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イスラム国が支配するところが雪国だったら
安易な考えかもしれませんが、イスラム国が支配するあたりの国って、気候が暖かいんですよね? もしもあのへんが雪国だったら、寒さに凍えて大変で、あんなに酷いことしないのかなって、親戚の子供がテレビを見て言ってて、あぁ、もしかしたらそうかもと思いました。 みなさんはどう思われますか?気候だけが原因とは全く思いませんが、活動しやすい気候というのが、イスラム国にとっては良い環境なのかな、、
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- eroero4649
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「おそロシア」なんて言葉があるほどのロシアは大変寒い国であると共に、苛烈な為政者が「天寿を全うできる国」としても有名です。名前からしておどろおどろしいイワン雷帝から始まり、ピョートル大帝、スターリン、我らがプーチンなど、「国民も敵も一緒にスチームローラーにする」ようなすごい為政者ばかりです。 一例としてプーチン閣下の例をあげますと、チェチェン独立派のテロ集団が、モスクワの劇場に押し入って客を人質にして立て籠もった事件が起こりました。プーチン閣下の決断は、劇場に毒ガスを放り込んで人質ごと殲滅したことです。何が驚くって、これをやったらプーチン閣下の支持率は急上昇したことです。その後、チェチェン独立派は大人を人質にしても意味がないと思い、今度は小学校に押し入って立て籠もりました。これに対するプーチン閣下の決断は・・・はい、ご想像のとおり、装甲車が突入して子供ごと全滅させました。そして日本人には理解しがたいことにこれまたプーチン閣下の支持率は跳ね上がったのです。 これについてある専門家は、ロシアはあまりに冬が厳しいので、弱い指導者の元で家を失うより、強い指導者の元で暖かい部屋を用意された方が遥かにマシだから、といっていました。 意外に日本でも雪国の指導者は苛烈です。その典型があの上杉謙信公。稀代の戦さバ・・・いえ、鬼神であった謙信公は夏には「おい、信玄が来た!信濃に行くぞ!」と出兵し、冬になったら「おい、関東は晴れて雪がないぞ!関東に行くぞ!」と要するに年がら年中信濃に越中に関東にと連れ回されてこき使われました。あまりに扱いがひどいので反乱も時々起こすのですが、なにぶん戦さは鬼のように強い。何度反乱を起こしても結局鎮圧されてしまうのです。 伊達政宗も敵対する勢力を城に押し込んで非戦闘員もろとも全員なで斬りにしたこともあったので、決して「お優しい為政者」ではありません。 中東諸国の民族は砂漠の遊牧民族なので、日本人的に「コツコツやろう」って発想がないんですね。イランは中東としては気候が穏やかでそういう意味では豊かな国なので、日本人的な真面目発想があります。だからダルビッシュやサヘル・ローズみたいに日本に来るイラン人は以外に多い。 だけどサウジアラビアとかシリアとかになると自然環境が強烈なので、「必要なものは、持ってるやつから奪うのが手っ取り早い」となるのです。そうなると畢竟「敵から奪われず、敵から奪うことができる指導者」が「いい指導者」となるのです。だからあそこらへんの大統領はやたらと人前で剣を振り回したり拳銃をパンパン撃って「俺は強いぞアピール」をするのです。面白いのが、「本当に強いかどうか」はあんまり重要じゃないらしいんです。敵を目の前にしても怯まなかった指導者が偉いのです。 だから、湾岸戦争でフセイン大統領は戦争としては敗北したのに、イラクの大統領の地位を失わなかったのは、「アメリカに対して一歩も怯まなかった」というのが国民から評価をされたのです。第四次中東戦争を指導したエジプトのサダト大統領。第四次中東戦争では一時的にイスラエルを追い詰めるも、結局戦争そのものはエジプト軍をほぼ壊滅させてしまいます。けれど「イスラエルに一泡吹かせた」ということが大変に評価され、たちまち中東の英雄となりました。サダト大統領はその後一転してイスラエルと平和条約を締結したのですが、「戦争を吹っかけておいて平和条約」は日本人の感覚では「よく分からん」となるのですが、中東人の感覚では、「あの一泡吹かせた指導者がイスラエルを和平の席に引きずり出した」というふうに見えるのですね。 あのISの残虐行為のアピールは、あの地域の人たちにはある程度の効果はあるんですね。ちょっと僕らの感覚では理解できないところではあるのですけれど。そこらへんは遊牧民族と農耕民族の気質の違いかもしれません。
>もしもあのへんが雪国だったら、寒さに凍えて大変で、あんなに酷いことしないのかなって、親戚の子供がテレビを見て言ってて、あぁ、もしかしたらそうかもと思いました。 当たらずとも遠からずでしょう。 確かに雪国の豪雪地帯でゲリラ活動をしようとすると、相当な装備が必要なことは間違いありません。 イラクもバグダットの周辺は活動しやすい気候ですが、シリアやイラクの西部からイスラエル東部にかけての一帯は砂漠と不毛な丘陵地帯で水や食料が乏しい上に寒暖の差が激しく人間が活動し易い地帯とは言えません。 イスラム国が支配下においているのが都市や街道筋なのはこのためです。 イスラム国は地域全体を支配下においているのではないことに注意して下さい。 イスラム国がなぜ台頭してきてゲリラ活動を繰り広げているのか、ということは政治的経済的な理由からです。 彼らが信奉して主張しているイスラム教というのはこの不毛な砂漠地帯で生まれた宗教です。 キリスト教も全く同じ地域で生まれました。 外部の人間から見ればキリスト教のヤハウエもコーランのアラーも同じ神様です。 宗派によって名前が違うだけです。 仏教やヒンズー教と違うのは神様は唯一絶対つまり一人だけだということです。 この唯一絶対神という宗教が生まれたのは空と大地だけの砂漠地帯という気候条件が大きな影響を及ぼしていると考えられています。 唯一絶対神を信奉する宗教がやっかいなのは、他は認めないという硬直した考え方をとります。 自分達が信奉する唯一絶対なる神様を信じない人間は排除抹殺しなくてはならないという過激な思想に走ります。 かつて敬虔なキリスト教徒であったスペイン人がインカの人々を虐殺してインカ文明を滅亡させてしまいました。 キリスト教とは無縁であったアフリカの人達を家畜と同じように扱い繁栄を築き上げたのがキリスト教の一派であるプロテスタントであるアメリカです。 アメリカがアフリカ系の人達に選挙権を認めたのは1960年です。 とまぁ~まわりまわって考えますと四季のある雪国であったならば起きなかったのではないかと考えるのもあながち間違いだとは言えません。 尚、現在キリスト教徒国である欧米人が平和を主張するのと同じように世界中のイスラム教徒が過激な訳ではありませんので誤解無きように願います。 イスラム教といいますのは歴史的には交易を主としていた人々の宗教ですので寛容で包容力に富んだ宗教です。 かつて宗主国であったヨーロッパや石油が生み出す富を持ち去るアメリカに反感をもつ人達が過激な行動に走り、イスラム原理主義を唱えているだけです。 現在起きている事件は歴史的には植民地時代の総決算です。 欧米が植民地としていた東南アジアにも広がり始めています。 終結するには当分時間がかかるでしょう。
- あずき なな(@azuki-7)
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実際 ネパールのヒマラヤ地帯でもイスラム国は活動してるし 天候は関係ないと思いますよ? 砂漠でも寒冷地でも戦える訓練を彼らは積んでいるそうです
- bluerose_62
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ん?シリアの一部ですね。いや、気候が良い地域ではありませんよ。 砂漠化してる地域であり、地中海に面してはいますけど、夜は砂漠地帯特有で、 気温はマイナスになります。雪も降りますけど。 ISISは、別に気候が良いからシリアの北に拠点を置いてるのではありません。 日本の田舎のように、インフラが十分発達されていないということで、 陸路で戦闘になるような危険が少ないことや、現に空爆ばかりですよね、 人里離れた辺鄙な地域なので、拠点にしてるんです。