よく噛む人

質問

しゃべっているときに、よく噛む人は仕事ができない率が高いですか？

カミカミなのに、仕事ができる人って居るのでしょうか？

回答No.1

hue2011 · ベストアンサー

よく噛む人、というから、食事をよく咀嚼する人の話かと思って読み始めました。
全然違う意味ですね。

そちらの意味のコメントもしますけど、まずよく咀嚼するほうをまず言っておきます。
よく食事を「噛む」ひとは実力は上です。

駆け込みご飯をする人はその反対です。
寅さんの映画で「早飯早＊芸のうち」というシーンがあったと思いますが、早飯のほうは、単純に言うと「早かろう悪かろう」に大体なります。
安かろう悪かろうをもじったのですが、仕事の結果が安定しない。ミスが多い。
ただ、早飯の人間はほとんどポジティブシンキングの神経ですから、多少のミスを悩まない。その意味で実績は積みあがります。成功はします。

遅飯の話をします。
亡くなりました岩城宏之という指揮者は、ひとつのものを必ず30回以上噛んでから胃に送ること、と親からしつけられそれを実行していたそうです。
そのせいばっかりではない、と言いたがる人が多いけど、まさにそのせいだと私は思うことがあります。
この人は指揮者ですけど、きわめて優秀な打楽器奏者なんです。
少年時代シロフォンから始め、結局存在するあらゆる楽器が手の内に入り、新規に発明した楽器も大丈夫だし自分でも打楽器を発明しています。
名のある作曲家が何人もこの人に献呈する作曲をしています。
どういうスキルだろうか、東京芸大で誰かに教えられたのか、と疑問に感じてもらわないと困ります。
こんな超絶的な人を教えられる教授はおそらくいなかったと思います。せいぜい批評をするだけ。
ということは自分で自分の能力を高めたわけです。

その素養はどこか。30回噛む習慣以外にあり得ません。
それをすることで、外部から聞こえている音声と咀嚼を同期させたりして食事をしたはずです。
リズムを合わせるほうが楽ですし、合わないと気分がよくないですから。
ということで、外の音を聴く神経が発達したはずです。
必ずしも音楽ではなく、鳥の声だとか蛙の合唱だとか荷車や自動車の音が皆聴こえ、意味を持って受け取られたと思われます。

必ず数えないと胃に落とせませんから全部数えるカウンター回路を自分の中に用意したと思われます。
これが骨子になります。

ときに、自分の気分だけでどんどん叩くという演奏法は、普通祭の場所の大太鼓なんかで皆がさんざやっていることです。

しかし彼は同時に鳴っている他の楽器をすべて聞き分けて、自分のカウント能力によってリズムが叩き出せるようになっていたのです。
結果として、打楽器だけのアンサンブルでも神経の通った意味のあるマス表現ができるようになり、オーケストラにそれが生きたわけです。

ということで、よく噛む人は抜群に能力が発達するのです。

そこまでは蛇足として、言い間違う人の「噛む人」について言います。
この人は別に能力として劣っていると言うことはありません。
神経が緊張すると相手の名前が出なくなったり、言わないようにしようという用語が発せられたりするのです。
だからどちらかというと緻密な人が多いはずです。神経が細かいからアガルんです。
仕事ができないとは一概に言えない。

ただ、仕事というのは、誰もいないところで文章を書いたり計算したりすることだけではありません。
お客様に説明したり交渉したりするのも仕事のうちです。

そちらの外部的な交渉で言い間違いが多発するとそこで契約が不成立になったりする危険もあります。
またプレゼンが成功せず、主張が通らない場合もあります。
その結果仕事の成果が発生しないというのであれば、「噛む人は仕事ができない」ということにはなるでしょうね。

その方向には私は落としたくない。

そこは克服ということじゃないでしょうか。
差別語だから言ってはいけないと放送では禁止されていますが「ドモリ」というのがあります。
この語を放送や出版で禁止しないほうがいいのは「克服法」という話ができなくなるからです。
有名なところでは、2代目3代目の三遊亭園歌、アナウンサーの小川宏、なんかで、彼らは自分のネタにしたり著書で明確にそれを書いています。
通常彼らの仕事ぶりを見ていると、そんな病気の持ち主だとは全然思えないところに行っています。
それが克服です。

そう思えばそうだったのか、と思うのはコメディアンの東八郎です。
そう聞かされれればあの「ななんだななかかっかかへわへわ」みたいに言いながらクビを振る芸というのは障害だったかもしれない。
だけど皆があれはお笑いの芸だと思ってみたのです。要するにバカのふりをしているんだと思ったのです。
それが克服です。
東八郎が、舞台でなくテレビのインタビューなんかに出ていて、誰も「噛んでる」とは思わなかったのです。

死後30年近くもたって、息子の東貴博というのが「ファミリーヒストリー」と言う番組で親のことを取材したビデオを見ていた時、
「東八郎はドモリに苦しんだ」という話題になって、知らなかった、と叫んだのが印象的でした。そして、そういえばそうだったかもしれない、と改めて気づいた。
家族ですら、それに気づかなかったのです。
しかも当人、その症状を隠してもいなかったのに。

これが克服というものです。
それが人生なんではないでしょうか。

回答No.2

rainyweather

あまり関係ないと思います。
頭の回転に口がついていってない可能性もありますよ。