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固定比率が固定長期適合率より厳しい見方とされるのは
固定比率が固定長期適合率より厳しい見方とされる何故でしょうか? 自己資本には配当金の支払いが生じるものの、返済義務はないので、借入金を加えている固定長期適合率のほうが厳しい見方にならないのでしょうか?
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「貸しはがし」という言葉を聞いたことがありますか? かつて、金融機関が自己資本比率を高めるために、企業に融資してあった貸金を無理やり返済を迫ったのです。 また、銀行が倒産した場合、銀行の債権者から、長期借入金の返済を迫られる可能性もあります。 つまり、長期借入金は、企業にとって全く安全な資金源ではないということです。 むりやり「返せ」と言われる可能性は「ゼロ」ではないのです。 固定長期適合率は、そのような事態がない、という前提の下で、「固定的な」資金で固定資産を賄っているかどうかを示すものです。 これに対して固定比率は、上記のようなとんでもないようなことが生じても大丈夫かどうかを示すものです。 というわけで、固定比率は固定長期適合率が想定していないような、とんでもないような事態が生じても資金に不都合を生じないかどうかを示す、という意味で、固定長期適合率より厳しい、と考えられるわけです。
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- f272
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流動資産100 固定資産1000 流動負債100 固定負債900 資本100 だったら固定長期適合率は1000/(900+100)=100%です。一応,安全と評価しておきましょう。固定比率は1000/100=1000%です。固定比率で見ると危険そうですね。 この例の通り,固定比率のほうが固定長期適合率より厳しい見方になっていますよ。
お礼
分母から固定負債が抜けてしまうため、割り算の結果、値は固定比率のほうが大きくなります。当たり前といえば当たり前の話なんですが……「厳しい」見方といわれる理由が分からないのです。どういうことをもって、「厳しい」という表現を使うのでしょうか? つまりは、そのあたりがよく分からないのです。
お礼
所有する固定資産の支払いを借入金に頼らず、自己資本のみでカバーできるのか? と解釈をするわけでしょうか? そういう意味で厳しいと?