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木の実
kodai78の回答
- kodai78
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私はクリスチャンではなく、宗教論について語る資格も無いとは思うのですが、学生時代にキリスト教について学んでいろいろ考えた事があります。そのとき以来の感想ですがご参考になれば幸いです。 聖書の創世記の序章で神は六日間の間に天と地の全てを創造し、その最後にそれらを支配する存在として自分のかたちとして人を創ったようです。神の創造物でありながらその最高の権威者として人類を創造したという事らしいです。そしてエデンの園を設け人を住まわせました。そこで神は「園のどの木からも自由に食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは食べてはならない、食べたなら死ぬ。」と警告しました。それはこの善悪の知識の木が植物的に特殊な木だからではなく、創造主である神の命令を単純かつ従順に守る事に意味があるのだと思います。 そして蛇の誘惑によりイヴ(聖書ではこの時点では名は無く女とだけされていました)は善悪知る木の実を食べ、夫のアダムにも分け与えました。これはこれまで神のかたちであったという意味での死と言うことではないでしょうか。それまで持たなかった俗的な欲を持つようになったという事です。神のようになれるという権威欲、飢えていたわけでもないのに節操無く食べる食欲、裸である事に気付き体を隠したというのも性欲に目覚めたのかもしれませんが、理性も残っているゆえの羞恥心だと思います。問題なのは木の実自体ではなく、食べる事を禁じられていた木の実を食べた行為が、神のかたちである事からの決別を意味していたのだと私には思えます。実際、神への反抗の始まりですから。ある意味、いくら知能が高かろうが動物同然の生物としての人に成り下がったのかも知れません。その結果、園から追放されました。 そしてその子孫であるカイン、アベルの兄弟は神に捧げ物を捧げる中、競争欲に目覚め、カインは自分の物が神に無視された事から羨望と憎しみに駆られアベルを殺しました。これらを見ても今日的な人間の過ちの原点を見ているような気がしてなりません。 私はキリスト教や聖書を全面的に肯定するつもりは無く、欲を持つ事が決して悪だとも思ってはいません。欲望は生きていくエネルギー源でもありますから。ただ、この失楽園の物語を聞かされて、何一つ不自由無かったはずのアダムとイヴがたいした事ではないと思われた禁止事項を破った事から、後の罪を重ねていく人類の構図を見ていくと何か考えさせられる事があるのは確かです。欲を持ったからこそ人類が進歩をし、発展をしていったのは確かですが、その結果、戦争、差別、環境破壊、その他の犯罪に繋がっていったのは否めません。 大変、独り善がりで長い内容につき失礼しました。
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