アルミニウム合金と電解ニッケルめっき

このQ&Aのポイント
  • アルミニウム合金に電解ニッケルめっきは可能か?
  • 無電解ニッケルを下地として、電解ニッケルめっきを上掛けするケースが市場に標準的
  • 電解ニッケルめっきでのアプローチよりも、無電解ニッケルに対する研究の加速性
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  • 締切済み

アルミニウム合金と電解ニッケルめっき

いつも、お世話になっております。 初歩的な質問で大変恐縮ですが、 アルミニウム合金(例:A2017やA5056)に、 電解(電気)ニッケルめっきは施せないのでしょうか? 過去ログを一通り拝見した(つもり)のですが、 ダブルジンケートの直後に、電解ニッケルを施すという事例はなく、 世間的にも無電解ニッケルならば(または、その後になら可能)と 言われている様子。 原理的に無理なのか、工程の都合からそうなのか、 また、それ以外の理由からか、実情を知りたくて、 ここに書かせて頂きました。 是非、ご教示下さい。 よろしくお願いします。 本件について、 以下の通り、結ばせて頂きます。 ?:アルミニウム合金に電解ニッケルめっきは「可能」 ただし、固有の生産ラインを有する必要性がある。 ?:無電解ニッケルを下地として、電解ニッケルめっきを 上掛けするケースが市場に標準的なのは、 電解ニッケルめっきでのアプローチよりも、 無電解ニッケルに対する研究の加速性(や時期的な優位性)に その要因がある模様。 皆様、各種情報をありがとうございました。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

質問の答えではなく申し訳有りませんが、弊社で表面硬度がアルミ合金の表面処理はタフラム処理しています。 凸凹の硬質アルマイト面に微細なフッ素樹脂をタフラム処理した複合皮膜です。皮膜の半分はアルミ素材に食い込むので、剥がれ難い、表面硬度が高い、摩擦係数が小さい(滑動機構部品に使用可能)、多少の厚さ指定出来ます(厚さのバラツキが少ない)と言う特徴が有ります。ロボットグリッパ-等軽量可、高精度、強度が必要な部品に最適です。外観色もチタン色に少し金色かかった様な綺麗と思います。 表面処理硬度はビッカスHv ですがロックウエルHRCも参考として書きます。 材質 推奨皮膜厚  ビッカス(硬度)   ロックウェル A2017 30μm     約250Hv      約21HRC A5056 30μm     約400Hv      約41HRC  備考: A2017 A7075 高強度のアルミ合金は表面硬度が低い傾向が有ります。 私の場合タフラム処理する場合は表面処理に適しているA5052を多く使用しています。 今回の件には使用出来ないかもしれませんが、今後案件の参考資料書いて置きます。宜しくお願い致します。

参考URL:
http://fac9999.web.fc2.com/
noname#230358
質問者

お礼

情報、ご丁寧にありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

 結論的に言えば可能です。  私どもの製品でアルミ鋳造品で無電解ニッケル+電解ニッケル-クロムめっきの装飾クロムめっきを行った事が有ります。  ただし、めっきは外注めっきさんで行って頂いたので、実際のノウハウは分りません。

noname#230358
質問者

お礼

お答え、ありがとうございます。 やはり業者さんのノウハウ(なのか技量なのか)によるところなのですね。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

あまり専門ではありません。 以下のURLを参考にして下さい。 確認したとは思いますが、前述のURL“参考資料”のニッケル/貴金属/合金メッキ欄に 紹介があります。 http://www.adachi-kogyo.com/prod_nickel.html です。また、 http://www.adachi-kogyo.com/qa.html のQ6とQ7です。 後は、細かなノウハウの蓄積があるのでしょう。

参考URL:
http://www.inv.co.jp/~yoshi/kigou/ano.html http://www.inv.co.jp/~yoshi/kigou/ionka.html http://www.kanigen.co.jp/file/re
noname#230358
質問者

お礼

資料のご案内、ありがとうございました。 論文紹介は特に興味深く拝見しました。 追記、ありがとうございました。

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