日本の伝統文化の起源

質問

日本の伝統や文化は、渡来のものが多いですよね。
そして日本ではそれを独自に展開させてきていますね。
神道や記紀、風土記の話などはどこか外国民族に起源を求めることができるでしょうか？

回答No.1

noname#232424 · ベストアンサー

縄文文化は，世界でも例のない継続期間を持つ狩猟採集文化です。これを日本列島の自然環境にヒト（古モンゴロイド）が適応した固有の基層文化だと仮定していいと思います。弥生時代以降には列島外から大量のヒト（新モンゴロイド）が渡来しましたので，混血と文化の融合は不可避だと思います。ふつう日本文化の原型を弥生文化に求めると思いますが，すでにハイブリッドだったろうと思います。

縄文時代に原始神道に通じる信仰があったかどうかは，ぼくは知りません。アニミズム，地母神，太陽神，来訪神，悪霊，穢れなどの要素がすでにあったとしても，これらはヒトに共通する思考様式かもしれません。

お礼

ありがとうございました。
その通りですね。

回答No.3

ichikawa2017

「日本の伝統文化」とはどのようなことをイメージされておられるのか分かりませんが、現在一般的に日本の文化と呼ばれているものの発祥は室町時代に生まれたものが大半です。

>神道や記紀、風土記の話などはどこか外国民族に起源を求めることができるでしょうか？
分かりません。
民族や国の始まりを神話に求めるのはどこの民族にも国家にも認められます。
日本よりも古い時代のものがあるからと言ってそれを無理矢理日本のものの起源と考えると誤解や混乱が生じます。
日本民族ユダヤ発祥説などが出てきてしまいます。
飛鳥地方に残る巨石に溝が彫られた酒石などについてもゾロアスター教の遺跡だなどという考え方が出てきてしまいます。

現在の神社などから、神道として仏教と峻別して受け取られるようになったのは明治以降のことです。
江戸時代までは神社もお寺も同居していました。
現在も奈良の東大寺に隣接して八幡宮があります。
明治以前は東大寺の境内でした。
京都の石清水八幡宮も創建当初から護国寺と一体でした。
これを無理矢理分離したのは明治政府です。

仏教が百済からもたらされた際にも外国（とつくに）の蕃神（あだしくにのかみ）と呼ばれました。
仏教の教義を理解した上で受け入れていた訳ではありません。
教義まで理解して受け入れるようになったのは聖徳太子以降のことです。

古墳時代と呼ばれる時代がありますが、巨大な前方後円墳がどのような文化的政治的な背景で生まれたのか分かっていません。
部族長の墳墓だったのだろうと推定されているだけです。
天皇陵などとしているものについても何の根拠もありません。。
３００年以上もの長い間多量の人員を動員することが可能だった文化的な背景は不明です。
そもそも何故あのようなデザインが生まれたのかということも分かっていません

古事記は長い間解読不能の文書として放置されていました。
これを江戸時代に本居宣長が苦心惨憺して読み解きました。
古事記が歴史書として影響を持つようになったのはそれ以降のことです。
古墳文化を含めて記紀を手がかりに文化が継承されていたと考えますと辻褄が合わなくなってしまいます。

日本文化の最大の特徴は歴史的な新旧にかかわらず併存したまま継承されているということです。
神道も厳島神社や浅間神社のように島や山をご神体とする古来の自然発生的なものから靖国神社にいたるまで併存しています。
記紀にある伊勢神道だけが神道ではありません。
仏教も新旧にかかわらずあらゆる宗派がそのまま継承されています。

蛇足
東京や京都などで最新鋭のビルや交通機関に囲まれて数百年ときには千年以上も続く神社や寺院が温存されていて現在も機能している姿が外国人にとっては極めて珍しい光景と受け取られています。
日本の古建築物は解体修理ということをやりますが、法隆寺が世界遺産に登録される際に外国人から問題視されました。
恒久的な石造遺物だけを取り扱っていた欧米人に解体修理を理解させるのに苦労しました。
式年遷宮を行う伊勢神宮は未だに世界遺産に登録されていません。
「日本の伝統文化」というのは何か、という問題に立ち返ります。

お礼

詳細なご論述に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

回答No.2

wy1

具体的に”日本の伝統や文化”の渡来が多い例を教えてください。それの基づき考えたいと思います。

お礼

すみません。
質問以上の事を書く知見がございませんので。