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民俗学
民俗学。 大学の授業の課題で「民俗的な事を調べたレポート」を書くように言われました。 で、私は今、「体のアザについての信仰」を調べようと思ってます。 何故、それを調べようかと思ったかと言うと、私の体(右足の付け根)には生まれつきのアザがあります。 生まれつきのアザとはいえ、アザなので医学的に解決?出来ることとは思いますが、もし民俗学的に考えた時にそれって、何か信仰とかあったりするのかな?と思ったからです。 そこで聞きたいのですが、こういう体に関わることって民俗学には含まれるのでしょうか? また、アザとかについて調べた民俗学者さんの本とかってありますか?(聞いて分かるか分からないし、そもそもそういう信仰みたいなのを聞いたことがあるか分かりませんが、祖父に話を聞こうと思ってます。で、それだけではレポートはまとまらないと思うので、参考文献として浸かって他の所の考え方とかも調べたい)
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- nekosuke16
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民俗学とは、そもそも宗教的な儀礼や民間に伝承するおまじないを含めて、人々がそれぞれの地域、風習の中でとる日常的な行動様式、習俗、慣習に属するものを研究するための学問です。 「あざ」と宗教的なもの、或いは、過去から引き継いだ何かとの関連性というのは聞いたことがありませんね。 男女関係の夜這いや、祭りの起源、便所の神様まで網羅する民俗学も、個人的な身体的な特徴までは、考えなかったのではないですかね。
- guess_manager
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民俗学の巨人、折口信夫は顔に痣があったと言います。これをもじって、靄遠渓(あい・えんけい=青インク)と名乗ったこともあるそうです。 さて、体に関わることが民俗学に含まれるかというご質問ですが、もちろん含まれます。 民俗学は、民衆の暮らし(風俗)を研究する学問です。その痣が、暮らしや習俗、進行などとどのように関わっているか、ということは立派な学問研究になると思います。 面白いテーマを選びましたね。面白いとは、多くの人によって研究しつくされたテーマではなく、従って参照する文献も限られているということを意味します。 進め方がとても難しいのですが、まずは痣と信仰などと早急な決め付けをせずに、痣とはなんであったのか、というところから初めてはどうでしょう。 そもそも痣とは何?痣の種類、位置、生理学的・病理学的な位置づけ・・・そこから、まずは痣とは目に見える(本人あるいは他人から)ものである、という結論が一つ導き出せると思います。 人の目に触れる、身体に浮かび上がる文様。ここから、文身(刺青)が思い起こされます。しかし決定的に違うのは、文身は後天的・人為的に掘られたものであるが、痣は先天的、本人の意思によらず刻印されたものであるという点です。 こうした比較なども研究においては重要です。 また、文学に現れた痣の研究も面白そうです。 遠藤周作『わたしが・棄てた・女』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%8C%E3%83%BB%E6%A3%84%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%83%BB%E5%A5%B3 ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)『あざ』 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/yaziuma/master4.html →これに関しては検索すると論文が結構出てきます。19世紀のゴシック小説のようですが、痣の除去が性的な陵辱のメタファーとして用いられているみたいですね。 このホーンソーンの小説の原題にもありますが、痣は英語で「the birth mark」生誕の記しとされています。 これらを敷衍すると、先のご回答にもあるように、前世からの何らかのメッセージとして受容されるイメージが形成されている可能性はあります。 民俗学の基本は、柳田国男がそうしたように、文献的記録ではなくオーラルメッセージの渉猟が基本であるとすれば、原題の民俗学はSNSメッセージの解析にあるかもしれないですね。 最後に、論文としてまとめるには、必ず指導教官とよく相談してください。適当にアイデアと出すのは簡単ですが、ちゃんとまとまった論文として仕上げるのは質問者様ですので。 がんばってくださいね。 ※蛇足になりますが、論文の書き出しを「私の足の付根には痣がある」で始めてはいけません。論文は私小説ではありませんので。
- SPS700
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- citytombi
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生まれつきの身体の特徴を民俗学や信仰と結びつけるのは、相当無理があると思います。 アザと言っても、先天的なものは祭祀として後から付けたり彫ったりするものとは違いますからね。 特に奇異的な特徴の場合は、畏怖や信仰の対象と言うよりも差別や迫害に結びつく方が大きいような気がします。 なので、信仰や民俗学とは縁遠いと思いますし、たまたまご自身がそうだから何とかして民俗学と結びつけようというのは、いささか短絡的な印象を受けます。