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先進国で多数決でない制度

先進国で多数決でない制度って、導入されてますね。 アメリカの大統領の議会の拒否権、ドイツの州か何かの少数の拒否権 逆にはアメリカの大統領は選ばれるのは、選挙ですし、ドイツは第3極が議会に出にくくなってます。 多数決だけでないのですけど、どういう意味があるのでしょう・

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回答No.2

カンタンにいうと、力のあるものが賛同しないと実行できない場合、力のあるものに拒否権が与えられます。 日本は天皇制のもと、擬似的な三権分立になっているので、学校で習ったようにお互いの牽制権が形式的なもの、極端なケースにしか適用できないようになっています。違法と判決が出た議会、議員が平気で内閣を選んだり、国会を開いたり、議員を続けられるような制度なんですね。 アメリカは、厳格な三権分立になっているので、日常的な行為にお互いを牽制する仕掛けがあります。 行政を受け持つアメリカ大統領自身には、法案の提出権はありません。議会が決めた法案に基づいて執行するだけです。拒否権がないと、イヤな法案、自分の行おうとしている政治に反するものにも従わざるを得なくなります。 このため、行政権の長として、拒否権を持ちます。ただし、議会はより多数の評決で、再度法案を通すことができ、これに拒否権を使うことはできません。大統領のもつ拒否権も万能ではないのです。 参考までに。議会は、行政が決めたこと、行ったことに対して、それを拒否や無効化することができます。TPPがアメリカ議会の意向で無効化されるかは、話題になったかと思います。

noname#228303
質問者

お礼

アメリカは確かに厳格ですね。 ご回答ありがとうございます。

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  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11129/34638)
回答No.1

それはですね、元々アメリカもドイツも連邦制の国だからです。連邦というのはいくつかの州が一緒になってひとつの国家を形成している政治形態なので、それぞれの州というのは半分独立国のような存在なのです。 有名なのが、アメリカではそれぞれの州ごとに法律が違うので犯罪者は州を超えてしまうと警察がそれ以上追いかけられないというやつです。映画「俺たちに明日はない」のボニーとクライドが有名ですね。そのためアメリカの連邦政府には州をまたいで捜査権を持つ組織であるFBI(連邦捜査局)が存在します。アメリカのドラマや映画でFBIの職員がやってくると地元の保安官が「ここは我々の領域だ。FBIは出てってくれ」とかやってるのがありますよね。 ドイツの場合は結構長いことそれぞれの領主が形式上は神聖ローマ帝国領でありながらほぼ独立国家のように振る舞っていましたし、ハンザ同盟で有名な都市国家も存在したので、それぞれの州(都市)が強い権限を持っているのでそこは大統領といえどもあれこれ口出しはできなかったりするのです。 ちなみにドイツはほとんど知られていないのですけれど、大統領も存在します。だけどドイツの場合は首相のほうが権限が強いのですけどね。 連邦国における首長というのは、「戦争のときのための指導者」って意味合いが強い気がするんです。ドイツの首長もアメリカ大統領も、戦争となると絶大な権限を発揮できますからね。私もアメリカの政治制度はそんなに詳しくないですが、確か戦争となるとアメリカ大統領は独裁に近い権限を持っていたと思います。各州や議会は平時においては大きな権限を持つので、戦争のときもその権限を認めると国が国としてまとまらなくて戦争に負けてしまいかねないので、いざ戦争となったら大統領に強い権限を与えて戦争に集中できるようになっているのだと思います。イギリスも一応首相制度ですが、戦争中は不信任しなかったと思います。チャーチル首相は、戦争が終わるやいなや不信任案が可決して辞職を強いられましたよね。

noname#228303
質問者

お礼

おっしゃるとおり、独立的要素ありますね。 他、事例などありがとうございます。

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