機械部品の材質・熱処理の考え方について

このQ&Aのポイント
  • 機械設計における回転軸やスライド部などの材質選定基準や根拠、焼入れ硬度の選定方法についてお教えいただけませんか?
  • 回転軸やスライド部などの機械部品には、材質や焼入れ硬度の選定について様々な選択肢がありますが、どのような基準や根拠によって選定していますか?
  • 機械部品の材質や焼入れ硬度を選定する際の基準や根拠についてお聞きしたいです。回転軸やスライド部など、具体的な部品についても教えていただけるとありがたいです。
回答を見る
  • 締切済み

機械部品の材質・熱処理の考え方について

機械設計の際の回転軸やスライド部等、どのような基準や根拠から材質や焼入れ硬度等を選定していますか?(例えば某商社のカタログに載っている回転軸もS45CのままのものやSCMの調質品等ありますよね?)ご指導頂きたくお願い致します。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

材質:基本はSS材(SPHC、SPCC含む)で用途に応じてS45CまたはS43Cの調質材(焼ならしのみ)を利用。    合金鋼、アルミ材などは特別の需要がある場合のみ採用。先ず利用するメリットは普通ないと考えていいく    らいです。特殊用途で採用。    回転軸の場合は疲れ寿命予測、製品寿命予測、部品交換の難易度などが関わってきます。SCM材の採    用はコストとの関係になります。(加工コストが特に問題になります。焼入れなどで硬度の処理を行う場合はS    45C材などを基本にします。SCM材を安易に使うと加工不能、過剰品質などの問題がでてきます。また、製    品のコスト絞込みなどの根拠がみえなくなります。) 熱処理、表面処理:磨耗が問題になる場合は焼入れ、硬質クロムメッキなどを必要に応じて考慮。 先のお二人の回答も十分傾聴すべきものがあります。

参考URL:
http://www.de-products.co.jp/
noname#230358
質問者

お礼

大変参考になりました。今後もご指導頂ければ幸いです。有難うございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

うちでは設計時に回転軸や歯車などは当然強度計算を行っていますよ。信頼度(安全率等)を根拠にしています。 歯車などはJISなどに強度計算方法が記載されてます。参考にして下さい。 確かに経験的に引き継がれてくる場合も多いですね。 歯車ではHv500700程度、浸炭など主に熱処理として選択されます。 材質はSCMなどが多いですね。

noname#230358
質問者

お礼

今までは実績等を参考にしていましたが、基本計算位はできるよう勉強してみます。有難うございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

恐らく、きちんとした強度計算や 設定方法があると思いますが、 私共が設計する場合は、過去の実績に基づいて 設計しています。 大体は、一般に入手しやすいS45CやS55Cの無垢材を基本にし、磨耗等の度合いで焼入れや窒化を行います。(焼入れ強度は母材の種類である程度決まってくるので、あまり深く考えません^^;) 強度だけを考えると、SCMやSK材の選択肢もあるのですが、ギア等の加工を行う場合、加工性を考えると中々難しい為、できる限り使用しない様にしています。 で、ライフテストを行い、最終仕様を決めます。 又、摺動部で精度が要求され、焼入れ後の精度が確保できない時や耐食性が要求される時等はオーステナイト系ステンレスを無垢で使用したりします。 ちょっと不安や疑問があるときは、加工業者に相談しています。 私としても、こういった方法が必ずしも正しいとは思いません。 試作費用がかかり、下手をすればかなりの時間が掛かる事もあります。 ただ、性能だけでなく納期やコストも考えなければならない状況では、有効な手段ではないでしょうか? 最終的には実際に加工する業者の人の言う事が、 一番参考になると思いますよ。

noname#230358
質問者

お礼

「性能だけでなく納期やコストも考えなければならない状況では、有効な手段ではないでしょうか?」同感です。細かい点までアドバイス有難うございました。

関連するQ&A

  • ネジの材質 熱処理

    NC旋盤(オークマ)の外形バイトを固定する六角ボルトM10(ボルトのヘッド側でバイトを押さえ込んで固定する)を作成しようと思うのですが、材質SCM435の調質でHRC20~25と焼入焼戻しでHRC40~45のどちらかを考えています。  絞め緩めの際、ねじのヘッド部がナメルことがよくあることから、焼入れ焼き戻しで、硬い目のネジを作成しようと考えていますしたが、上司より機械の衝突の際の衝撃吸収のため硬すぎるのも良くないといわれたのですが、衝撃の吸収にネジの硬度は関係あるのでしょうか…?  材質、熱処理等で最適なものがあれば教えてください、よろしくお願いします。

  • SCM420材への熱処理

    SCM420材と熱処理に関して教えてください。 1.現在、顧客から依頼されている試作品があるのですが、図面に調質処理が指示されています。 SCM420に対しては普通調質をしないと聞いたことがありますが、浸炭材と呼ばれている材料はなぜ調質処理をしないのでしょうか? 2.他の図面では同材質で調質処理の指示はないのですが、浸炭焼き入れ後の内部硬度がHRC3348と指示されています。 熱処理メーカーに話を聞くと浸炭処理で内部硬度をそのような高い値で管理するのは不可能といわれていますが、本当に不可能なのでしょうか? 顧客に対して図面の変更をお願いしているのですが、私自身がなぜ浸炭材に調質処理しないのか、なぜ内部硬度が高すぎるのかを理解していないため顧客に理解してもらうことが出来ません。 この2点に関してお教え願えませんでしょうか。 お願いします。

  • SCM材について

    機械加工後に、表面硬度を上げる場合は、高周波焼き入れをするだけでよいですか?調質材でなければ、高周波焼き入れ前に調質が必要ならしいですが、SCM材については、流通する材料はすべて調質材と聞きますので。 仮に高周波焼き入れ後に焼きもどしをしたら、せっかく高周波で硬度を上げたのに意味がないですよね? あと、SCM調質材に、加工後に焼き入れ焼き戻しをすることに何か意味はありますか?意味があるとしたら、調質と焼き入れ焼き戻しの熱処理条件が異なるのですか?。焼き入れ焼き戻しでHRC50に硬度を上げることができると聞いたことがあります。 頭がこんがらがっているので、どなかた教えてください!

  • SCM435への熱処理について

    中国にて仕事をしていますがSCM420の材料が入手できません。SCM435の材料なら入手できるためこの材料を使用しようと思っています。客先はSCM420に浸炭処理を希望していますが、SCM435にどのような熱処理すればSCM420と同等の機械的性質(表面硬度HRC5662、内部硬度HB200400、有効硬化層深度0.40.7mm)や特性が得られるのでしょうか。現地の熱処理メーカーは調質をすれば良いと言っていますが少し不安です。 知識をお持ちの方、お教えください。

  • S45CとSCM415の熱処理前後の機械的性質に…

    S45CとSCM415の熱処理前後の機械的性質について 生材と普通焼入れ後でそれぞれの硬度と靭性がどうなるのかを知りたいのですが、硬度試験や引っ張り試験を行える設備が身近になく、データ取りが出来ません。 かといってネット上でもそのようなデータを見つけることができず、こちらに質問させていただきました。 どなたか、生材と焼入れ後の比較結果についてご存知の方が居られましたらお教え願います。

  • 熱処理の方法について

    図面を確認して気になったことがあり、質問します。 材質SCM440の部品です。 図示で「焼き入れ」と記載があります。 硬度が指定されており、製品の2/3はHRC40~45で先端の1/3はHRC58~62という指示が入っております。 上記条件を満たすにはどのような処理方法があるのでしょうか? 全体をHRC40~45で処理(何処理?)したあとに、先端のみ高周波焼き入れ?かなと思っているのですが。

  • 薄板曲げ用のローラー材質

    お世話になります。 板厚1mmくらいの鋼鈑を90度くらい曲げる設備を設計を進めています。 ローラーを鋼鈑に押し当てて、曲げて行く設備です。 (いろいろな製品に対応できるように、ローラーをサーボ軸で動かして曲げます) 構造はシンプルですが、ローラーの材質と熱処理で困っています。 (必要表面硬度はHRC55程度と推測) 今考えている材料は、 1.SKD11 真空焼き入れ   2.SCM440M 高周波焼き入れ この2点です。1のSKD11は真空焼き入れだと材料の中心部まで硬くなり、 じん性が悪いと思っています。 よって、2のSCM440Mかな?と考えています。 社内には実績が無いので、実験してみる必要がありますが、参考になる情報 をもっている方おりましたら、アドバイスいただけないでしょうか。 追記します。 ローラー押し当て力は200kgf以下を想定、曲げる材料はSPCCです。

  • SCM440の硬度範囲

    外径2600のベベルギヤーの更新で材質の設計変更を検討中です。(コスト、納期) 材質:SCCrM3A(鋳鋼、HNR)→SCM440(ローリング鍛造、調質) 強度上の問題はクリアーしているので、歯切り加工性を考慮して、SCM440の調質硬度範囲をHB=240~300程度に設定しようと考えています。 しかし、当社では通常SCM440の調質硬度をHB=293~341に設定しており、この範囲に焼き戻しでコントロールできるのか教えていただきたくお願いいたします。

  • ソケットレンチの材質及び熱処理について

    下記アドレスの図2のソケットレンチのオス部分?(二面幅寸法のところです)が、ここの材質と、熱処理が行われているかどうかを教えていただけますでしょうか? というのは、ソケットレンチ用ソケットを使用できるように、自社機械において、機械専用に内製で ソケットレンチを製作して使用していたのですが、 しばらくすると(半年くらいですが)2面幅の部分(9.5□)がぐにゃっと曲がっていました。 トルクは50N.mくらいです。 選んだ材質はSCM435調質材で、二面幅の部分は熱処理はしていませんでした。 どういう材質がいいのか、また熱処理は入れた方がいいのか、ご教授いただけると助かります。 よろしくお願いいたします。 http://www.handtool.or.jp/JIS/sockets%20for%20Socket%20wrenches.html

  • SCM415の熱処理及び加工

    今、SCM415の旋盤加工をしているのですが、これに浸炭焼き入れでHRC50以上にすると書いてあります。そこで使用目的は回転軸みたいなものに使うようですが摩耗を出来る限りなくしたいとの事です。そこで、浸炭焼き入れ自体が初めてなので、深さ0,61mmいれようと思っていますがこれで大丈夫でしょうか?あとこの条件で焼き入れする場合は歪みも計算してどの位仕上げ代を取っとけばいいものなのでしょうか?よろしくお願いします。