無電解ニッケルめっきの耐食性

このQ&Aのポイント
  • 無電解ニッケルめっきの耐食性について知りたい
  • 海外での無電解ニッケルめっきの耐食性が悪い理由を知りたい
  • 無電解ニッケルめっきの耐食性を向上させる方法についてアドバイスを求めています
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無電解ニッケルめっきの耐食性

無電解ニッケルめっきについて質問します。 鉄素地上(SUM素材)に無電解ニッケルめっきします。塩水噴霧試験にて72時間でレイティングナンバーで8以上を求めたいのですが海外でめっきしたもの(めっき膜厚 約8μm)が24時間持ちません。 日本の会社でめっきしたもの(めっき膜厚 約5μm)は十分持ます。  めっき膜厚が日本の会社より厚いのになぜ耐食性が悪いのかが判りません。また、耐食性を向上させるにはどのようにすればよいかアドバイスをお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.4

塩水噴霧試験中のテストピースの表面のピンホール辺りで局部電池が構成されるのだと思います。従いましてFeよりイオン化傾向がAu寄りの金属イオンであれば総べて対象になります。即ちピンホールがあればFeの隣はNiですからFeがやられるわけです。 クロム酸処理をすると言う事は、ピンホ-ル部に露出しているFeを不動態化させたことになり、局部電池が構成されなく為ると考えれば良い訳です。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとございました

noname#230359
noname#230359
回答No.3

無電解ニッケルめっきをピンホールフリーにするためには、最低でも30μmは必要です。 めっき後のクロメート処理は効果的でしょうが、SS72時間に耐えるとなると、それだけでは不十分でしょう。 ストライクめっきが必須でしょう。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました

noname#230359
noname#230359
回答No.2

無電解めっき上へのめっきで58ミクロンですと、塩水噴霧ですぐ錆びてしまいます。それは、めっき皮膜のピンホールによるものです。無電解めっきの管理としまして、ターン数などが増加すると、鉄や亜リン酸などの不純物が蓄積されピンホールなどが多くなるといわれています。当然、製造原価はターン数を伸ばしたほうが安くなります。しかし、この場合はめっき液の不純物によるピンホールではなく後処理の防錆だと思います。 クロメート処理をしているものとしていないものでは耐食性がぜんぜん違います。そのへんを追及されたらどうでしょうか?

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました

noname#230359
noname#230359
回答No.1

よくあるSUMの無電解ニッケル鍍金が錆びる原因として、SUM24L等では快削添加物が偏析しているとその部分に鍍金が載らずピンホールが発生し、この部分から錆びてくることがあります。この欠陥を防止する為に、鍍金の仕上げ洗條においてクロム酸処理を施す事になっていますが、海外製のものはこの処理が抜けているか、又仕上げの水洗が金属イオンが入った水で行われた物かが考えられます。 それにしても、日本製のSUM直鍍金膜厚5ミクロンが良く持ちますね、おどろきです。

noname#230358
質問者

お礼

早速のアドバイス有難うございます。 材料は同じところで加工されたものを使用しています。 仕上げの水洗でどのような金属イオンが含まれていると耐食性が落ちるのでしょうか。

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