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地球の球体凍結はなぜ起きたのですか?
なぜ地球全体が凍結してしまったのですか? 太陽の光で凍結は溶けなかったのでしょうか?
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- kagakusuki
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初期の地球はその表面の大部分が海洋に覆われていて、陸地は殆ど存在していなかったのですが、今から約27億年前に大規模な火山活動があり、陸地面積が急激に増加して大陸が形成されました。 陸上の表面にある岩石は風雨に直接曝されるため、海中にある岩石と比べて風化が速い速度で進行します。 そして、岩石には金属元素の化合物が多く含まれているため、岩石が風化されるとその中に含まれていた金属化合物の一部が水に溶けだして金属イオンとなり、水とともに海に流れ込みます。 そのため、大陸が形成されて陸地の面積が増加すると、海水中の金属イオンの濃度が高くなります。 海水中の金属イオン濃度が高まると、海水中に溶け込んでいた二酸化炭素が金属イオンと結びついて水に溶け難い炭酸塩となり、生じた炭酸塩は海底に沈み海水中から取り除かれます。 海水中の二酸化炭素が炭酸塩となって海水中から取り除かれると、大気中に存在していた二酸化炭素が海水に溶け込む事によって新たな二酸化炭素が海水中に供給されますが、この新たな二酸化炭素もまた炭酸塩に変わって海底に沈みますから、大気中の二酸化炭素は次から次へと海に溶け込んで行って、大気中の二酸化炭素が減って行きます。 二酸化炭素は温室効果ガスですから、大気中に含まれている二酸化炭素が減りますと、温室効果が小さくなり、地球の気温が低下します。 しかし、それだけでは全休凍結までには至りません。 何故なら、当時の地球大気に高濃度で含まれていた温室効果ガスは二酸化炭素だけではなく、二酸化炭素よりも強力な温室効果を持っているメタンガスも含まれていましたから、メタンガスとわずかに残っていた二酸化炭素の相乗効果で温室効果が得られていたからです。 ところが生物の進化によってシアノバクテリアなどの光合成を行う生物が誕生し、それが繁殖して地球上に増えた事により、地球大気の酸素濃度が上昇したため、今から約25億年前頃になると大気中のメタンは酸素によって酸化されて大気中から殆ど無くなってしまいます。 その結果、大気の温室効果が小さくなり、地球の気温が低下したため、高緯度地帯で氷河が発達し始める様になります。 氷河の発達により地表の一部が氷で覆われると、白い色をしている氷は太陽光線を良く反射しますので、太陽エネルギーが吸収され難くなり、地球は更に寒冷化します。 地球が更に寒冷化すると、地表を覆う氷河が更に発達し、より広い面積を覆う様になりますので、寒冷化が更に進行します。 この様に、寒冷化が更なる寒冷化を招く事により、地表を覆う氷河や氷床の面積が拡大し続けて行った結果、地球表面の殆どが氷で覆われた「全球凍結」の状態となったのです。 【参考URL】 スノーボールアース - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9 因みに、現在までのところ、太陽が放出するエネルギーは僅かずつではあるものの平均すると増加傾向にあり、全球凍結が起きた頃と比べて、現代では太陽が放出するエネルギーの量が増えているため、全球凍結が起きた時代と比べて、全休凍結は起こり難くなっております。
- chiha2525_
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おっと、上に書いたのは20億年くらい前のやつ。どうやら、このころ2度あったらしいけど詳細までは知りません。 7億年くらい前にもあったと考えれています。こちらが最初に言われはじめたほうですが。 原因はもう少し複雑で、大陸の生成や超大陸の形成(大陸が一箇所に集まる)によって回りまわって温暖化ガスの減少が起きて寒冷化を引き起こしたと考えられています。おおよその説明はされていますが、はっきりと分かっている訳ではないようです。ただ寒冷化したという答えと、それを引き起こしたであろう変化(大陸の状態)はそこそこ分かっていますので、それがどのような関係にあるのかという部分の問題と思います。 wikiのスノーボールアースの項も参考に。
- chiha2525_
- ベストアンサー率13% (119/883)
地球の温度というのは、基本的に太陽からの光を浴びて温まり、地球からの放射冷却で宇宙に熱が逃げていく、そのバランスで決まっています。 昔は太陽の出力が今より弱かったことがあり、地球が生まれた45億年くらい前は今の70%程度しかなかったと考えられています。ただ今よりも温室効果ガスが大量にあったために水が存在する環境であったことが知られています。ところが生命が光合成をするようになると、温室効果ガスの1つである二酸化炭素が激減し、地球が冷え、地表に氷が増えると太陽光をより多く反射して更に冷えるという悪循環もあって、全球が凍結するに至ったと言われています。
- meido2010
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それは氷河期のことでしょうか?。 氷河期という定義で言えば、今まさに氷河期なんです。 厳密にいうと、間氷期という氷河期の中の寒さが緩む時期と言えます。 地球の歴史から言えば、人類の発生から現在に至るまで氷河期の中に いると言えますが、北極、南極の氷が溶けない限り氷河期から温暖期 に移行できたとは言えません。 つまり、これから何千年人類が地球に生存しているかは分かりませんが、 いつかまた氷に覆われる時期がきます。これは避けられません。 氷河期と温暖期がなぜ繰り返されるのかは分かりません。人類は温暖期 を経験してないからです。 これは太陽の活動と関連がありそうですが、おそらく太陽の活動は表面 温度の上下と思われます。太陽の温度は一定してはいません。 太陽の活動を見るとフレアーという火柱がいくつも確認できるときがあり ます。そういうときは熱を放出しているので地球に届く熱も多くなります。 逆にフレアーができないときは熱も下がっています。 私の分かることはこれくらいです。
- tigerhorse
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#1です。全休←全球の誤変換です。
- tigerhorse
- ベストアンサー率16% (119/711)