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古典の形容詞と形容動詞の考え方が曖昧なので質問です

kzsIVの回答

  • kzsIV
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回答No.4

 日本語ネーティブは大抵、10歳頃には日本語を身に付け、ことさらに学習しなくとも現代日本語の文法は脳内文法になっています。古典に出会った時も、脳内の現代文法ソフトを起動すれば、古典文法も容易に理解できます。  しかし多くの人は古典より先に英語に出会い、初めて規範文法を勉強します。そして「動詞」「形容詞」などの術語を英語の verb, adjective の概念として身に付けがちです(形容詞adjectivの主な役目は「名詞nounを修飾すること」である、と)。  話は変わりますが、フランスで発行されたフランス語で書かれた啓蒙的なフランス語文法書に「総ての proposition(文素)は3つの要素── sujet(主題・主語), verbe, attribute(属性・補語)──から出来ています。」とあり、さらに「語には10種類の部品(品詞)」がある、すなわち substantiv, article, adjectif, verbe, participe, …(以下略)…」ともあります。verbe はどちらにも有りますが、後者は品詞なので「動詞」、前者は構文関係なので「述語」を意味します。日本語で書かれた欧米語の文法書には同じ術語を文脈に応じて使い分けていますが、「述語」の場合には「述語動詞」とすることも多いようです。  話をもとにもどして、 adjectif の主な役目は substantiv を修飾することです。これを日本語に訳せば、「英語などでは、形容詞の主な役目は名詞を修飾することだ」となります。そして同内容の事を日本語の文法について表現するならば「連体とは、体言を修飾することである」となります。  adjective という述語が英語教育者によって「形容詞」と訳され、日本語の用言のうちの「高し」「広し」「楽し」などの語群の呼称に「形容詞」が転用されたからといって、それらの用言が adjective になってしまったというわけではありません。日本語の「形容詞」は、adjective の機能だけでなく、verbe(述語)の機能もあります。述語=動詞の世界で育った人から見れば、日本語の「形容詞」=述語動詞と考えて当り前なのかもしれません。  初めての日本語の文法書、ジョアン・ロドリゲス著『日本大文典』(1604,長崎)では、先輩Padre達の adjective説に反論した上で、「変格動詞・不規則動詞」として扱い、Verbo adjektivo と呼んでいます。「い」で終るもの(「形容詞」)だけでなく、「な」で終るもの(「形容動詞」)も含まれています。    

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