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神道の「清明正直」

神道の根源にある思想とされる「清明正直」。 『清く』 『明るく』 『正しく』 『直く』。 これは、どこかに正式に文章として記述されているものなのでしょうか? 「古事記」とか「日本書紀」とか「延喜式」などに、例えばキリスト教のモーゼの十戒の「人を殺すなかれ」のごとく、人はこうあるべき、という形で「清明正直」が書かれているのでしょうか? (Wikiによると、「直」は武士社会になってから付け加えられた????) もしこの思想の原典、あるいは原点?がお分かりになる方がおりましたらご教示宜しくお願いいたします。

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  • eroero4649
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回答No.2

#1です。 補足を拝見しましたが、「清明正直」なんて未開の部族でもそういうのが正しいという価値観を持っているでしょうし、世界中どこの宗教でも「清明正直にありなさい」と説いていると思いますよ。 そういう意味では人類普遍の道徳観であり、それを難しい言葉で知的に表現するかどうかだけのことだと思いますよ。そんなんで足元が崩れていたら、足元がいくらあっても足りませんよ・笑。

mamayuki
質問者

お礼

再コメントありがとうございます。 そう言われてみればそうですね(根が単純)。でもやはり教義とか『何もない』のに、暗黙の共通認識(?)として歴然とそこに『ある』のは凄いことだと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10511/33054)
回答No.1

宗教というのは、どういうものが宗教と呼ばれるかということについて実は定義がされています。 それは、教祖がいること、経典があること、そして儀式があることです。仏教もキリスト教もイスラム教も全てこの条件は満たしています。新興宗教もそうです。 ところで、日本神道にはこの三条件のうち該当するのは「儀式がある」だけです。神道には教祖もいなければ、経典もないのです。 「古事記」と「日本書紀」は、当時の日本政府がまとめた公式な「我が国の歴史」です。だから神話も歴史的事実として描かれています。国譲りの物語なんかは政治的な部分を神話という形で残したという説もありますね。ですから、古事記も日本書紀も宗教の経典ではないのです。般若心経や聖書やコーランとは違うのです。 元々日本神道そのものが何か統一されたものではなく、それぞれの地域で土着にそれぞれやっていたのです。その神社の名称を見れば、皇室とのある程度の関係は推測できます。「〇〇神宮」とあればそれは皇室との関わりが深い神社です。伊勢神宮にはご存知三種の神器のひとつ八咫鏡が保管されているといわれていますね。鹿島神宮と香取神宮は、同じ神宮が目と鼻の先にそれぞれあるのですが、なぜこういうことになっているかは歴史の謎だそうですよ。 皇室とは関係ない「外の神様」の眷属ではあるけれど、大きな勢力を持っている神社が「大社」と呼ばれるところです。その最大勢力はご存知出雲大社ですね。他に住吉大社や諏訪大社があります。それぞれの地方に大きな勢力を持っていて、おそらくは大和朝廷と融和したのだろうといわれています。 他に「明神」とか「権現」なんてのがあります。 これらの勢力は天皇家と縁の深い神宮系の神社を除けばてんでに自由にやっていたのですが、明治維新となって神社庁というのができて、天皇家の名の下に一元管理されるようになります。明治政府は欧米のキリスト教を見て日本にも民族全体をまとめる宗教があったほうがいいだろうとして天皇家に縁の深い神社をキリスト教のようにしようとしたのです。 ただ神道には「こう生きなさい」とか「こういうことをしてはいけない」というような決まりが何もなかったので、キリスト教の代わりとはなりませんでした。 つまり厳密には、神道というのは宗教ではないのです。だから、例えば法事でお坊さんが来るとだいたいお説教というのがありますし、結婚式でちゃんとした牧師さんが来ると必ず何かお説教がありますよね。でも、地鎮祭とかで神主さんを呼んでも、お祓いを済ませると神主さんは何もお説教しないで帰ります。ま、場合によっては一言挨拶する場合もありますが、あくまで挨拶程度でお説教はありません。 つまり質問者さんがおっしゃるその「思想」なるものは、本来の神道には存在せず、誰かがおそらく明治以降に作ったものであるということなのです。だからWikipediaにも「正直」という項目はあっても「清明正直」という項目はないでしょ?

mamayuki
質問者

補足

eroero4649様 丁寧なご説明ありがとうございます。 >Wikipediaにも「正直」という項目はあっても「清明正直」という項目はないでしょ? 仰る通りなのですよね。この「清明正直」は日本人的なるもの、日本人の道徳として疑問の余地もないものとして私たちは受け入れておりますけど、う~ん、なんだか余計分からなくなってきてしまいました。何だろう? 禊とか祓とかそこら辺から自然に出来上がってきたぼんやりとした定義のない『共有認識』???? シナの経典あたりから文字をとってきた????? どの神道関係本にも当然のこととして書かれてますけど。それ自体はいいことだと思うので構わないのですが…う~ん、遠い昔からあったものだと思っていたこの「清明正直」… 実は明治以降に道徳として言語化され学校で教育されてきたもの???? 武士道が底流にある???? う~ん、独り言のようでごめんなさい。何だか足元の地面が崩れたようなショックです。う~ん、それでは、これはいったいどこから来たのでしょう???

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