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水酸化銅
水酸化銅を作るとき、最初、硫酸銅にアンモニア水を過剰に加えて 銅アンミン錯体を作り、次に水酸化ナトリウムを加えて水酸化銅を作るメリットって何ですか? 直に、水酸化ナトリウムを加えて水酸化銅を作ってもいいと思うんですが
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文献または実験で確認したわけではありませんが…。 また、沈殿作成時の一般的な技法として…。 水酸化銅(II)は不溶なので水溶液に直接、水酸化ナトリュウムを加えると非常に粒子の小さい沈殿を生じ、その結果夾雑物が増える(純度が悪くなる)、濾過しにくくなる、と考えられます。 アンモニア水中では、ある程度水酸化物イオンの濃度が緩衝(バッファ)され、沈殿の生成速度が遅くなり、(再溶解・再沈殿を繰り返しながら沈殿するため)比較的成長した大きい粒子となり、純度の高い、濾過しやすい沈殿が得られるのではないでしょうか。
お礼
とてもわかりやすく説明していただいてありがとうございます。助かりました。