• ベストアンサー

木の実

kodai78の回答

  • kodai78
  • ベストアンサー率45% (56/122)
回答No.8

私はクリスチャンではなく、宗教論について語る資格も無いとは思うのですが、学生時代にキリスト教について学んでいろいろ考えた事があります。そのとき以来の感想ですがご参考になれば幸いです。 聖書の創世記の序章で神は六日間の間に天と地の全てを創造し、その最後にそれらを支配する存在として自分のかたちとして人を創ったようです。神の創造物でありながらその最高の権威者として人類を創造したという事らしいです。そしてエデンの園を設け人を住まわせました。そこで神は「園のどの木からも自由に食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは食べてはならない、食べたなら死ぬ。」と警告しました。それはこの善悪の知識の木が植物的に特殊な木だからではなく、創造主である神の命令を単純かつ従順に守る事に意味があるのだと思います。 そして蛇の誘惑によりイヴ(聖書ではこの時点では名は無く女とだけされていました)は善悪知る木の実を食べ、夫のアダムにも分け与えました。これはこれまで神のかたちであったという意味での死と言うことではないでしょうか。それまで持たなかった俗的な欲を持つようになったという事です。神のようになれるという権威欲、飢えていたわけでもないのに節操無く食べる食欲、裸である事に気付き体を隠したというのも性欲に目覚めたのかもしれませんが、理性も残っているゆえの羞恥心だと思います。問題なのは木の実自体ではなく、食べる事を禁じられていた木の実を食べた行為が、神のかたちである事からの決別を意味していたのだと私には思えます。実際、神への反抗の始まりですから。ある意味、いくら知能が高かろうが動物同然の生物としての人に成り下がったのかも知れません。その結果、園から追放されました。 そしてその子孫であるカイン、アベルの兄弟は神に捧げ物を捧げる中、競争欲に目覚め、カインは自分の物が神に無視された事から羨望と憎しみに駆られアベルを殺しました。これらを見ても今日的な人間の過ちの原点を見ているような気がしてなりません。 私はキリスト教や聖書を全面的に肯定するつもりは無く、欲を持つ事が決して悪だとも思ってはいません。欲望は生きていくエネルギー源でもありますから。ただ、この失楽園の物語を聞かされて、何一つ不自由無かったはずのアダムとイヴがたいした事ではないと思われた禁止事項を破った事から、後の罪を重ねていく人類の構図を見ていくと何か考えさせられる事があるのは確かです。欲を持ったからこそ人類が進歩をし、発展をしていったのは確かですが、その結果、戦争、差別、環境破壊、その他の犯罪に繋がっていったのは否めません。 大変、独り善がりで長い内容につき失礼しました。

torauma
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 知人の父は40年ほど公務員をしておりました。 飲む・打つ・買うの3拍子で、退官時はバクチで莫大な借金を造り家族に押し付けて自分は勝手に殿様をやっている人間でした。 強欲のツケはその子供・兄弟に回って深刻な家庭状況に陥りました。  神殿の園でお勤めをしていると「悪魔と仲良し」になって常識ハズレなマネを平気でするようになる例は他にもある様ですが、警察関係公務員のためなのか裁判所は本人を庇って「父に感謝しなさい」という精神論スタンスを貫く意志をお持ちです。 詳しい話はしませんが、封建的で敷居が高いなどというものではなかった様です。 子供は親の恥、親の苦労子知らず、女の腹は借り物・・・・・云々。 最近ですが子供・兄弟の間で父のために誰がどういう苦労をさせられたかで争いが生じ、「顔を見ただけでヘドが出る」関係との事です。 精神の病になっている者もいるのに。 ユダヤ史と比べれば大した事は無い、とある私事で失礼しました。 人間は善悪を知ると堕落して死ぬのでしょうかね。 その子供達は経済的苦境に悩まされ、強欲むき出しで争う様になる?

torauma
質問者

補足

私の解釈ですが・・・、旧ユダヤ史からすると。 アダムとイブは善悪を知って自分で分別がつけられるようになった結果、神(父)の代わりに{神の様}に振舞える不完全な知恵がつきました。 同時に神への反逆者となり中途半端な創造物のまま神殿中央を追われたのです。 同時に神殿にいて何も知らずにいた自分を恥じるようになりました。 しかしその子は自分で労働をして食べ物を捕獲しなければならない身分になったのです。 神は植物より動物の血と肉を好む者でしたので、反逆者の血をひくカインは救済される機会がありそうなアベルを憎んで殺し、結局追放さて苦難を歩むユダヤ人となったのではないでしょうか? キリスト教徒によるユダヤ人弾圧の理由も上記の意味によるものとしか思えませんが。 つまり反逆者であって救済を信じない人。 一般的な感覚では同情すべき人間的な者ではないかと思います。 いかがでしょうか。

関連するQ&A

  • アダムとイブが食べたのがりんごの実という誤解

    楽園でアダムとイブが蛇にそそのかされて食べたと言われる木の実がりんごの実であると誤解をよくされます。これはなぜですか? これは日本人だけの誤解ですか?

  • アダムとイブが知恵の実を食べ、楽園を追放されるという話を詳しく…

    昔読んだ聖書の中に、アダムとイブが知恵の実を食べ、 楽園を追放されるというくだりがありましたが、 私の記憶では、 蛇に騙されたアダムとイブが知恵の実を食べたのち、 神様が来たのを見て木の影に隠れると 「なぜお前達は木の影にかくれているのか」 と神様が訪ね、 「神様が私達の裸を見られると恥ずかしいから隠れているのです」 と答えたので、 「何故お前達は自分たちが裸だということを知ったのですか?」 と神様に聞かれ、知恵の実を食べてしまったことがばれ 楽園を追い出された… という感じで覚えているのですが、 ご存知のかた、その前後も含め 詳しいいきさつを教えてくださいませんか? だいだい、どうして神様は 「知恵の実を食べるな」といったのですか? また、知恵の実を食べたからといってどうして 追放されなくちゃいけないのですか? 宜しくお願い致します。

  • サタンとルシファー

      「イヴに禁断の木の実を食べるように誘惑した蛇は、サタン(ルシファー)が乗り移った(化けた)蛇」 サタンのことを調べていると、上記のような文が出てきました。 これって、サタンとルシファーは同一と考えてもいいのでしょうか? それと、今まで私は、禁断の木の実=林檎、だと思っていました。 私だけではなく、そう思っている人はたくさんいると思うんですが…… でも、聖書にそのようなことは書かれていないんですよね? どうしてそう思われるようになったのでしょうか?  

  • アダムとイブが食べた知恵の実のモデルは?

    蛇に唆されたアダムとイブが、神の禁を破って「善悪の知識の実」を食べ、最終的にエデンの園を追放されるという話の中で... アダムとイブが食べたとみられる知恵の実というのはリンゴなんですか? 実際に何かモデルがあるのでしょうか? 色とか種類とかあったら是非知りたいです。

  • 創世記にある失楽園にて、アダムとイブは蛇によって唆されて知恵の実を齧っ

    創世記にある失楽園にて、アダムとイブは蛇によって唆されて知恵の実を齧ったとされていますが、何故蛇は唆すような真似をしたのでしょうか? 創世記や聖書などに詳しい方にはもちろん、単純に自分はこう考える、みたいな個人的解釈でも構いません。宜しくお願いいたします。

  • 聖書について

    どう解釈していいかわかりません。そこで特に気になるところを挙げてみます。 1.アダムのあばら骨からエバを創った 2.善悪の知識の木から実を食べる 3.裸であることを恥ずかしがる   4.蛇の存在は何を意味するのか? 以上です。

  • アダムの死

    神はアダムとイブを追放したのは命の木の実を食べることを恐れたからだと、聖書には書いてあるようですが、これは彼らは食べてないってことを意味するんですよね?つまり、永遠に死なないということを意味するんですよね?でも聖書によるとアダムは930歳で死んだことになってる。これはどういうことなんですか?聖書の他のどこかに合理的に解釈できるような記述はあるんですか?それとも聖書以外の何かによって合理的に解釈されてるんですか?もし何もなされていないならそれでも結構なので現在どのようにこの疑問が扱われているのか教えてください。

  • 知らぬが仏ってアダムとイブが禁断の果実を食べて

    諺?に知らぬが仏と言う言葉があるけれどそれってアダムとイブが禁断の果実を食べて自分達が裸であることを恥じたのと同じ感覚なんでしょうか?

  • ドイツ語かフランス語がわかる方いませんか?

    以下の文をドイツ語かフランス語のどちらかでいいので 翻訳してくださる方居ませんか? 「 愛するアダムとイブへ ためらいなく赤い果実を口にするあなた達よ 気をつけなさい、私はすぐそばにいる 蛇より 」 大体同じ意味であれば、少し変わっても全然かまいませんので どうかご回答お願いします><

  • 西洋にとっての“りんご”に対する深層心理

     西洋の神話や聖書にはよくりんごが出てきますよね。アダムとイブが食べた知恵の木の実や、ヘラとアフロディケとアルテミスが取り合ったのもりんごです。  こうしてみると、西洋の人は昔からりんごに対して特別な思い入れがあるようなんですが、どうなんでしょうか??りんごは西洋人にとって何なんでしょうか?