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工業簿記の製造間接費について

 現在日商簿記2級を勉強しています。そこで、学習の一環として自分の職場の製品の製造原価を求めてみようと思いました。  私の職場では大別して2種類、(A-1・A-2・・・、B-1・B-2・・・のように)の製品を製造していますが、それにかかる製造間接費の配賦について疑問が生じています。  日商簿記2級の学習上では、水道代や電気代などを一旦製造間接費に全てまとめ、その後作業時間等によって各製品へ配賦していました。しかし、実際には各費用ごとで製品に使用している割合に差があります。例えば、水道代について、AとBの使用割合は体感で1:9ほどとなっています。また電気代については5:5くらいで使用しています。そのため、すべて合わせた製造間接費を一つの基準で配賦するには無理があるように思えます。  上記のような場合、各費用ごとに基準を設けた方がいいのでしょうか。それともそれらを加味した上で全てを合わせた製造間接費が適正に配賦されるような基準求めるべきなのでしょうか。回答お願いします。

みんなの回答

  • mitoneko
  • ベストアンサー率58% (469/798)
回答No.1

 実務での一例として・・・  電気・水道・ガス・高圧空気などのエネルギー源に相当する部分に関しては、各製造ライン毎に、消費量の比を計測又は推定します。(推定の際には、ラインの仕様等から絶対消費量の理論値を計算で出し、ラインの使用状況に応じて補正する感じになります。)  その上で、例えば、電気であれば、支払った電気代を求めた比に応じて全てのラインに配分します。これを、そのラインの電気料金として計上します。  注意点は、完全な間接設備(例えば、工場共通で使用している事務所など)に関しても、適切に消費電力を割り当てておくことを忘れないでください。(これは、工場共通費として、また別途の基準で取り扱うことになります。)  また、水や高圧空気に関しては、これを供給するために電気を使用します。そのため、水の料金を計算する際には、水供給設備が消費した電力を、いったん水の費用として水道代に加算する必要があります。  ちなみに、ある一定規模の工場であれば、この案分のための比率は、原価計算以外にも、エネルギー管理や、その他でいろいろと使い道がありますので、どうせ計算しておく必要があるものです。経理のためだけのものではありません。

kkkinako
質問者

お礼

回答ありがとうございます。やはり費目別に基準を設けているのですね。参考にさせていただきます。

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