全球凍結へ反論?
地球史で原生代初期に一回、後期に2回全球凍結があったという説があります。
全球凍結の論拠は大雑把に下記4点です。
1.原生代の熱帯地層で氷河が存在した証拠が見つかる。
2.縞状鉄鉱層が全球凍結が終わった直後の地層で見つかる。
3.氷河堆積物の上にキャップカーボネイトが見つかる。
4.気候モデルで全球凍結の安定解がある。
全球凍結についてはこのURLを参照してください。
http://www.astrobio.k.u-tokyo.ac.jp/tajika/papers/Tajika%20(2007)%20JG.pdf
反論
1は、
熱帯でも氷河ができるような高地があり、その高地は海に近く、流れ出た氷河は融ける暇もなく海に落ち込んでいたってことで十分では?
2,3は海洋が分厚い氷で覆われて空気と遮断されていたというのが論拠なので、
1と同じ地質時代の極に陸地で完全に閉鎖された大きな海洋があり、その海洋は数百万年間千メートル近い氷で覆われていた。
こう想定すれば、特に全球凍結など持ち出さなくても縞状鉄鋼床やキャップカーボネイトを説明することができると思うのですが?
上のような反論では駄目ですか?