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安楽死と尊厳死の問題
近年、日本では安楽死を希望している人は増加している原因としては何が考えられるでしょうか?
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「安楽死を希望している人」の範囲が難しいですが、最大の原因は延命治療に対する不信感でしょう。 意識のない状態で生き続けることに疑問を持つ人が増えているためでしょう。 医師の使命は延命ですが、最近治療技術が発達してきて意識の無いいわゆる植物人間が増えてきています。 あるいは意識はあっても意思を表示できない重篤な患者も延命治療によって延命が可能になっています。 法律上これを中断させることができません。 現在の法律では延命治療を中断すると殺人罪になってしまいます。 健常な時期に延命治療を望まない意思を表明していても、事故などの緊急事態の際には医師の使命として延命治療を施します。 結果として、この延命治療を中断することができません。 意思が表示できないような重篤な患者以外では、癌の末期症状の激痛に対する恐怖心でしょう。 治癒の可能性が無くなった末期癌の患者にとってはこの激痛に耐え続けるだけの状態になってしまいます。 医療技術の発達によりこの激痛に耐える期間が長くなっています。 延命治療は長期間に渡って近親者に多大の経済的負担をかけます。 近親者にこの経済的な負担を掛けることを心苦しく思う人が増えているのも安楽死を求める動機になっているでしょう。 蛇足 人の死を規定する法律はありません。 人体がこのような状態(心肺停止、脈拍停止、瞳孔散大)になった際に医師が死亡証明書を発行しても差し支えがないとされているだけです。 更にこの死亡証明書を作成できるのは国家試験で認められた医師だけとされています。 事故などの際にTVの報道で心肺停止の人が○人という言い方をするのは、医師による診断が行われていない状態を指します。 病死など原因が明確な場合以外は、事件性の有無が問題となりますので事件性の有無などを検視(死)官が判定しています。 要員が不足していますので検察官が依頼を受けた形で代行しています。 臓器移植に必要な脳死の判定は別な判定基準が設けられています。 これも直接的に脳死を規定しているのではなく、人体がこのような状況になった際に臓器を摘出しても差し支えがないとされているだけです。
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- eroero4649
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死がそれだけ遠い出来事になっているからでしょう。前途有望な若者が病気や戦争でしょっちゅう死んでしまうような社会だったら「死にたくない」という人が増えると思います。 戦争が始まると、昔から自殺と殺人はものすごく減るのです。
- surftriptobali
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そういった事を一般的に考えられるような社会になったということじゃないですか?私は安楽死、尊厳死賛成です。もちろん誰もが、若いうちに安楽死、尊厳死をするのはどうかと思いますが、理由次第ですよね。障がい者で寝たきりとか、一人では動けないとか、高齢であるとか。シニアと言える年になったら、自分で安楽死、尊厳死が選択出来るようになれば良いなと私は思います。
お礼
surftriptobali様 ご回答いただき、ありがとうございました。
昔と違って、家族が少ないですから 負担をかけたくない。
お礼
floriography様 ご回答いただき、ありがとうございました。
- hekiyu
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豊かになり、かつ小利口になって、 生きる意味、張り合いが見いだせない人が 増えたからだと思います。
お礼
hekiyu様 ご回答いただき、ありがとうございました。
お礼
ichikawa2017様 ご回答いただき、ありがとうございました。