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電着塗装の違いと原因、対策とは?
- 電着塗装におけるA社とB社の違いは何でしょうか?
- タレの生じる原因として考えられるのは何でしょうか?
- B社がサンディング工程を行っていない理由と対策について教えてください。
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当社でも電着塗装を行っていますが、koyanagiさんのような「電着した後の表面調整で、ろ液洗浄工程」は行っていません。単純に水洗だけです。電着塗装液のタイプにもよるとは思いますが。 タレがどの程度のものかわかりませんが、ツララのような状態になることはまずありませんが、製品の形状によっては電着塗装の液をくみ出す(液がたまる)部分で塗料がたまるようなこともあります。 当社の過去の事例で、焼き付け炉内の壁面にヤニのような粘度の高い有機物が付着していて、それがたれてきて製品に付着したことがあります。このヤニ状の物は塗装に由来するものと考えましたが、根本的な解決策はなく、定期的に炉内の掃除をしています。
シミ跡ぐらいのものなら普段の発生もわかるのですが、サンディング(要はつららの様に塗料の塊が出来て、後で削っているのかな?) するほどタレているのは確かにまずいですね。 (タレのイメージが違っていたらごめんなさい。回答も変わります。) 考えられるのは再溶解です。 これは電着した後の表面調整で、ろ液洗浄工程というのがあるのですが、必要以上に酸性濃度が高いと、せっかく電着した表面を調整する以上に溶かしてしまう現象です。 再溶解すると焼きつくまでの間に表面から解けた塗料が下に伝わってタレの原因になります。 電着塗料はPH管理が難しく、脱脂工程も兼ねた一括ラインですとアルカリ脱脂、燐酸皮膜が前工程でありますので、被塗物で箱ものなどを扱う場合は、塗料槽に雑イオンが混入しやすいので尚のこと大変です。 対策としては、ろ液を一度廃棄して新しいろ液を生成する。 電着塗料をある程度廃棄して補給することが考えられます。 いずれにしても、この文面だけで判断するのは危険なので出来れば塗料メーカに塗料のデータを分析してもらい現象を把握するのが良いでしょう。それと「ろ液」は電着塗料をフィルターに通したときに出来る溶液です。血液で言えば、リンパ液といったところです。
お礼
どうもご丁寧にありがとうございます。早速、検討してみます。 ありがとうございました。調べてまた報告したいと思います。 その時はよろしくお願いします。
お礼
返事が遅くなってすみません。今炉内が清掃されていないと思われるので、現在調査中です。どうもご丁寧にありがとうございました。