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人類は16万年も何をしていたの?医療、科学、文明
人類の祖先が、チンパンジーなどの祖先と別れたのは600万年前くらい、現在の人類の直接的な祖先のホモ・サピエンスは16万年ほど前にアフリカで誕生し世界中に広がっていった。 そして16万年ほど前から人類は何も変わっていなく、進化は完全に止まっているのだそうで。「もし10万年前の人類がタイムスリップして現代にやってきてスーツを着ていたら、誰もその人が過去の人であるとは気がつかないであろう」と偉い学者さんが言っていました。 で、不思議でならないのが、現在のような豊かな生活ができるようになったのがここ200~300年ということです。 医療、科学、文化の発展も近代に発展し現代の豊かな暮らしを支えるベースになり、今も発展し続けています。 不思議です。 人類は16万年以上前から今と同じレベルの知能の素養を持っていたにも関わらず、16万年以上今より格段に貧しい生活をしてきたという話になります。 16万年以上人類は何をしていたのでしょう?なぜ現代と同じ素養を持ちながら16万年も現代のような豊かな暮らしへ辿りつけなかったのでしょうか?また逆にたった200年ほど(人類史上0.001%ほどの時間)でこれもどまでに医療、科学、人口はなぜ爆発的に発展しているのでしょうか?
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- 五十嵐 正(@oh-Tokyo)
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回答#17です。 質問文の「進化」の意味を読み違えていた可能性があります。科学の立場から見た一般的な考え方を補足しておきます。 「進化」というのは生物つまり動物・植物・微生物類の場合だけの変化を指します。稀には物質の場合でも生物になぞらえて[進化]と例えて言うことはありますが、ここの文明変遷の場合には該当しないのではないかと思いなおしました。 生物の進化は、通常は「完全停止」することなく絶えず変化しているのが当然なので、質問する筈がないと思うのです。 回答を求められ応じて答えを知らせていても、回答の途上で出た不審などに応じないのは失礼でもあり質問本意が不明のままなのですが、質問全般を見ると、文明面(科学・技術・芸術などの文化) の「進展」(進歩・発展) を言い表そうとして、「進化」と書いたのではないかと推察します。 これは質問者への嫌がらせなどではなく、回答者が時間を割いてお知らしようとしている善意の助言だと理解して下さい。 質問は、結局は文明面 (科学・技術・文化など) の「進展」だけを尋ねたものと解釈します。 回答は、壁画や遺跡など文明の経緯を見る限り、常識的には 「文明進展は、ほぼ順調に推移してきた」とお答えします。 別面で、超自然(超古代)・異次元から技法を導入して急速に進展したとする説も存在しますが、その根拠や証拠を確かめないと真実とする証明が無く他者への説明もつかないので不具合です。 もし超技法の導入が真実だったなら、個人用の空飛ぶ円盤が普及しないのは不自然とも思え、他の惑星などへの個人向け観光旅行業が林立するような状況もなく、病気の異変では特殊環境の場に入ってから医師が腹の中に手を入れて患部を手術後に特殊環境の場を解くといった治療、などが普及しないのは不自然で、なぜ技法導入が無かったか、と言った疑問が湧くかもしれません。 もし超技法が伝授されたなら、その程度の技能のたぐい当然に行われている筈で、今のような飛行円盤も無い中途半端な程度の文明であるはずがなく、説明がつかないように思えます。 見聞きした説は、鵜呑みにしてひたすら信じてしまうのでなく、もう一歩進めて自分で考え、推理し根拠も確かめる癖をつけるようにすべきでしょう。
- Degi-Cat
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科学と宗教の戦いで、科学が勝利を得始めたからでしょう。 科学が勝利を得るまで、随分科学者が宗教家に殺されています。 それでもキリスト教は欧米で科学の足を引っ張っていますが、欧米の科学者は2つの顔を持って上手くやっているようです。 その点、日本の科学界は言霊という退っ引きならない宗教に足を引っ張られて青色吐息ですね。 よくもまあ、こんな環境でノーベル賞受賞者が何人も出ると感心します。 日本人の殆どは信心深いですが、殆どの人が自分は科学的です、と口に出して言いますね。 そう口にすることで科学的になったつもりが言霊所以です。 しかし、ギリシャ時代から200年前くらいまでの科学の後退は目を見張るものがあります。 宗教家の力が相当大きかったのでしょうね。 また、コンピュータが発明されてから、コンピュータの設計にコンピュータが使われ、性能の高いコンピュータが出ると更に性能の高いコンピュータが設計される、という発展のスパイラルもあります。 個人的には科学の進歩を見せて頂くのは凄く嬉しいですが、科学の急速な発展は地球の滅亡に早く近づくようで、心が痛いですね。 宗教は嫌いですが、科学の進歩のブレーキという必要悪かな、とも思います。
- 五十嵐 正(@oh-Tokyo)
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回答#16です。 人種のマップ『人類歴史年表』URLがジャンプしない場合は、サーバ側の都合(漢字拒絶)のようです。 URL全文を、今使用しているブラウザ宛名欄へ移植すれば、即ジャンプします。 URLの移植は、まず頭の [空白部] を Wクリックして反転し、反転部をURL文末まで延長したら、その全文を宛名欄へ コピペ です。 種族の進展『遺伝系統樹』 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:遺伝系統樹.jpg?uselang=ja 「Japanese」種が、マップの [東アジア] 系の中で単独種として記載されています。純粋の種族ということでしょうか。現実には、南方系・北方系と思える人々の風格が見られ、現下は混血状況のように思えます。 進化と混血種とは別の問題ですが、このマップでは別種として登録された種族が更に進化している場合までは不明です。 進化は、通常は、継承した変化種が一世一代限りでなく遺伝した状態が継続する場合で、縦(タテ)系列で表し変化した過程が認識されます。 人体が進化した場合、別種族として並列配置に表示されると、本当は進化しているタテ系の変化なのですが、それがヨコ配置に並べてしまうので、変化過程を表すタテ系列の直感的認識が薄れてしまう気がします。
- 五十嵐 正(@ohhTokyo)
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質問は、次の二つではないかと思います。 (1) 16万年もの間、なぜ現代のような豊かな暮らしへ辿りつけなかったのか。 (2) 直近200年程の短期間に、なぜ医療、科学、人口は爆発的に発展したか? その前に、掲示板題名の「16万年も何してた」の疑問文から先に回答します。 <人類は何も変わらず、進化は完全に止まっているそうだ> 旨の説は誇張しているように思います。どの資料に出ていたのか出典が示されていませんが、真実は 進化・発達が『殆ど感じられなかった』という程度ではないでしょうか。 生物学的や物理的には「進化ゼロ・発展ゼロ」の自然現象はあり得ず、僅かでも少しずつは変化している筈で、完全停止は単独の個人説ではないかと思います。 他に同じ説がかなり数多く公表されているのでなければ、単独説一つだけの鵜呑みは禁もつです。 人種の分化『人類歴史年表』 http://www.eonet.ne.jp/~libell/jinrui.html 地球の鼓動『世界の地質時代・考古学・歴史(大年表)』 http://www.eva.hi-ho.ne.jp/suruga/kokogaku.htm 学説というのは完璧な確定ではなく、例えばホモサピエンスの出現は10万年前の説、16万年前の説、20万年前の説がWebにも存在し、学者が自己の研究成果を誇示する目的で発表する行為が、案外と多いように感じます。 また、技術の発達途上で超人的・別次元の技法が導入されたとする説も、圧倒的多数の同説や、証拠・痕跡が公認されている場合のほかは、真実だとしても目下は仮説多数の中の一説であり、他の説と同列の位置づけに過ぎません。 証拠・痕跡と称しても、近代の先進機械で遺物・痕跡を捏造する可能性もあるので、証拠があると言っても100% の信頼はできないと見るのが妥当な状況です。 ◆質問(1) の「16万年もの間、なぜ近代化しなかったのか」旨については、 少しずつながらも進化・進歩していたが、目立たなかった、というのが答です。 大雑把に言えば、満足すべき道具・工具が無かったこと、とも言えそうです。 そして、一旦進歩が生じると様々な応用や工夫が実行され、各技術・技能の相乗効果によって、進歩が近年になるほど急速に高まる傾向が生じます。 なので、太古には技術進歩も分化発展も微々たる状況に比べ、近代になると急加速して進展が目立つ現象に見える筈です。正確には、経年ごとの進歩を精査してみる必要があります。そうしないと、単に思い込みの感想になってしまいます。 例えば、人類が金属を初めて知ったとき、銅鉱石からの加工でした。次に青銅器が開発され、硬めの工具類が出現し、更に鉄の製錬・鋳造ができると、様々な機械・検査具なども製造可能になって、蒸気機関・乗物の発達が起り、人々の交流へと進展し、情報手段や通信の普及も加わって相乗効果が生じ、次第に加速進歩したとも言えます。 金属の発見『人類と金属の出会い』 http://www.castalloy.co.jp/jinrui.htm 技術が伝承すると、新たな新規考案や改善索を提唱する人が生じ、その集団から新しい技術が生れる可能性が高まります。これが相乗作用・相乗効果です。 近代から現代になり、技術進歩と発展が急速に進展するのはこのためです。 ◆質問(2)「直近に、なぜ医療、科学、人口は爆発的発展したか?」も、 もし統計のデータをとって見るなら、近年になるに従って急加速している状況が恐らく浮彫りになると思います。 人類の進化は、目立った進展はないものの、直立姿勢が恰好良くなり、顔つき・色彩や毛髪などの外見に幾分かの進化は見られます。 人体構成の内蔵や頭脳についても、草食系は腸が長く肉食系は短い進化や、身体骨格の進化による種族の多彩化という現象で、それなりの進化が生じていると云えます。 種族の進展『遺伝系統樹』 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:遺伝系統樹.jpg?uselang=ja 人類の容貌『10万年後の人類の顔』 http://rocketnews24.com/2013/06/12/338852/
- Nouble
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技術も科学も 神等、 他界の存在から 与え賜うた そんな物では無く 人が知覚し得たもの 通常は 一人が一瞬に 全てを知覚し得る 等と言う事は そうそうは無く 文明発祥のキーとなる 極め付けの知覚 此れを得るためには 其の極め付けの知覚を得る為の 他の知覚の積み重ね 其れが必要なのです 例を挙げます 貴方は 1+2とか 足し算は解ります よね? でも、 産まれて直ぐ 算数を聞かせられた と、して 理解し得ましたか? 其処に至る迄の様々な知覚を得て 初めて、其の上の 新たな知覚を得得る ですよね そして 其の様々な知覚の生成は 1人の天才には 往々にして手に余る 伝承により 積み重ねる必要がある の、です 言い換えれば 貴方の享受している繁栄は 歴代の方々の 努力の賜物であり 其の努力は 時の経済に支えられて 初めて成し得た 経済は、其れに属する者の 活動があって初めて動き出す 言い換えれば 様々な方の 購買、消費活動があって 初めて開発と伝承が継続し得る の、です 現に 伝承が途絶えた 滅びた技術 其れは存在します 結論ですが ローマは一日で成らず です
- W-164
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なぜ、ここ200年ほどで大きく発展したのか やはり文字の文化が広がった事だろうと思います。 もちろんもう少し前から文字というのはあった訳ですけど、500年前、1000年前、文字を読み書き出来る人はそれほど多くなかったのでは無いかと想像します。 例えば、今私たちが普通に使っているパソコンやスマートフォン、 その理論などは全て人間は考え出した事なのですが、 もし、現代のノーベル賞を取るぐらいの能力を持った人でも、全く文字を読み書き出来ない世界にいたとしたら、 自然界に、電気や電子という物が存在する事に気づきそれを人工的に発生させて利用し、制御し、小型化してパソコンに発展するまで、一人の人間の一生のうちには絶対無理でしょう。 何の知識も無い所から始め何十年も掛かって積み上げた知識を、文字の形で残せば、後世の人はわずか数十時間でそれを身に付け、その知識を元に、さらに理論を先に進める事が出来ます。 その事の繰り返しによって、爆発的に人類の知識が発展したと思います。
- kimamaoyaji
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16万年前の類人猿が本当に字類の祖先なのかはまだ仮説でしか無く何の証拠もありません、類人猿がそのまま死滅した可能性だって無いわけではなく、人類は別の分類で進化したかもしれないし、その証拠がまだ見つかっていないから、人間に一番近いであろう類人猿が祖先であろうと言う仮説が唱えられているだけで、根拠が動物の中で一番近いと言う希薄な理由です。 人類のはっきりとした歴史は5千年程度、それ以前は仮説です。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
何を持って豊かな暮らしと見做すのかによって答えは変わって来るかと思いますが、仮に、個人が豊富な物品を所有出来る様になっているという事や、機械によって重労働から解放されてる状態になっている事を豊かな暮らしと見做すものとした場合、以下の様な事が考えられるのではないと思います。 まず、個人が所有する物品が増えたのは、18世紀に始まった産業革命によって機械による大量生産が可能になり、人力のみによる生産と比べて少ない労力でより多くの物品を製造出来る様になった事で、労働者が労働力を提供する事に対して支払われる対価に比して物品の単価が相対的に安くなったため、多くの人間が多くの所有物を得る事が容易になったからだと思います。 そして、機械による大量生産が可能になったのは「大量生産しても売れ残る事がなくなったから」という事が最大の要因だと考える事が出来ます。 もし、需要が少なかったのならば、大量生産しても売れ残るばかりで損をするだけなのですから、構造が複雑で高価な機械を新たに開発・導入してまで大量生産を行う理由は無く、昔ながらの手作業で物品を生産していれば事足りる筈です。 つまり、需要が増えたため大量生産する必要が生じ、必要が生じたため、複雑な機械を始めとする、大量生産するために必要とされる技術や手法が開発された訳です。 では何故18世紀になって需要が増加したのかと言いますと、それは人口が増えたからです。 18世紀の西ヨーロッパにおいて、後に農業革命と呼ばれる様になる輪作と囲い込みによる高度集約農業が行なわれる様になり、これによって農業生産が飛躍的に向上したため、食料の供給量が増加し、それに伴って西ヨーロッパにおける人口が増加しました。 人口が増えて食料や物品の需要が増えれば、大量生産しても売れ残る心配がありませんから、農業でも工業でも生産力の増強が行われ、それによって食料を始めとする物品の単価が安くなり、食料を始めとする物品の入手が容易になった事で、更なる需要の拡大が起きました。 又、産業革命の際に発明されたワットの蒸気機関を始めとするエンジンの実用化は、蒸気船を始めとする動力付きの輸送機械の実現へと繋がり、これによって大量の荷物を遠距離まで安全且つスピーディに輸送する事が可能となったため、食料や工業製品を需要のある世界各地に安定して安価に供給するという事が可能となったので、特定の場所で集約的に大量生産する事で生産の効率化とコスト低減を図る事が可能となり、大量生産するためにの技術や手法の更なる発展を促しました。 この様にして、農業革命をきっかけにして、人口と需要の増大が起こり、食料や工業製品の大量生産する事が可能となったため、誰でも食料や工業製品を安価かつ十分な量だけ入手する事が可能な時代となった訳です。 【参考URL】 産業革命 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E9%9D%A9%E5%91%BD 農業革命 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E9%9D%A9%E5%91%BD 輪作 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E4%BD%9C 蒸気機関 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2 囲い込み - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%B2%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BF では何故、ホモ・サピエンスが誕生してから10万年以上もの間、農業革命が起きなかったのかと申しますと、それは農業をする必要が無かったからです。 農業がおこなわれる様になった理由は、今から約14700年前に最終氷期が終わってから、気候が温暖になっていった時期があり、その頃まではまだ狩猟採取によって食料を得る事が十分可能だったのですが、その直後の約12900年になって彗星などの小天体が地球に衝突した事によって小規模な衝突の冬が発生し、平均気温が約7℃も低下して約1300年間にも亘って氷河期の真っただ中の様な寒冷な気候が続いたため、気候の激変から獲物となる動物や食料となる植物が減少し、狩猟採取では十分な量の食料を得る事が難しくなったためではないかと考えられています。 それ以前の時代は、狩猟採取によって家族を養う事が一応可能なだけの食糧を得る事が出来ていたため、食料を収穫出来る様になるまでには何ヶ月もかかる上に、長時間に亘る労働が必要とされる農業が発達する事は無かった訳です。 【参考URL】 農耕 - Wikipedia > 1 農耕の歴史 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E8%80%95#.E8.BE.B2.E8.80.95.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2 最終氷期 - Wikipedia > 4 最終氷期の気候変動 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E7%B5%82%E6%B0%B7%E6%9C%9F#.E6.9C.80.E7.B5.82.E6.B0.B7.E6.9C.9F.E3.81.AE.E6.B0.97.E5.80.99.E5.A4.89.E5.8B.95 ヤンガードリアス - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9 nature.com > Nature Asia > 日本語 > 今週の目次とハイライト> 2014年 > バックナンバー > 2014 > 2014年7月3日 Volume 511 Issue 7507 > 古海洋学:退氷期における深海の事象 http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/54297 K-T境界 - Wikipedia > 4.3 隕石衝突後の状況 https://ja.wikipedia.org/wiki/K-T%E5%A2%83%E7%95%8C#.E9.9A.95.E7.9F.B3.E8.A1.9D.E7.AA.81.E5.BE.8C.E3.81.AE.E7.8A.B6.E6.B3.81
- SPROCKETER
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石を石で割って打製石器を作った頃と、それ以前の人類を比較すると、打製石器を持っている人類は硬い木の実を割って食べたり、動物の骨を割って中身を食べるなど、食生活に大きな変化が起こっています。 食生活の変化は体形の変化や脳の変化に繋がります。打製石器なんて文明に入らないと思っている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。 打製石器→磨製石器→青銅器→鉄器という具合に、技術が高度になるに連れて、人類の体形や脳の大きさは変化し、現生人類に繋がっています。決して、文明が出来たから変わったわけではありません。 食生活が貧しかったというのも変ですね。ジャングルで生活している動物は食生活が貧しいとは思っていないでしょうし、社会生活をしている人でも、貧しい生活をしている人は大勢います。主観の違いに過ぎません。 産業革命以降の200~300年が豊かな生活だと言うのであれば、社会運動、革命、戦争、内戦、クーデターなどの歴史上の事件を無視した漫画的発想に過ぎません。産業革命以降も経済破綻を繰り返して、餓死者や貧困を大量に出して来たのが産業社会です。みんな豊かな理想社会ではありません。 むしろ、現在の人類は管理社会に統率されて、自由な発想を失い、管理者側の身勝手で作られた、生存に適さない考え方を強いられている、滅亡しやすい生物になっているように思います。 もし、砂漠の真ん中に放置されて、自分だけで生きて行かなければならなくなったら、従来の考え方や価値観のほとんどを捨て去って、現実だけを考えて生きなければならないでしょう。 コップ1杯の水を奪い合いさせたり、1枚の硬貨を奪い合いさせて、生きることを学ばせる訓練をさせる国もあります。今の文明は石油消費で成り立っている砂上の楼閣で、石油を奪い合って戦争が絶えない文明です。 僅か200年間で地球温暖化は急上昇を続け、オゾン層は破壊され、環境汚染は深刻になるばかりです。所得格差もピークに達しました。 これで豊かな生活だと言うのであれば、小氷期に入って世界恐慌や第三次世界大戦が懸念される現実を見ていないだけではないでしょうか。
- eroero4649
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>もし10万年前の人類がタイムスリップして現代にやってきてスーツを着ていたら、誰もその人が過去の人であるとは気がつかないであろう その学者さんは骨格標本を見てそういったのでしょうが、私はその意見に甚だ疑問を持ちます。だって言語はかなり単純だろうし、文字も読めないからです。運動能力ははるかに優れているでしょうが、学力的な面ではかなり差があると思います。 んで、私が思うに「文字が発明された」というのがブレイクスルーになったのではないかなと思います。今のところ、発見されている最古の文字は紀元前19世紀か紀元前16世紀頃で、人類の文明も青銅器時代辺りからずんずん進んでいきます。 文字が発明されたことで、知識が世代を超えて伝えられるようになりました。それまでは口伝で伝えられましたから、間に入る人が記憶力が良くて頭がいい人じゃないとせっかく得られた知識が間違って伝えられたり失われてしまいます。文字にして知識を残せば、間に入った人がアホでもその意図が後世に伝わります。 また、文明の発達には何が必要かというと数学の発達です。建物を崩れないように建てるにも、暦を作るにも数学の知識が必要です。すべては数学から始まるといっても過言ではないでしょう。そして複雑な数学の発見に文字は不可欠だと思います。暗算じゃたかが知れていますからね。 文字が生まれたから数学が発達したのか、数学の発達のために文字が発明されたのかは、ニワトリが先か卵が先かと同じで永遠に答えは出ないでしょう。しかし、文字によって時代を越えて知識を伝えられるようになったのが文明を発展させたのは間違いないと思います。 「じゃあなぜ文字を発明するまでに何十万年もかかったのか?」に関しては分からないですね。ただいえることは何事であっても0から1が生まれるのは途方もないことであるということです。アメリカ先住民族は、鉄を知りませんでした。マヤ文明やアステカ文明のような優れた文明を発明した人たちも、製鉄技術の発見はできなかったのです。絵画の歴史は、「正面から絵が描けるようになるまでものすごい時間がかかってる」そうです。古代エジプトの壁画とか、横向きでしょ?ずっと横顔は描けても、正面の顔は描けなかったそうです。なお、「マンガで正面の顔を描くときに鼻をどう描くか」はごく近年まで手法がなかったと浦沢直樹さんがテレビ番組でおっしゃっていましたね。「江口寿史さんも悩んでた」というのですから本当に最近です。 あともうひとついうと、特に文明や技術っていうのはあるブレイクスルーを越えると突然に大爆発するってことはよくあります。たった20年前には無線でインターネットを繋ぐとかデータ量の多い動画をスマホのような小さい端末で見るなんてことは夢物語に過ぎませんでした。アポロ計画でNASAが使っていた最新鋭のスーパーコンピューターは、1000円で買える電卓くらいの性能でした。いやもっと低かったかもしれない。F1のモナコGPは、1950年の平均速度は98km/hだったのに、たった50年で143km/hまで上がったのです。 ここ200年ばかりの人口爆発の原因は、「農薬の発明」です。毒ガスの技術が農薬を生んだってのが皮肉ですけどね。また医療(病死の減少)については「ペニシリンの発見」が大きいです。もしペニシリン(抗生物質)がなかったら、私も成人することなく死んでいた子供の一人であったことは間違いないと思います。これも20世紀になってからです。人類史はやっぱり産業革命辺りでひとつ分水嶺があったのは間違いないと思います。
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