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アンミン錯体の生成について

初めて質問させていただきます。 大学で少しだけ化学(錯体)を学習した者です。 私が高校生の時は主に銀、銅、亜鉛、ニッケルがアンミン錯体を形成すると学習しましたが、大学では白金やクロム、コバルトなども錯形成をすると教わりました。結局のところ、アンモニア水溶液中でアンミン錯体を形成する金属にはどのようなものがあるのでしょうか。また、金属イオンに求められるアンミン錯体形成の条件とはどのようなものでしょうか。 ご存じの方がいらしたらご教授願えますよう、よろしくお願い致します。

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回答No.1

水(アクア)やアンモニア錯体はイオンー双極子相互作用という形で考えられていた。 この考え方では、電荷の低い大きな陽イオン(Na+,K+のような弱いルイス酸)は、錯体を生成する傾向がほとんどない。 陽イオンの電荷密度(q/r)は、静電モデルで異なる電荷をもつイオンの錯形成能を比較するのに有用で、相互作用のエネルギーが電荷qで変わり、イオン半径rでは逆の変化を示す。 Be3+,Al3+や多くの遷移金属イオンのような高い電荷密度をもつイオンは、安定な錯体をつくると予想される。 簡単な静電的解釈では、電荷密度の大きいMg2+が安定な錯体をあまりつくらないのに、Hg2+などのような電荷密度の小さい陽イオンは、安定な錯体をつくるという説明ができない。 水分子の永久双極子モーメントはアンモニアよりも大きいから、アクア錯体のほうがアンモニア錯体よりも安定。 アルカリ土類金属のアンモニア錯体は水溶液中では不安定だが、Ni2+のような遷移金属イオンの多くのものについては、アンモニア錯体のほうがアクア錯体よりも安定。 Ni2+はMg2+より小さい電荷密度をもっているから、これらのイオンについてのアクア錯体とアンモニア錯体の相対的安定度の差を静電的な理論では説明できない。

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