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写真を使う肖像画と使わない肖像画の違い?

東京都美術館で写真を使って肖像画を描くプロの作品展を見てきました。 ほんものそっくりに描かれています。現代でも写真を使わないでモデルを 見て描く肖像画がプロの展覧会に出品されています。この二つの違いをお教え下さい。

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  • SPROCKETER
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回答No.1

 有名な話ですが、複数のモデルの写真を撮って、それを引き延ばした物をアトリエに配置し、それを見ながら油絵を描いた画家がいますが、すぐに手抜きがばれてしまい、批評家から激しい顰蹙を買ったそうです。当時はモデルの写真を撮って絵を描くという行為はCGで絵を描くのと同じぐらい評価が低いものでした。  時代は変わりましたが、今でも写真を元に描いた絵は評価が下がるはずです。CGで絵が描けるようになった現在では、CGで描いたのと同じぐらいの評価しか受けないと思います。本物そっくりかどうかは絵画の評価基準にはならない時代になっています。ピカソやマティスのような抽象絵画が現れたのは、リアリズム絵画が評価されなくなったからです。  写真を見ながら描いた絵は、絵を回転させて角度を変えてみると、写真を見ながら描いたのがわかると言います。写真は二次元なので、三次元のモデルを見て描いた絵とは異なるのです。

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