さい。蛍光X線で鉛の閾値量は測定できるのでしょうか?メッキ厚は測定できますね?
補足
ご回答ありがとうございました。PC調子が悪くお礼が遅れました。最後に1つよろしければ教えて下さい。メッキ処理の管理で・・タンてなんですか又PHは判りますが、各液の濃度はメーカーによって違うのでしょか、ノウハウと考えてよいのでしょうか?
当社は量産処理開始しています。 薬剤メーカーからも鉛フリー品の薬品は販売されています。
補足
社内でOA機器部品の内策化を検討しています、但し、無電解ニッケル処理は社外を検討する必要があります、その際の判断基準となる項目を教えていただければ幸いです。(環境対応と要求特性の関連性) *どのようなメーカーが良いのか。
お礼
ご回答ありがとうございました。・・・ 濃度、PHは各メーカーで基準が違うと受け止めてよいですね。難しそうなので少し勉強してから相談に乗って下さい。